表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

トモヤとレイヤとミツルと

早速ユイナとアンジェリカの指導が始まった。

まずは戦闘には適性があることから身体的能力が高いものはユイナの指導をし、魔法特性があるものはアンジェリカが指導を行うこととなった。町の防御に役立てるために少しでも各特性のあるものの能力を上げる。このことに重点を置いた。将来的なことも考慮し、せめて自分の身は自分で守ることが出来るように子供たちにも教えることとした。もちろん子供達は大人たちと同等に教えることは出来ないので別クラスとして指導を行うことになった。


「先生よろしくお願いします」

「はい、今日もよろしくお願いします」

ユイナは実戦形式で、技の型を身につけやすいように誘導しながら指導を行った。

「先生は凄いや、一発も俺の攻撃が当たらない」

トモヤは子供の生徒の中でも力が強く一番の自信家であった。

「それはそうよ、トモヤなんかまだガキじゃないの!先生には程遠いわ」

レイアは体のさばき方がうまくユイナも時折驚くこともある女の子である。

「今日も終わった…」

ミツルは人一倍気弱でこの訓練の参加には気乗りがしていないようであったがトモヤとレイヤに誘われて嫌々参加しているようである。

「先生は何でそんなに強いんですか?」

レイアは尊敬のまなざしでユイナに話しかける。

「強くはないけど。んー、ただ先生の力で助かる人がいればいいなって思うだけ。みんなの笑顔をなくしたくないの」

「悪い奴をやっつけるんだろ。かっこいいじゃん!」トモヤは言った。

すかさずレイヤは「トモヤはそんなところがガキなのよ!」と言った。

「トモヤ君、かっこいいということは確かにあってるかもしれないね。だけどそれをするためには自分の命を1番大切にしなきゃダメ。先生も人を助けたい、でもそれには自分の命を大切にすることが出来てからなのよ。死んじゃったらかっこつけることも他の人も助けることが出来ない。だからトモヤ君、みんなも聞いて、先生はみんなが助かる為に人を見捨てて逃げること。これは全然恥ずかしいことじゃないと思ってる。1番に自分の身を守るの。危ないときはちゃんと逃げてね。そのために自分をしっかりと守れることを先生はたくさん教えてあげちゃう。」

トモヤは「んー、よくわかんない」というと

「じゃあ、トモヤ君にはもう教えてあげない」

「えー!わかったよ!ちゃんと逃げます!逃げますからおしえてください!」

「先生、こんな奴にもう教えなくていいよ」

レイアが言うとユイナは幸せそうに微笑んだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ