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異聞録:東京異譚  作者: 背負う地区顎と
即 編

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181/232

即 第十四話

青い男は救急車の女子高生の元へ向かった―

とある目的の為に…

二十一



―4月21日(土) 深夜―


―新宿 病院内―



苦エフ『彼女だ』


青い男「あ、スミマセン 彼女、一度自宅に戻って入院の準備しなきゃいけないそうです 先生に聞いて下さい」


救急車から降ろされてきた女子高生の側にいる救命士にそう告げる。


救命士は急な事に渋っていたが、無線でその事の確認をすると、女子高生の容態を確認しだした。


見ると、その女子高生は反応が薄いものの意識は在る様子で、受け答えは出来ていた。


自宅に戻れるという事を伝えると、帰りたいとの事だった。


…当然の事だ。


一緒に仕事をしていた憧れの(知らねーが)芸能人に、こんな事されちゃあな…


歩けそうな事を確認したら、その救命士がタクシーを用意してくれた。


自分が乗り込み、付いていく事を述べ、その救命士に確認させる。


少しすると、その許可が下りたらしく行って良いとの事だった。


その間も、その少女は窓の外を見詰め、反応が薄かった。


青い男「それじゃ、帰るよ」


と伝えても、蚊の泣く様な、か細い声で"うん"と述べただけだった。


青い男「家は?」


女子「…渋谷」


と一言だけ言うと、黙ったままだった。


後は近くになったら番地とマンション名を言っただけ。


それだけだった。




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