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私はヤクザが好きです。  作者: 鈴木花子
昔のことだった
2/4

2話目*自己紹介?

「ごめん。さっきはいきなり強引に引っ張って、ここまでつれてきて…」

「あ?別にいいし。逆に俺が怪我したことすぐに気付いたこと、すごいんじゃねーか?」

「そっ、そうですかね…///」

「ぶっ!顔赤っ!」

「なっ、そんなことないしっ!」

「隠しても無駄だぜ〜?」「うっ、うっ…」

「おっおい!な、泣くなって!」

オロオロ


「うっ…。」

「ほっほら、あれはジョーダンだからさ」

「ぷっ!あっはっはっはっ!引っかかった〜♪」

「お前〜」

「あは!」

「まてー!」

「ほらほら!全然追い付けてないよ〜?」

「」

「私に勝てるわけないじゃん!私、五十メートル走7.8だからね?」

「俺だって、7.9だし!」

「勝ててませんけど?」

「あのときはな、たまたま腹が痛かっただけだ!」

「それでも、今私に追い付けてませんよ〜?」

「う゛っざっ!」

「ほらほら〜♪」

「う゛おー!!!」

「あははっ!」

――――30分後――――

「はぁーはぁー…もう無理…」

「づ、捕まえた…。」

「こ、こんなに運動したの、久しぶりだよ…」

「お、れもだ…。ケンカしてもそこまで長引かないし…」

「ケンカしちゃだめだよ!」

「…!」

「だって、ケンカしたら、怪我するだけだもん!」

「…わかってねぇ」

「へっ!」

「椿はわかってねぇんだよ!」

「…!?」

「俺をそこら辺のやつと一緒にすんなっ!」

「!!」

「俺は、ダチを守るためにケンカしてる。ダチがやられそうになったら、俺がフォローするし、俺がやられそうになったら、ダチがフォローしてくれる。別に俺達からケンカふっかけてるわけじゃねぇからいいだろ。」

「…。」


「俺帰る。怪我手当てしてくれてサンキューな、んじゃ」


「っ…!」

ガチャリ


「うっ…くっ…んっ…」


涙が、次から次へと出てくる。「とまんなっ…うっく…えっく…」


〜♪


「?」

どこからか、音楽が聞こえてきた。


「!!」

それは、ケータイだった。

しかもそれは、東君のケータイだった。

「!」

ニヤリ…


メールがきてんじゃん!どれどれ…?

…全部男友達からじゃん!つまんないの!でも、ここにケータイがあるってことは…


ニヤリ…――――


いやいや、大丈夫か?自分よ。別にケータイを取りにきたところで、どーする…?

私には、何にも得じゃないぞ?

…。

まぁいいや…私が気にすることではない。


―――――――――――それから、二日三日たったが、東が来る気配はまったくしなかった。

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