D-DAY+146 2027年5月下旬 ウクライナ国交締結 その2 元ロシア兵死刑囚の家族達
p.admin一行がキーウのホテルに寝泊りした次の日の朝
窓の外から、微かだが人群れの騒がしい音が聞こえてきた
p.adminが何だろうと窓際から外の様子を見ると
そのには少なくとも数千人が集まったデモがホテル前で行われた
p.adminの隣に寝ていたS子も起きて、彼の隣でこの光景を見ていた
p.admin:
「これって明らかに俺に向けるものですよね、俺は何か悪い事でもした?」
S子:
「恐らくですが、旦那様は正しい事をしていたから、このデモがあったですよ」
その後、N君やウクライナ側秘書官の連絡が来て、事件の全貌を理解した
まず、時間軸の順で説明すると
1.Azureがポルポカラマリの異星ドローンの力を得てp.adminになった
2.p.adminは真っ先にロシアのウクライナ侵攻に介入した結果、ロシアが敗戦
3.ロシアへの追加懲罰により、ロシア連邦が分裂し、内部を統制する力すらなくなった
4.ウクライナがロシア首都モスクワの治安維持へ
5.ウクライナの治安維持部隊により、大量のロシア戦争犯罪者が逮捕された
当時、ウクライナ当局やZe大統領の意向で、ロシアの戦争犯罪者を大規模捜査し、逮捕された
ウクライナ側の尋問やp.admin側の異星ドローンが録画した映像の証拠により、犯罪者の中の約1万人が死刑判決を受けられた
なぜ出来たというと、p.adminはかつてロシアの全兵器を没収し、さらに彼の要請により、ウクライナは一時モスクワの治安維持もしていたも間接の原因とも言える
ウクライナ政府の立場は
「国際法に則った戦闘は、交戦時しか反撃を受けられないが、戦時中や撤退する時の一般人への殺傷や虐待は、厳正に処罰される。
また、ウクライナ軍の投降者や捕虜を殺害したロシア兵士達も厳罰される」
と公式に宣言していた
このルールにより、大量元ロシア兵や指揮官はウクライナ軍事法廷によって死刑判決を言い渡された
p.admin一行は国交締結式典の為にウクライナに到達した途端、
死刑囚達の妻や母親、子供などの親族はp.admin一行が泊まったホテルの前に殺到して請願活動を行った
これが現在、p.adminの目の前に起きている事である
請願団体は、ホテル側に請願書を渡した、後にN君経由でp.adminに内容を伝えられた
彼ら家族の言い分は
「息子は戦争の緊迫で正常的に判断できかった」
「プーチン大統領を信仰して、忠実に命令や思想を実現したかった」
「息子は罪があるのは認める。終身刑でもいい、死刑は若者に反省の機会を奪う」
「夫は軍になる前には犯罪歴のない一般人だった」
…等々
なお、家族らの要求は
「死刑判決をうけた夫や息子の減刑を、ウクライナ側政府側に持ち掛けてほしい」であった
家族らの「言い分」に対して、p.adminは心から反感を感じていた
p.admin:
「今更夫や息子が悪くない、可哀想等、虫が良すぎる話なんじゃないか?」
S子:
「私もそう思うよ、あなたが介入する前に、彼ら家族は戦争や侵略を反対してなかったもんね」
噂を聞きつけたW子とR子もp.adminの所にやってきた
R子:
「お母さんが息子を救うのは理解できるけど、旦那様はどうするつもりなの?」
N君:
「朱雀様、我々は安易に発言せずにウクライナ側に対処してもらうほうが得策かと…」
p.admin:
「私は、ウクライナ政府の判決を支持するよ」
「もし、ウクライナ側は『ロシアを同情する思想』を罰するなら、私は言論の自由を守るべく勧告するけど、今の戦争犯罪の死刑囚は明確な重大犯罪を起こした救いようがない連中だ」
「戦争で上官の命令を受けてウクライナ兵に攻撃するなら、後でも罪にならないとウクライナ側の説明を受けている。死刑囚らは一般人向けて攻撃したり、虐殺したり、そして強固な証拠があった元ロシア兵達だ」
「被害者はウクライナの一般人で私がロシア兵を裁く権力はないが、ウクライナ側が殺すなら私は寧ろ賛成だ!」
W子が最初が沈黙していたが、p.adminの説明を聞いて口を開いた
W子:
「あたながそう決めたなら…私も支持する…」
p.admin:
「俺たち向けにこんなに集まった事は、ホテル側にとっても迷惑でしょうから、ホログラムを出してこちらの立場を声明するよ」
N君:
「民衆を刺激してあまり得策とは言えないが、朱雀様の決断に従います」
p.adminは、民衆団体の上にホログラムで出現した
そして彼ら民衆団体に言い放った
「私は、楽園島の執行官の朱雀椿です」
「私達楽園島は、ウクライナ政府の正当な法による判決や執行を、同盟国として支持する!」
「私個人の信念では、正義の前に、公平でなければなりません」
この発言がきっかけで、現場は一時騒乱状態に陥だ
「悪魔だ!」「真の侵略者だ!」「人として心はないのか?」などの罵詈雑言が聞こえた
それを無視する形で、p.adminは発言しつつけた
「あなた達の息子は可哀そう?だったら犠牲したウクライナの一般人は可哀そうじゃないのか?
君らの息子は単なる撤退だけで命が助かるに、銃を持って一般人に乱射した人類のくずは、可哀そうとも主張しているのか!?」
「あなた達の息子や夫は、何の罪のない一般人に刃を向かう時に、その代償がいずれやってくる事を覚悟すべきだった」
等々
ウクライナ政府の判断や死刑執行を支持した
p.adminの発言に対して、請願活動を行った戦争犯罪者の家族らが絶望し、何人かはその場で自害を試みた
またp.adminの反論に対して、EUの人権団体や左翼団体は大きく反発した
実際今回のホテル前のデモも、EU人権団体が裏でサポートしてきた
彼ら人権団体の論点は
「彼らが逮捕されるきっかけを作ったのはp.adminの介入であり、そうじゃないと彼らは何事もなく故郷に戻り余生を送る事もできるんだ!」と
「p.adminの介入なし、証拠提供なしの前提で、元ロシア軍人は釈放されるべき、異星ドローンの映像は違法な証拠だ!」と
歪んだ屁理屈で反論した
勿論、p.adminはこれらを一切、無視した
これから近い将来の話になるが
そしてウクライナと国交締結式典の一ヶ月後、1万人程度の元ロシア兵の戦争犯罪者はウクライナ政府によって次々と処刑された
彼らの家族からも、非公式的な統計では、数百人は自ら命を絶った
世論の影響を受けて、選挙で国会の多数派の維持を心配したドイツは、楽園島との国交締結を一旦棚上げした
イギリス側では、J首相は
「イギリス政府はウクライナが戦争で残酷で不条理な戦争犯罪が起きた事を認識しており、ウクライナ政府による法的裁定に対して異論はない」と声明した
フランスMa大統領は
「ウクライナを隣で支援してした同盟国として、我々フランス政府もウクライナ当局の正当な法の実行を支持している」とメディアの取材で返答した
カナダ首相も人権団体に迫れられたが「外国の内政に関してはコメントを控える」と、具体的言及を避けた
#### 絶対的正義と血の代償
Ze大統領の指示で、民衆団体のデモは強制排除しないが、国賓達を送迎する車列の通行ルートやスペースには、ウクライナ国民警備隊によって強行に確保された
民衆団体のデモ中で、ウクライナ当局の送迎のタイミングはシビアの為、p.adminがホテル側が用意した朝食を頂く時間もなかった
この事も民衆団体のせいと思ったp.adminは、彼ら団体の直接な責任ではないものの、朝食を食べれない恨みを不機嫌という形で彼の顔に出てきた
国賓の車列は、デモ隊を強行に避けながらホテルを出発し、ウクライナ大統領府へ向かう。車内には、Ze大統領とp.admin一行が乗り込んでいた
p.adminの顔には、朝食を食べられなかったことによる不機嫌がはっきりと出ていた
Ze大統領は疲れた顔でだが表情は真剣に見えた
Ze大統領:
「兄弟、朝からこの騒ぎで本当に申し訳ない。国賓を迎え入れているホテル前で、このような事態になったこと、心からお詫びする。」
p.admin:
「問題ない。彼らが真実から目を背けたい気持ちはよくわかります。ですが、朝食を食いっぱぐれたことは、別の話です」
Ze大統領は一瞬、言葉に詰まるが、すぐにp.adminの意図を理解し苦笑する
Ze大統領: 「……はは。わかった、兄弟。これは完全に我々の治安維持の不手際だ。デモ隊を強制排除しなかったのは、人権団体に付け入る隙を与えないための政治的配慮だったが、それが仇となった。」
Ze大統領: 「今日の式典の後、最高のシェフを呼んで、ウクライナと日本の全てを盛り込んだ、極上の食事を約束しよう。もちろん、君の奥方、W子王妃殿の好みに合った献立で埋め合わせる。今日の失態は、ウクライナ全土の面目に関わる」
S子: 「Ze大統領。そのお言葉、旦那様も我々も承知いたしました。朝食の埋め合わせは、大使館のワープゲートを使って、つくばから日本の米や食材を運んでくるくらい徹底していただかないと、旦那様の不機嫌は収まりませんよ」
p.admin: 「S子の言う通りだ。だが、今は式典に集中しよう。Ze大統領、私たちがウクライナに来た目的は、亡命者の哀れな請願を聞くことでも、EU人権団体の屁理屈に耳を傾けることでもない。新しい同盟と、新しい秩序を世界に示すことだ」
Ze大統領: 「その通りだ、兄弟。世界は今日、ウクライナが背負う正義の重さと、楽園島の絶対的な力を目撃することになる。君の発言で、デモ隊の一部が自害したことは悲劇だが、彼らはその代償を払った。これで、ウクライナの真の復興が始まる」
自害を試みた人達は助かったかはp.adminは知らないが、彼にとってこれは「究極な個人の選択であり」彼は興味持ってないし、助けようともしない
おそらく平和の世界でこの件がマスコミに着目されると、大いに批判されるでしょう
車列は、デモ隊の罵声と祈りの声が交錯する喧騒から離れ、国交締結式典の舞台であるウクライナ大統領府へと急いだ
#### 楽園島・ウクライナ国交締結式典
一行はウクライナ大統領府に到着し、p.adminは事前にZe大統領の許可を得て、大統領府の上空に光学ステルス状態の異星ドローンを多数待機させた
もしミサイル攻撃がやってきても完全に防げる防御態勢を取っていた
* ウクライナ大統領府の待合室
p.adminや妻たちに案内された大統領府内の待合室には、イギリス風のティーセットが持ち運ばれた
ティーセットは焼きたてのクッキーの他に、ミニサンドウィッチも載せていた
S子:
「ティーセットね、旦那様には足りないでしょうね…」
p.admin:
「チョコレートとかあれば昼間でならなんとか我慢するよ」
部屋のテーブルの中央にガラスの鉢があって、中にはどう見てもチョコレートバーみたいなお菓子が置いてあった
W子は昨夜S子に言われた為か、大人しくクッキーと紅茶を朝食代わりに食べていた
その時、N君は次々と大きなスーツケースを引いて待合室に入った、その数は全部で4つでした
p.admin:
「N君ご苦労様です、4つのスーツケースもどうしたの?」
N君:
「これは奥方様たちのドレスです、先ほど大使館のワープゲートを通してデザイナーさんが送ってきた」
p.admin:
「とくろでデザイナーさんはどうしたの?」
N君:
「デザイナーさんも一緒に来ました、現在は隣の部屋で準備中です。国交締結式典は奥方様達は出席しないので、朱雀様だけお着替えの準備をしていただければ」
p.admin:
「了解しました」
因みにp.adminの式典出席服装については、事前にN君と相談した結果いくつかの選択肢がありました
1.普通に黒いスーツ
2.白いスーツベースの軍礼服、方に縄を使った装飾があり、わけわからない勲章はたくさんつけられている
3.白いロープに見えるポルポカラマリの異星司令官服
最初にp.adminに却下されたのは2で、「勲章は誰から貰ったもの?」が一番の争点で、その旧式の権威の象徴にはp.adminの性格に合わない
だったら1と3が残っていて、3は日本と国交締結式典で着ていた実績から、今度も3を選んだ
ただ異星ロープは一枚だけなので、中には最低限に白いシャツや、下着には白いスーツの長パンツを着ていた
暫くしたら、デザイナーさんはドアをノックして入ってきた、後ろにはウクライナ人?の、メイドらしい服装を着ていた30~40代の女性数人も一緒についてきた
N君:
「朱雀様、もう直ぐ式典が始まります、こちらからどうぞ」
p.admin:
「デザイナーさん、妻たちはよろしくお願いします」
と言って、p.adminはN君と一緒に式典会場に向かった
* ウクライナ大統領府 式典会場
ウクライナ大統領府の式典会場は、戦後からの復興があまり時間が経ってなかったからも厳かに整えられていた。背後にはウクライナの国旗と、白地に赤色の朱雀紋を配した楽園島の旗が並んで掲げられている。会場にはウクライナ政府の閣僚、軍の幹部、そして駐キーウの主要国大使(ドイツ大使は欠席、英仏は出席)が立ち会っていた
T先生、H先生、Oka先生ら楽園島使節団は、控えめながらも自信に満ちた表情で席についていた
扉が開き、p.admin(朱雀 椿)がN君を伴って入場する。
p.adminは、白いロープに見えるポルポカラマリの異星司令官服を着用していた。地球のいかなる軍服とも異なる、滑らかな異星の材質でできたその衣装は「これは地球の外交ではない」という無言の力をかけた。
式典は簡潔かつ厳粛に進められた
Ze大統領: 「本日、我々ウクライナは、人類の普遍的な人権、自由、そして真の正義を体現する、主権国家『楽園島』と、正式に外交関係を樹立する。この瞬間は、我々ウクライナが古い世界の欺瞞を断ち切り、未来の秩序へと踏み出す、歴史的な一歩である!」
両国の外務責任者が文書に署名し、最後にZe大統領とp.adminが立ち上がって署名を行った
p.adminの署名は、異星タブレットを通じてホログラムとして空中に出現し、レーザーで紙の文書に焼き付けられるという、視覚的にもインパクトのある方法で行われた
両者が文書を交換し、再び強く握手を交わした瞬間、会場に静かな拍手が起こった
* Ze大統領の演説:「真実の同盟」
国交締結後、Ze大統領は壇上に上がり、熱のこもった演説を始めた
彼の演説は、国際社会、特にドイツや人権団体への明確な反論と、p.adminへの絶対的な忠誠を誓うものだった
Ze大統領:
「(ウクライナ語から同時通訳で各国に配信される)……我々は、今日、真の同盟を結んだ。なぜなら、楽園島とその指導者、朱雀椿陛下は、我々が長年探し求めてきた『絶対的な真実と公平性』をもたらす存在だからだ!」
「本日の朝、我々はデモを経験した。それは、戦争犯罪者の親族や、『人権』という言葉の裏に隠れて責任を回避したい旧秩序の代弁者たちによるものだ!彼らは、『p.adminの介入がなければ、戦争犯罪者は故郷で余生を送れた』と主張した。私はあえて言おう、その通りだ!」
会場がざわつく
Ze大統領:
「p.admin陛下は、『無知の特権』という僥倖を完全に無くした。彼は、異星のテクノロジーによって、戦争犯罪の全てを記録した『揺るぎない真実』を、我々の手に渡した。真実の証拠を前に、我々ウクライナ政府は、国際法と自国の道徳的良心に基づき、裁かれざる罪を裁く義務を忠実に行うべきであった!」
「彼らが示すのは、犠牲者と加害者の間で、悲しみの重さが等しくなければならないという『公平』の原則だ。我々ウクライナは、この厳格な正義の執行を、主権国家として遂行する!」
「今日、楽園島と手を結んだことで、我々はもはやモスクワの脅威に怯える必要はない。近い将来、我々はチェルノブイリの呪縛からも解放されるだろう。そして、我々の大使館は、かつて我々の屈辱の象徴であった場所に、未来へのワープゲートを開いた!」
「ウクライナは、楽園島と共に、真の正義と新しい繁栄の旗を、地球上に打ち立てる!」
Ze大統領の演説は、ウクライナの勝利宣言であると同時に、p.adminの「冷徹な実用主義」を国際的に擁護し、ドイツなど批判的な国々への宣戦布告とも取れる、強烈な政治的メッセージとなった
式典終了後、p.adminは静かに会場を後にする。この瞬間、楽園島は地球政治における最も論争的で、最も強力な新しい極として、その地位を確定させた
因みに、p.adminの発言や演説は求められなかった
N君の話によると、国交締結はZe大統領にとって最高の舞台であり、我々はいくらでも舞台があるから奪うべきではないと建言された
p.admin自身も何かを喋りたい気持ちはなく、国交締結式典はウクライナ側の主導したまま、時間もかけずに完了できた
著者もp.adminも「不殺」を拘る左翼ではりません
一線を越えた犯罪は、許せる物ではないと信じています




