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模擬戦 そして交差
銃弾が落ちる音が合図となり、お互いに発砲。
お互いにかわし、岩影に隠れる。
隙が見えたらすかさず発砲。
その連続だった。
弾の残骸が地面に落ちる。
(...なかなか隙ができない......なんとか、タイミングを掴まないと......)
ミラはなにか考えていた
一方エルは.........
(女の子といっても、油断できねえな......このままだとお互いに弾が切れるな......)
お互いに手がないのは、一緒だった。
先に動いたのはミラだった、
何度も撃ってきたが、殆どエルのいない所に当たった。
わざと外しているようにも見えた。
エルは警戒しながら近づき、奇襲をかけた。
死角をとって銃を構えたが、なにかがおかしかった。
全く動いていなかった。
銃を構えたまま動いていない。
「これは?ま、まさか!?」
そのとき、後ろからナイフをつきつけられ、銃を叩き落とされた。
「チェックメイト。私の勝ちね」
ミラが勝ち誇っていた。