
何故なら、それは私が敗残者であるからだ。危機の際、私はこの恒常機能を持つ地下鉄・地下道に逃げ込んだ。病院で目覚めたとき、まわりには誰もいなかった。私は人々に見捨てられた都市を見て、ぞっとした。あんまり可哀想じゃないか! どんな危機が迫ったにせよ、 <かれら> にはどこにも逃げ場所はないのに。ああああああ。彼らは見捨てたんだ。見捨てたんだ、この地球を……。
行ってしまったんだ!
都市たちは彼ら人間たちを恨んではいないだろう。だがいま、地上の <かれら> はみな廃虚だ!
○「回文短歌風(五十首詠)」
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