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この物語の主人公は主人公ですか?  作者: 落ち武者
第一章 始まりは別れから
3/16

第2話『家の周りの変化』

どうも!

どんどん投稿していきます!


是非最後まで読んでいってください!

 中学から家に帰る途中、車から外の景色を見る。


「あの店…、新しく出来たのか……」


 俺が最後に見た日である入学式から、三年近く経過している。それだけ時間が経っていれば、家の周りはかなり変化していた。

 そんな変化にも、かなり寂しさを感じる。自分の知らない所で身近なものが変化するのは、寂しいもんなんだな……。


 まぁ、そんなことは()()()()()()。今はもっと言わなくてはならないことがある。


「さっきはありがと、その…、ちょっと、救われた」


 俺は感謝の言葉を竜玄りゅうげんに言った。


 こんなことを言うのはかなり恥ずかしいが、事実としてかなり救われている。コイツはいつも上機嫌で、周りから引かれるほど笑っているが、TPOは弁えているのだ。


 今日のように、雰囲気を壊すようなことを普段はしない奴だ。少なくとも、今日みたいな日は特に。

 つまり俺は、気を使われたということだ。まったく、変なことしやがって…。


「な、何のことだ?」


 わかりやすっ!隠すの下手かよ……。


「そうだ幻生げんせい、俺今日()()に行くから、家事頼んだ」


「ん~」


 竜玄は思い出した様に言ったが、家事は慣れているので、俺は適当に返事をする。

……何か話をはぐらかされてる気がする…。


 ん?、病院、病院、病院!?


「はぁぁぁぁ!病院ってどゆこと??」


「ちょっと体の調子悪くてな、そゆことだ」


「いやいや意味わからん嘘だろ、いきなりすぎるだろ」


「嘘とは酷いな、本当だよ。少し検査するんだ」


「はぁ~…」


 ごり押しで話を進められ、全く理解出来ない。とりあえず検査する事になっているみたいだな。


「おら着いたぞ、家事よろしくな」


「…分かったよ」


 納得はしてないが返事をしておく。呆れた…、いやもう呆れるしかねぇ……。


あっ、そうだ。


「何時ぐらいに----」

 

 何時に帰るのか聞こうと、振り返ったのたが………。


 またかよ!、もう居ないし、どんだけ急いでんだよ。帰る時間いつになるか分からねぇだろうが。


 はぁ…、仕方ないな夕飯ぐらいは作っといてやるか。


 母親の居ない俺だか、今なら昨日小説に出てきた、帰る時間を聞く母親の気持ちが何となく理解できる。


 そんなちょっとした母性に目覚めながら、俺は家に入るのだった。


ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。


次回は、この後すぐに投稿するので、是非読んでください!

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