パトロンからの〜
...( = =) トオイメ
今現在私たちは海心くんが率いる勇者パーティの金銭面の一部と勇者の力を必要としてる王や貴族と話をつけて依頼として受けてきてくれたりする……パトロンさん? とでも言えばいいのかな? そんな感じの人の家に向かってるそうです。
そこには、海心くん達以外の勇者パーティもそこそこな数いるそうです!
そして私はと、言・う・と?
護衛中です!! あまりにもゴブリンが多く途中で出会うようなことがあったら四人だけでは危険と意見が一致したので護衛をしてる訳です! まぁ海心くん達のなんですけどね〜
いちよう? あちらの勇者と魔道具で連絡をとったらしく途中で落ち合うらしいです。
その後私は森を超えー山を超え〜海を越え〰〰この星にある死神の集会所までいって情報の共有、そして〜新たな戦力として武器食人を連れてきたら王都奪還&救出作戦の開始となります!
そしてザワザワと揺れる巨大な大樹が見えてきた頃、あそこだ!と海心くんが言うと木も応えるかのように大きく揺れる
大樹の根元に辿り着くと一人の少女が佇んでいた。
その少女は若芽色の髪と綺麗な萌葱色の瞳をそよ風とともに私たちに目を向けた。
だけど……その顔はどこか悲しそうに見えて、なんだか優しく抱きしめたいと思った。
「みんなお久しぶり、みんな元気そうでよかったわ。 そしてアナタは初めましてね♪ 私はニア・アプライト暴風の勇者って呼ばれてるわ。 短い間だけどよろしくね♪ かわい子ちゃん」
「ぁ……あっはい! こちらこそよろしくお願いします! あぁーと、く黒音でしゅっ──」
かっ噛んだーーーーーはぅ〜なっ何たる失敗!! ああー今絶対顔真っ赤だよ〜 最初は見惚れて言葉に詰まっちゃうし……それにしても綺麗……容姿もそうだけど、なんと言うか纏う風……? この人の力になりたいって思わせる何かがある気がする
これが……カリスマ……
「ふふ……そうあなたが私たちを助けてくれるのね。ありがとう。 王都のみんな助けないとね武器食人の力期待してるわ」
「もちろん! 絶対に」
私はこの時気づけなかった……深く考えなかった……何故彼女は悲しそうだったのか何を思っていたのか、何故ああ言ったのか。
この時私が離れなかったら、もし彼女とちゃんと話していたら、もし、もし……そんなあったかもしれないifに可能性を思い浮かべては後悔することを私はまだ、この時は知らない。