前へ目次 次へ 10/38 作品 9 「意地悪な待ち伏せ」 意地悪な待ち伏せ それから私はくつくつと笑い始めた。私がもしその場の客観的第三者であったなら、決して聞きたくない類の笑いだったと思う。狂人の笑いだ。私は一分近くそのままの状態で顔を歪めてからその笑いの種類に思い当たり、ぞっとした。それは確かに自分自身気が狂い始めていると実感した一瞬だった。 ○「器物損壊」(SFミステリ) → http://ncode.syosetu.com/n0741ck/10/ Nasty ambush