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人物一覧

 休載期間がありましたので、現在までのあらすじとして人物一覧を挟みます。

・アルマ=ヒンメル

 シュバート国最北端のノイン領出身、薄茶色の髪と青銅色の目をした小柄な14歳の少女。

 生徒達の間では軽蔑、尊敬、嫉妬や畏怖を込めて「貧民」と呼ばれている。

 持ち込み品は父親の形見であるランプ。しかし、学院を脱出する際部屋に置き去りにし

 現在は行方不明。

 アルマの父はシュバート国よりさらに北方の諸国との交戦を避けるための使者。

 北方との情勢が安定した後は不穏な動きを見せるドライ領へ行ったが、その後死亡。

 アルマ達の元へは病死と伝えられ、給金も止まり、あっという間に貧しくなった。

 綿工場で働き母を支えつつ勉強し、超難関であった試験をかいくぐって学院へ入学。

 所属学部:経済学部


・シュルト=デイルトン

 ドライ領出身、領主であり貴族の最高峰の公爵たるデイルトン家の長男。

 しかし、父デイルトン公爵が秘薬と呼ばれる強い常習性のある薬欲しさに、

 王の婚約者である公爵令嬢を盗賊に売り渡した*。(*別作、剣の国の黒猫より)

 この一件が世間に大々的に知れ渡り、国民の怒りをかうやデイルトン一家は滅ぶ。

 また、その家族であるシュルトも非国民のレッテルを背負う事となった。

 シュルトの師だったヒルゾを追い、彼を殺す為の権力を得たい一心で学院に入る。

 しかし、ヒルゾは既に死亡し、姉のエステルもこの世にいない事を知り絶望する。

 蒼い瞳は左眼が傷で塞がっており、少し癖のある褐色の髪、中肉中背、16歳。

 所属学部:政治学部


・オリベ=カンナ

 両親は西からの移民者、ゼクス領にあるオリベ剣術道場の一人娘。

 救国の英雄を排出したクグラ槍術道場の影にオリベ道場はかすんでしまい、

 道場を保つためにカンナはラーゼ家の暗殺者にさせられる。

 しかし、斬る事はできても人を殺すにはあまりに心が弱く、

 殺す度に記憶を閉ざしていた。

 アグリフ=ラーゼの護衛として学院に入り、アルマやレディンたち出会い、

 ラーゼ家と決別すると人を殺した記憶を少しづつ受け入れている。

 黒髪黒目でボブカット、背は高めで胸も大きい、17歳。

 持込品の愛刀紅姫が話すと信じて疑わない。

 所属学部:軍学部


・カサマ=レディン

 砂漠の民と呼ばれるシューバ国に古くから住む少数民族の出。

 生まれると同時にレディンの母は盗賊団ゴルゴンによって殺されてしまい、

 掟により名前がつけられず、名無しと虐げられていた。

 そこにアーシェルを連れた宣教師クラインの養子となり、レディンと名付けられる。

 やがてクラインがレディンの為に死ぬと、クラインの意思を告ぎ砂漠の民の部落に

 初の教会を建てる事を誓う。夢のため砂漠の長に仕えながら学院に合格する。

 灰色の目、黒髪の17歳、持込品はクラインの形見である聖典。

 所属学部:神学部


・アーシェル=クライン

 レディンの義父クラインの実の娘でシュバート人と砂漠の民とのハーフ。

 鳶色の髪と空色の瞳を持つ、アルマよりもさらに小柄な少女。

 父が砂漠の民に殺された事を知り、仇である片腕の男を含め復讐を誓う。

 父の死後はフェン爺さんと言う偏屈な砂漠の民の発明家に引き取られ、

 砂漠の民に伝わる様々な技術を学ぶ。

 シュルトと同じく復讐の力を得る為に学院に入るも、権力を得る可能性が薄いと思い

 島を脱出する為に船に載る。

 持込品は鍋打ち専用の木槌(作中では触れません)

 所属学部:工学部


・ザイル=タンツェン

 フィーア領の貴族の端くれ、元は名家だがすっかり没落している。

 ザイルに期待した父は多額の借金をして試験問題を入手し学院に入学を果たした。

 学院入学後は何をやっても失敗続きで、とうとう盗みを働いて学院を追い出される。

 しかし、その遁走中にクレアと出会い一目惚れをしてしまう。

 それ以降は責任ある行動を取ろうと努力している。

 持込品は愛用の枕で、今も寂しくホコリを被っている(作中では触れません)

 所属学部:農学部


・アグリフ=ラーゼ

 貿易が盛んなツヴァイ領でも最も大きなラーゼ商会、その跡取りの筆頭候補。

 何人もいた兄や姉は全て死亡し、兄弟で残っているのは彼と妹のクレアのみ。

 硬軟表裏を織り交ぜて人心を掌握し、赤派と呼ばれる学院最大勢力を築き上げた。

 赤髪、細目の長身。普段は温厚を装っているが、危険を排除する為には手段を選ばない。

 所属学部:政治学部


・クレア=ラーゼ

 ウェーブがかった胸元までの赤髪、つり目。ツヴァイ領ラーゼ商会頭首の末っ子。

 家督争いをいち早く放棄し、自分は無能だとことさら強調して生き延びてきた。

 しかし、護衛のビスキムが突如アグリフに敵対し、命を狙われることに。

 そのピンチを救ったザイルに心を許し、やがて彼の死を何よりも恐れるようになる。

 持込品は大きな宝石だが、自室に残して逃走した為アグリフにより没収。

 所属学部:経済学部


・マティリア=アスハルト

 芸術色の強いアハト領主アスハルト公爵家の分家の出。父は元子爵。

 元公爵である叔父に勧められ学院に入るものの、政治屋ではなく情報屋になる。

 リーベルと言う助手を雇ってからは常に苦悩が絶えない。

 金色の髪、長身、他者とは次元がひとつ違う美形で、こよなく自分を愛する。

 持込品は国宝級のティーカップ。

 所属学部:政治学部


・リーベル

 マティリアの使用人のような形で、いつの間にか行動を共にするようになっていた。

 マティリアの頭痛の種。茶褐色の髪、掘りの深い顔立ち、軽薄そうな言動が多い。

 所属学部:医学部


・ナバル=マルデナポリ

 中流階級の商人の息子で、小太りした商人らしい商人。

 ウルスラ、オグと三人のパーティで活動しており、口達者なリーダー的存在。

 ウルスラに頭が上がらないものの、周囲の信頼が厚くムードメーカー。

 ウルスラの事が好きだが、関係を崩したくなく伝えられていない。

 所属学部:経済学部


・ウルスラ=トリル

 ナバル、オグの姉御的存在。あまり自分のことを語らず、ひょうひょうとしている。

 リアリストだが優しい面もあり、荒事も得意と三人の中で一番たくましい。

 所属学部:工学部


・オグ=リューベック

 ナバル、ウルスラの仲間でおっとりとした大男の医学部生。

 医者の息子であり専門知識もそれなりにあるが、特別生徒として入学している。

 しかし、皆を裏切っているような感覚に悩まされ、軽度のうつ状態になった事もある。

 所属学部:医学部


・ヒルゾ

 シュルトが仇と狙っていた人物。

 デイルトン公爵に取り入り、様々な所に騒動の種を撒いていった男。

 相当な毒剣の使い手だったが、ルアにより既に殺されている。


・ルア

 アグリフのガーディアンで、彼への信奉は絶大で片時も離れようとしない。

 ヒルゾを殺したと言っており、愛剣はヒルゾの毒剣。

 所属学部:軍学部


・ビスキム

 ラーゼ商会頭首自慢のガーディアンで、クレアを守るよう指示を受けて入学した。

 しかし、敵であるアルマを救うために独断行動を犯して死亡。

 彼が持ち込んだ半月刀はメシャクに奪われ、さらにはザイルが持つようになった。

 所属学部:軍学部


・メシャク

 アグリフの抱える殺し屋、シャデラクとコンビを組んで裏の仕事をこなしている。

 盗賊の孤児で髭を伸ばし、粗野な言葉遣いを隠そうともしない。

 愛剣をビスキムに折られてからは彼の半月刀を使っていたが、

 それもザイルに奪われ、現在は学院市販のショートソードを使っている。

 所属学部:軍学部


・シャデラク

 アグリフの抱える殺し屋、メシャクとコンビを組んで裏の仕事をこなしている。

 長身で、リーチを活かしつつ双剣を使う。だが、片方の剣が持ち込めなかったため、

 現在は左右の剣の長さが微妙に違う事を気にしている。

 所属学部:軍学部


・ズィーガー=ウィンナー

 名家ウィンナー家とどのような関係でいるか、と言う貴族独特の交渉方法で

 次々と仲間を増やし支持者を集めていった。

 一時はアグリフにマークされた為アルカンシェルへ逃げたが、

 現在は東の兵舎へ流れ、着々と権力集めに精を出している。

 極度の貴族主義であり、貴族制度崩壊の原因であるデイルトン家を恨んでいる。

 所属学部:政治学部


・カイツ=クライフ

 ノイン領の名家、クライフ家の期待の星。

 意気揚々と家宝の剣を持ち込んで学院に入学した。

 一時はアグリフから正規軍を任されるなど活躍するも、

 最期は部下達に不義を裁かれ死亡する。

 所属学部:軍学部


・フィロゾフ=メンシュハイト

 旧伯爵家メンシュハイトの出であり、押しの弱い性格もあり、

 今では東の兵舎に集まった脱出組のリーダーに祭り上げられてしまった。

 また、アグリフを説得したアルマの勇士にすっかり惚れこんでいる。

 持込品はトレードマークである眼鏡。

 所属学部:政治学部


・エドガー=グロスター

 学院長であり、シュバート国の最後の王子でもあった。

 太陽の王子と呼ばれるほど容姿端麗であるが、既に妻子持ちである。


・ユノン=ウンジェ

 経済学部の教官、巨大商店を切り盛りする商魂たくましい熟女。

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