表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/9

第7話 Rebirth Review

――再生は、いつも読者の手から始まる。

新しい編集部の朝。

文芸誌『Rebirth Review』の机の上に、一通の封筒が置かれていた。

差出人の欄には記名がない。ただ、封の内側に白い紙片が一枚。

――「これは、あなたが読むための推理です」。

リアムは見覚えのあるタイプ音を思い出した。

マチルダが最後に打った、あの終章のリズム。

だが彼女はもうこの世にいない。少なくとも、そう“信じられている”だけだった。

紙の端に残されたインクの痕は新しく、まるで昨夜書かれたばかりのように湿っている。

封筒の奥から現れた原稿のタイトル――『転生クリスティ』。

そこに綴られていたのは、リアム自身の名前と、まだ語られていない最終章の冒頭だった。

物語は続いていた。現実のほうが、追いつけなくなるほどに。

次回予告:

――第8話「白い編集室」

現実と虚構の境界で、書かれる者と読む者がすり替わる。

リアムは初めて、自分が“物語の登場人物”であることに気づく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ