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作品 26 「ささやかな抜け道」
ささやかな抜け道
蓋を開けると、何本かの電池と一緒に彼女が入っていた。新しい彼女だ! けれども、それは継続した同一の彼女だった。また私にとっては、そうでなければならなかった。
○「歌の翼に…… ―― Requiem ――」
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九月の土曜日、誰にも見えない折れた翼の持ち主である十四歳の『ぼく』は「自分は死体だ」といい放つ少女ディーと出遭い、彼女には翼が感じられること、またこの世に残された霊さえ感じ取れることを知る。別れ際、ぼくが次に会う約束を願うと「奇跡にしようよ!」とディーがそれを封じる。やがて最初の奇跡が起こり、二回目の奇跡が起こり、ぼくはディーの目論見(この世に彷徨える魂たちを天に還す助けとなるレクイエムを詠うこと)を知る。
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