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感謝 そして可憐
俺は、ミラの部屋まで来て、早速ドアノブに手をかけた。が、シャワーの音がしたので、開かず、ドアの近くで待機した。
理由はこれである。
「(......このまま入ったら、また変態と思われて、今度は殺されるかもしれない......)」
それから30分後......
そろそろ上がっただろうと思い、今度はドアをノックした。
すると、軍服ではなく、若茶色のワンピースを着たミラがドアを開けて訪ねてきた。
「エル?何してるの?こんなところで」
「ミラ、その、なんだ......ありがとな......軍に、入れてくれて......」
「え?」
「い、言いたかったのはそれだけだ、じゃあな」
若干テンパりながら、エルはその場を後にした。
「......なんだったのかしら?」
そういって、ミラは部屋に戻った
因みにエルは、ミラの私服姿を見て、暫しの間、顔を赤くしてたそうだ。
それから二時間後、全員に召集が掛かった。