file.final フェルヴェーレング
ハイエンミュラー「おや?もうミューメライトを見つけたのかな?そんなに簡単なところに隠した覚えはないけどさ」
句崇刃「そんなものはもうここにはないんだろ、ルールが破綻してる以上強行策を取らせてもらう」
春咲「よくも舐めた真似してくれたわね、どうしてくれようかしら」
ハイエンミュラー「えぇ?一体なんのこと言ってるのさ、協力するならするではやくミューメライト見つけてきなよ」
バリトン「そもそもそのスタンスがブレブレで怪しいものですな」
題舵鉢「まったく、その顔の裏には何を隠してるんだかねえ!」
ハイエンミュラー「だから何の話?他の2人も見当たらないけどそっちこそブレブレな行動してない?」
句崇刃「はぐらかし続けるようだな、まあいい結局のところ全て解決するまでだ」
ハイエンミュラー「何言って…」
句崇刃「まずは2人の死因から、ちょっと手間取ったが大体は解決できた」
春咲「結局どういう似力なの?」
句崇刃「わかりやすくいうなら煙だ」
かだん「けむりぃ…?」
句崇刃「煙の性質を持つ幽体タイプの似力なんだろう、火気が立つところという限定的な範囲とかそんな感じの縛りでかなり強く行動させてたんだろう」
からん「…もしかして2人が襲われたのは!」
句崇刃「あぁ、まさにクルッペルの似力の兵器であれば火気が立たざるを得ない、そして不意打ちでクルッペルを兵器に攻撃して爆発させ、2人に大ダメージを与えた後に殺害したんだろう…」
ニルヴァン「わざわざ爆発物を狙ったということか…」
句崇刃「あぁ、やつはロケランとかも出していたしな」
ハイエンミュラー「へぇ…そんなことが、一応聞いとくけどボクがやったとか言わないよね?」
春咲「そのまさかよ、今ここで組んでいる以上貴方しかいないでしょう…」
ハイエンミュラー「へぇ?ほんとに?誰かが嘘をついてるとかじゃないの?」
バリトン「だったらもっと個別に狙うべきじゃったな…詰めが甘すぎるぞ」
句崇刃「しょうがねえ、あんたは本物じゃないんだろ。世界相手に怪盗してるやつがこんな粗い仕事するわけがねぇ、似力も使いこなせてないしな」
ハイエンミュラー(本物)「そこら辺にしといてあげてくれないかな」
春咲「………出たわね、本物のハイエンミュラー!」
投影モニター越しに本物のハイエンミュラーが現れる
ハイエンミュラー(本物)「まったくここまで簡単にバラされると自分の人選ミスを疑ってしまうよ…」
かだん「おい!こんな代役まで立てといてお前自身の目的はなんだ!」
ハイエンミュラー(本物)「ま、これから話してあげるよ…」
キラキラしたエフェクトが句崇刃の周りに現れる…
句崇刃「なんだ…ウッ…」
春咲「なっなによこ…れ…」
題舵鉢「えっ!?手から宝石のようなものが!?」
バリトン「まさか!?これがハイエンミュラーの似りょ…グッ」
バニシアス「ウッ…なんだか意識まで…」
かだん「クソ…何をしやがった」
からん「私にも影響が…?」
ハイエンミュラー(本物)「やっぱり黒幕が全てを明かすときは絶望的な状況じゃないとね!」
句崇刃「クソが…なんて似力だ…」
ハイエンミュラー(本物)「これが僕の似力、鏡侵力さ。能力は似力を持つ人間や似力の影響を受ける人間を宝石に変えることができるのさ」
バリトン「なんて強力な似力じゃ…」
ニルヴァン「だが強力な似力であればつけいる隙が」
ハイエンミュラー(本物)「あぁ…あるさとも、でもそんなのが気にならないくらい既にここに誘い込まれた時点で既に詰みの状態なんだよ」
句崇刃「クソ…お前は何が目的なんだ」
ハイエンミュラー(本物)「君たちの似力をうちの組織のために使いたいだけさ…当たり外れはあるけどね」
春咲「組織…!?」
ハイエンミュラー(本物)「今は僕が指揮している組織、フェルヴェーレングのことさ。僕達はいつかこの腐った本当の世界を贋作にする…」
ニルヴァン「何を言っているんだ?」
ハイエンミュラー(本物)「だから君達の似力は偽物の能力者となるうちの部下のために使わせるのさ」
春咲「そんなこと!」
ハイエンミュラー(本物)「あぁ、そういや君の雪女の能力は君にとっては偽物か」
春咲「何を言って?……まさか……」
ハイエンミュラー(本物)「アッハッハ、そうだよあの黒い楔は僕の宝石から作られている。ああやって似力を埋め込むのさ」
春咲「まさかあの事件も…」
ハイエンミュラー(本物)「僕は作っただけだけど事件自体はうちの別隊がやってたことだよ、まあもう返して貰うってことでいいよね」
句崇刃「もう用済みだから芸術品は返したってことか?」
ハイエンミュラー(本物)「半分正解で半分ハズレだね、元々あの美術館とはグルで盗みに入らせてもらっただけさ」
からん「半分ハズレってのはなんのことでしょう…」
ハイエンミュラー(本物)「だから囮として使った後は返したさ、ただし全部贋作品だけどね」
バリトン「なんじゃと…」
ハイエンミュラー(本物)「うちの職人は作ってるものだから一目じゃ本物とは気づかないさ、本物はバラさないのを契約させて資産家に高値で売りつけられるしね」
題舵鉢「随分と尊大に喋るもんだねえ、さっきの目的の意味はどういうことなんだい?」
ハイエンミュラー(本物)「この世は僕が生きている限り本物だ、でもそれには腐ったものが多すぎる、だから偽物の理想を作るのさ」
句崇刃「下らねえ考えだ」
ハイエンミュラー(本物)「まあ理解されないだろうさ、話はこれで終わりだけどバニシアス君、君は自分の似力でこの状況を打開できると考えているねぇ?」
バニシアス「……ッ」
ハイエンミュラー(本物)「君の似力は確かに僕の似力にとって脅威だ。だからハイエンミュラー、いやもうその必要もないなジラン・リーベック、そいつを殺せ」
ジラン(偽ミュラー)「……はい」
句崇刃「クソ…やめろぉ」
バニシアス「うぁ…ぁあ」
バリトン「やめろぉぉぉ!」
ジラン「……………したら…………を割れ」
バニシアス「えっ」
バニシアスは貫かれ血を出し倒れた
かだん「…おい…嘘だろ?」
句崇刃「クソがぁ!」
ジラン「これで障害は無くなりましたハイエンミュラー様。これでこの船での私の役目は終わりになったので戻りのゲートを出して欲しいのですが」
ハイエンミュラー「あぁ…確かに君もそこにいると万が一危ないもんね、今その似力持ちに言ったからもうすぐ出来ると思うよ」
春咲「そんな…私はまた…救えずに…」
バリトン「目を覚ましてくれバニシアス…」
その時ジランの体を黒い影が貫いた
ジラン「……え?」
ハイエンミュラー「君、やっぱりいらないや粗が目立つし今度はもっと適任を出すことにしよう。教えてくれた君たちには感謝だね」
ジラン「な……んで」
ハイエンミュラー「まさか何のリスクも無しで似力が借りられるとでも思ったのかい?ある程度の期間であれば貸した僕からでも似力の使用が可能なんだよ、じゃあお役御免ってことでさよならだね」
ジラン「……………」
句崇刃「クソが…どこまで自分本位なんだ…」
ハイエンミュラー「アッハッハッハーハッハッハッハッ!ほんとに馬鹿ばっかりだ!のこのこと依頼を受けて集まる探偵も!自分に操られてるとも知らない影武者も!ほんとにいいきぶ」
ジラン「……今だァァ!走れ!」
ハイエンミュラー「!?」
バニシアス「はい!かだんさん!ハンマー借ります!!」
かだん「!?……うぉ……おう」
ハイエンミュラー「おい何をする気だ……やめろ!!!」
バニシアスはこの部屋にあった二つの姿見の鏡を粉砕した!
句崇刃「うぉ!?体の結晶が!?」
春咲「無くなっていく…」
からん「…体が軽く」
バリトン「バニシアス!よがった…」
題舵鉢「小さいのによくやってくれたよ!ありがとね!」
ハイエンミュラー「クソ…何で僕の似力に姿見の鏡が必要だってこと…が…まさかお前!」
ジラン「ああそうさ、あんだけ近づけばアンタにバレることなく伝えることができる、貫いたものフェイクさ…」
ハイエンミュラー「クソが…使えねえくせに頭だけはまわりやがって!お前の家族を人質に取っているのに!」
ジラン「俺の家族はそう易々とは死なないさ、信頼してる」
ハイエンミュラー「お前たち覚えてろ、この負債は高くつくからな」
ハイエンミュラーが通信を切った
句崇刃「おい!アンタ大丈夫か!早く救急車を」
ジラン「いや、いいこの血の量では無理だ…」
バニシアス「ジランさん、ありがとうございます」
ジラン「何…君みたいな子を見てたら動かずにはいられなかっただけだ、ウグゥ…カハッ」
春咲「もう喋っちゃダメよ…」
ジラン「いや、まだ話すことが二つある」
かだん「こいつここで死ぬ気だ…聞いておいた方がいい」
ジラン「まず一つ、春咲サンアンタの仇についてだ」
春咲「!それはどんなやつなの?」
ジラン「名前は知らねえ、だけどヒョロヒョロで背が高い男なのは知ってる、似力は影に関係するもので影に潜ってるのを見たことがある」
春咲「…話してくれてありがとう」
句崇刃「もう一つは何なんだ?」
ジラン「俺の家族のことだ、フラスコ・リーベックっていうんだ、弟だがハイエンミュラーの似力に対してある程度のメタが張れるから警戒されている。俺が死んだと気づいたら行動してくれるから一緒に闘ってくれや」
句崇刃「……ありがとよ、後は俺らに任せてくれ」
ジラン「あぁ…ありが」
ジランは絶命した
からん「……ありがとうございますジランさん」
題舵鉢「仇は絶対取ってやるからね」
〜デスゲームのその後〜
バニシアスとバリトンさんと題舵鉢さんはまず美術館を問い詰めるようだ、それが終わったら組織について調べてくれるらしい
バリトン「ついてきてくれるのか」
題舵鉢「アタシが探偵嫌いなのは探偵の元夫が不倫してたからだし別にもうそんなに気にしてないよ」
バニシアス「頼りになります」
題舵鉢「なんならアンタが次の夫でもいいんだよ」
バリトン「えぇ!?それは」
題舵鉢「www」
ニルヴァンさんはエバンの修行があるためこの件にはあまり触れないようだ
ニルヴァン「困ったときは呼んでくれ、弟子と一緒に赴こう」
エバン「頼りにしてくだサーイ」
そして俺と春咲さんと鉄菱姉妹は
春咲「事務所のここ、部屋として使っていいからね」
からん「ありがとうございます」
かだん「これからよろしく頼むぜぃお二人さん」
句崇刃「また賑やかになるな…」
春咲「えぇ…とりあえず次の方針だけども」
句崇刃「とりあえずはフェルヴェーレングには気をつけていかないとな…」
雨々「へぇ!このハンマーかっこいいな!」
かだん「だろー!」
晴々「まったく雨々ちゃんったら」
からん「こんなかだん、久しぶりに見ました」
句崇刃「(息を吐きつつ)とりあえず疲れたししばらく休むか…」
春咲「フフ…そうしましょうか」
come me DS インシデント 第二部 トゥルーマーク博物館のミューメライト強奪事件
〜怪盗ハイエンミュラーの独奏と讃歌〜
〜fin〜
???「まったく、お嬢様1人エスコートできないとはどういう教育をなされてるのかしら」
???「つまりこういう手口で近づけばいいってことじゃないんですかねぇ?」
???「いい加減観念しろ、下衆が」
come me DS インシデント
第三部 coming soon……




