D-DAY+133 2027年5月上旬 久しぶりの家と、S子の過去の告白
祝!一応40万字突破です
活動報告は書くつもりですが、この話を書いて力尽きたので明日で投稿する予定です
日本と国交締結式典の3日後、帝国ホテル滞在4日目朝
帝国ホテルのVIPフロアで滞在する三日間があっという間に終わった
p.adminと妻達とS子が意識的に朝8時くらいで早く起きて、荷物を片づけた
8時半になると
荷物用のカートを押しているスタッフがやってきて荷物を運んで貰った、つくば大使館の公用車まで積んでくれるようです
流石にVIPフロア
いままではルームサービスで朝食を注文したが、
今日は時間あったので朝食会場でp.admin一行4人が隅の半個室でビュッフェ形式の朝食を頂いた
メニューは豪華で和洋折衷、中華のお粥と小籠包もあり基本的に何でもありでした
なお、宿泊しなくてもここの朝食バイキングをいただく事も可能、料金は一人6000円+サービス料らしい
N君:
「本日は朱雀殿と奥方様はどうなさいますか?」
p.admin:
「仕事が溜まって怖そうですが、一旦つくばに戻りましょう」
N君:
「承知しまして、では日本側に一言を伝えます」
大使館の公用車が宝町ICから首都高C1に乗り入れ、パトカーの先導で常磐道を走り1時間もしないうちにつくばに戻れた
p.admin:
「T先生、午後からH先生と打ち合わせする予定ですが、私達は一旦家(大使館の隣)に戻ります」
T先生:
「了解した、執行官殿はゆっくりできましたか?」
p.admin:
「まあ、N君の話では今週いっぱいは休みなので来週から本格に動きますよ」
T先生:
「先生は学生より働くのは世の中には理不尽なことばかり(嘆く)」
p.admin:
「T先生も頑張りすぎないて、家族と休みましょうね」
話し込むとキリはないので、一旦T先生と別れ隣の家に帰った
R子:
「ただいま」
S子はR子を見て、自分でも言って良いのかを少し躊躇した
前には冗談でも平気で言えたのに、今の大人しさとの比べるとかなり差があった
S子:
「W子…私も『ただいま』って言って良いの?」
W子:
「何を今更、勿論S子も『ただいま』で良いよ」
S子は自分の「嫁入り」が、W子とR子という「既存の秩序」への配慮なしには成立しないことを悟っていた
S子:
「W子ありがとう、ただいま」
この瞬間、S子は「家族」の一員として、正式にこの家に迎え入れられた
W子:
「では先に風呂を張りますね」
久しぶりに家に戻れたので、
p.adminとW子暗黙的なルーチンは、風呂に入る事であった
p.admin:
「ようやく、また家に帰れたね」
R子:
「いつでも帰れるとは言え、毎回時間は開けますね」
なお、楽園島と日本政府の協定では、
楽園島幹部やp.adminとその家族は入国審査なく、つくば大使館のワープゲート経由で楽園島⇔つくば間自由往来できる
p.admin:
「家が狭くて窮屈かもしれないが、一応部屋は4つあるので、個人の部屋をきちんと分けましょうか?」
つくばの家には、p.adminとW子だけ使うパソコン部屋、仕事部屋、寝室と和室になっていた
R子:
「私は前と同じ仕事部屋で良いです」
p.admin:
「後はS子ですね。残りはパソコン部屋と和室だけど、
和室は鍵付きのドアはなくエアコンもリビングと共通なので寝室に向かないね、
私とW子のパソコンと私物を和室に移動してパソコン部屋はS子が使いましょうか?」
S子:
「ううん、私は暫く和室で良いよ、ここは元々AzureとW子の家だから」
p.admin:
「やはり改築した方がいいかな、一応敷地はまだ余裕あるよ」
p.adminはそう言ったものの、本当は内心にはここの家はこのままにしてほしかった
ここの家はて「AzureとW子の家」が一番の原因だったから
彼は、今や世界の権力やパワーを手中に収めているにもかかわらず、この「狭い、かつてのAzureとW子の家」を心の拠り所として残したいと願っている
豪華な邸宅に改築することは容易だが、そうすることで「家」が単なる「建物」になり、かつての「人と心の帰り場所」としての価値を失うことを恐れていた
この家は、彼が「普通の人」だった頃の最後の名残であった
家は豪華でも広いでもなく、人と心の帰り場所とp.adminは以前から考えていた
未だに、p.adminは「家」と思う場所は、ここつくばの家と台湾の実家しかない
ただ、和室にクーラーをつけるくらいはやるべき事と考えている
S子:
「ずっとここに住むわけではないので、私は気にしないよ」
S子もその心情を察し、自己主張を控えた
p.admin:
「じゃせめて今度戻る前に、和室にもクーラーをつけましょう」
***
風呂のお湯が溜まり、家のバスルームに流石に4人一緒に入るのは無理なので
p.adminとW子が先に風呂に入った
暗黙のルーチンに従い、p.adminとW子が先に入浴する。この二人の時間が家庭内の戦略会議の場となった
p.admin:
「この四日間、色々ありましたね」
W子:
「あなたは仕方のない人だから、もう増やさないでね」
p.admin:
「分かったもう増やさないよ、例えM子様とK子様との縁談の打診が来ても、W子とR子を盾にして断るつもりだよ」
倫理的な正しさを重んじるW子が夫の話を聞いて、少し嫌な気持ちになって反応した
W子:
「何それ、私とR子を悪者にするつもりなの?」
p.adminから見てW子の反応は予想済で、事前に用意した「悪者の論理」をW子に説明した
p.admin:
「R子も同じ事を言ったね(笑)。君とR子が悪者を演じてくれると私にとって都合が良いだからね」
「例えば、私が君たちを盾にした後、彼女達は君とR子にプレッシャーをかけたり、ちょっかいをかけたりすると、彼女達に対して俺の心証はますます悪くなり、嫁になる可能性は0になりますね」
「だから、彼女達は良い子なら、そもそもそれ以上は言わない、強引に出ると、そもそも良い子じゃなかったというジレンマだよ!」
この論理は、権力と外交におけるp.adminの冷徹な思考を如実に示している
彼は、「自分の拒否」ではなく「妻たちの感情」を前面に出すことで、
相手に倫理的な踏み絵を迫るという、狡猾かつ有効な防衛策を構築した
W子:
「何かあったらあなたが対応してね、私は知らない」
p.admin:
「そうするよ」
W子は夫の論理を突き放したが、この論理的な防御策を暗黙的に了承した
p.adminとW子が風呂から上がり、お湯は一旦捨ててまだ入れなおしてR子、そしてS子に入れてもらった
W子:
「彼が入れた後ではお湯は汚くなるから入れ直しておいたよ」
R子、S子:
「W子ありがとう」
全員が風呂から上がり、少し休憩したら昼になった
4人もいるので、近所の北京料理レストランの出前を呼んで家でゆっくり食べた
昼食の後、リビングで話し合ったりニュースを見たりで過ごした
* PM 2:00
昼休憩が終わり、p.adminはここに戻る本来の目的「台湾との関係改善」について、まず家族間で説明した
p.admin:
「では台湾の家のワープゲートの件でH先生と少し打ち合わせするけど、S子は一緒に来てね、R子は直接に関係なさそうだから、W子と一緒に休んで良いよ」
R子:
「わかった、折角の休みなのでW子と家でゆっくりしますね」
W子:
「晩ご飯は作りますよ、6時くらいで戻ってきてね」
* つくば楽園島大使館にて
p.admin:
「H先生、台湾とあいまいな関係を何とかしたい。具体的に幹部や私の家族用のプライベートワープゲートを設置したい」
H先生:
「これはT先生やN君から聞いています、既に台湾のHan議長に簡単な打ち合わせを済んでいたので、良い知らせを待ちましょう」
p.admin:
「H先生ありがとう、私達の多くが台湾出身なのに、安易に台湾に戻れないのは彼らには不便をかけています」
「因みに台湾の情勢についてH先生はどうお考えですか?」
H先生:
「Han議長の情報によると…」
H先生によると、現在の台湾情勢は混迷に極めた
D野党はSHO代理総統をや駐日S大使等らの穏健派と、p.adminや楽園島に敵意を持つ基本教義派に分かれています
行政院長は中立派だが下の各部会の立場はバラバラであった
楽園島やp.adminに対して敵意を剥き出す首長も多数居る中、現場の職員も自分の政治立場で恣意的な法律執行が散見さえる
この状態で総統の意向は現場まで通達することは不可能に近い
たとえ通達されたとしても、総統の指示が部会首長クラスで否定されたケースや、現場に通達しても職員にスルーされるケースも多いと聞く
よって、SHO代理総統は実質、架空されたとHan議長から言われた
その状態でD与党の支持率は断続的に低下するが未だに35%台があり、一方で野党聯合は55%超える勢いでした
台湾総統選挙は2028年1月と予定されており、2007年5月下旬の現在では残り7ヶ月を切っています
p.admin:
「この状態でたとえ現政権と交渉するよりも、静観して次のK党政権と交渉する方が得策かもしれないが、こっちも事情がありまして、台湾に住んでいるS子の母親に挨拶したい」
「さらにS子の親戚と友達の多くが台湾に居る事から、台湾で披露宴を開催する予定もあります」
S子:
「Azure…披露宴まで考えてくれてありがとう…」
H先生:
「S子はついにAzure君と正式に結婚しますね、先生からもおめでとうございます」
S子:
「H先生ありがとうございます。台湾帰省の件はまた先生に苦労を掛けます…」
H先生:
「とりあえず日本のS台湾大使に連絡して、Azure君と奥様達の台湾ビザ問題を解決しましょう!」
p.admin、W子とR子は台湾国籍を放棄した上に、台湾は楽園島を国として承認しないため入国するにはビザが必要な状態なので
H先生とN君はS台湾大使に連絡し、S大使は90日間有効の「入台許可証」をp.admin、W子とR子に発行すると返答した
S子はまだ台湾国籍と台湾パスポート所持なので、このまま台湾に入国ことが可能です
* PM 6:00
時間は夕方となり、p.adminとS子が隣の家に戻った
すると、W子とR子が4人分の料理を用意して待ってくいた
W子:
「昼の残りを温めて、近所のドラッグストア※で冷凍食品や野菜と肉をかってきてR子と一緒につくった」
p.admin、S子:
「W子R子ありがとう、いただきます」
p.admin:
「結論から言うと、ウクライナ国交締結する前に一度台湾に帰省することとなった。W子とR子のビザも用意できそうです」
R子:
「分かった、うちもお母さんと一度合って話したかった」
W子:
「じゃスーツケースを片づけなきゃ、空いているスーツケースはR子とS子も使う?」
R子:
「ありがとう、ここではちょうどスーツケース持って来てなかったので」
S子:
「私はスーツケース持ってきたから大丈夫よ」
※田舎のドラッグストアは冷凍食品や野菜、肉やミルク等の基本食材はなんでも売ってる
補足すると
p.adminの妻や幹部の家族は、D-DAYの時にアメリカの圧力による逮捕から逃れるため一旦楽園島まで避難したが、
楽園島はシェルター色が強いため、台湾の生活に慣れた年寄の家族には難しく、
緊急状況が緩和された後に親戚の殆どは台湾に戻った
その中にp.admin、W子とR子の両親やS子の母も含まれた
この日の夜、p.adminは初めてS子と二人きりで寝ることとなった
W子:
「今夜はR子と寝るね、あなたがこれ以上嫁を取らせない為の秘密会議をやります」
S子:
「それなら私も参加したい、一応確認ですが…私の方も嫁に入っているで良いよね?」
W子:
「そうだよ、今夜はS子は豚(Azure)と一緒に寝てね、ただし大きい声を出さないでね」
S子:
「分かった、W子ありがとう、ここではしないよ、あの事はAzureと沢山デートしてから考えて置くね」
R子の表情はまだ少し複雑でしたが、反応は以前より薄かった気がする
p.admin:
「ちょっと期待してたのにね(苦笑)」
S子:
「この前のR子とのデートのようにを最低限デート5回をしてから考えてあげるよ」
R子はS子の発言を聞いて、ちょっとした対抗心を剝き出した
R子:
「なら私も後4回デートするまではあれはお預かりね」
p.admin:
「え…そんな…」
* PM 10:00 つくばの家の和室にて
p.adminはリビングのクーラーを付け、和室の障子を半分に開けて涼を取っている
p.admin:
「和室にクーラーはなく、リビングのクーラーに付けると障子を開けないと涼しくならない、プライバシーと快適のジレンマですよね…」
S子:
「我慢我慢、私が小さい頃は『眷村※』住みなので当時は部屋にもクーラーは無いよ、夏はいつも両親の部屋かリビングで寝ていた」
補足:
眷村は、もともとは国共内戦で行き場をなくした大陸出身の兵士とその家族のために、1960年頃に作られた集住地域
当時の台湾政府が作ったところもあれば、自ずと違法建築が集まった所にもあった
共通点は結構市中心部に散在して、台北市内の眷村はその多くが後で国営マンション団地として再建設された
p.admin:
「そういえばS子の生まれ育ちを聞いた事ないね、嫌なら言わなくて良いよ」
S子:
「別に良いよ、私の事をずっと強欲で小賢しい女と想像したでしょう?きちんと誤解を解けないと」
S子は中華民国軍人の家に生まれた
彼女のお父さんは中国生まれ、14歳の時に国共内戦で少年兵として徴兵され、最後は国民党と共に台湾まで撤退した
お父さんは最初は何の学もない下等兵だったが
従軍しながら、士官学校、国防大学から卒業し、退役する時には上校(一佐)でした
お父さんとS子のお母さんとはダンスパーティーで知り合いで結婚、出産で一人娘のS子を育った
ただし、S子の父は浮気性で沢山の女と不倫、単身赴任中では現地妻も作ったりしてた
その反面、S子に対してそれなりに愛情を注いた
S子のお母さんもかつては社交の華なので、S子を連れてダンスパーティーに行ってお父さんを探す事もしばしばあった
S子の男勝りの性格も、幼い時にパーティーに連れてもらった時にお母さんの言動を無意識に真似したかもしれません
こんなS子のお父さんもある日、少将(准将)への昇進の話が来ました
それを知ったお母さんは、軍の上層部に夫の浮気性を告発した為、お父さんの昇進の話はなくなった
その事でS子両親が激しく喧嘩し、離婚の話も持ち出した途端に、お父さんは健康診断で肺がんが発見された
がんの進行がはやく、S子のお母さんは嫌ながらも浮気性の夫を看病し、
一年もしないうちにお父さんは帰らぬ人となり、S子が14歳の時でした
軍の遺族年金と配給の公営住宅(所有権持ち)でS子一家の生活は困らないが、
贅沢できず、以前のように華やかな生活に戻れないお母さんは常に嘆いていた
こんな生まれ育ちの中で、S子は頭だけが賢いお父さんから遺伝された
中2から猛勉強偏差値の高い台北中山女子高校を合格、その後に、旧帝大並みの国立大学の経済学部に合格した
大学卒業後、銀行特別試験(銀行特考)を合格し、国営T銀行に入行できた
そこからS子は順風満帆にならず、仕事ではミスは殆どしないか上司縁がなく、銀行内の応酬の場は嫌がる傾向があった
男に対しても条件が厳しく、今まで二人の彼氏がいたが、二人とも上手く行かなず短期間内で破綻した
言わば、S子は正義感は強く、
不正や浮気性が本気で嫌がり、駆け引きもそこまで上手くない為、40歳超えでも専員(主任クラス)にならなかった
一時期に専員代理もやっていたが、
上司紹介のローン案件に厳しく審査して、提示した貸出額と利息はお客様と上司の不快を買ったこともあった
S子:
「結局、私もどこかにあなた(p.admin)と似ていたかもしれない、自分も知っているけど、どうしてもずるい男は許せなかった」
S子:
「大学在学中、最初にW子にあなたの事を紹介された時には、国立大の理工男と認識したが、「ふん~」としか思わなかったけどね(笑)」
p.admin:
「情けない国立大の理工男ですみません」
S子:
「その後、君が大手企業に就職しても退職、W子を連れてつくばT大学に博士課程に留学するをW子から聞いた時、少し見直したよ」
「普通は男は一人で留学しに行って、彼女は台湾で待ってる方が多いからね…W子を一緒に日本に連れて行くことは本気でW子を大事にしたよね」
p.admin:
「あの時は、最初から遠く離れる遠距離生活は嫌だからね、俺の実家から二人の留学生活を支援できる事も大きいと思う」
S子:
「たとえ家が支援できなくても、あなたなら、何とかしてW子を連れて行くよね」
p.admin:
「まあ、そうですね、その時は色々予備案も考えた」
当時のAzureの予備案は、国費奨学金、アルバイトや、日本の会社に勤めながら博士課程への進学…など
実家の支援がなくてもW子を連れて日本で一緒に暮らしながら学業も進める案を練っていた
S子:
「そしてあなたがp.adminとなり、世界中次々と大きな影響をもたらした時に、私はあなたのを手伝う為にW子に呼ばれた」
p.admin:「…」
S子:「最初は確かに少し打算あったと認めるよ、内向のW子がファーストレディーとして振る舞う事は出来そうもないから、もしかしたら私が代理で!と考えたよ」
p.admin:
「それは知っていた」
S子:
「しかし、私を経済産業総括官を任命してくれた時から、日本との会談、アメリカとの会談やその時あなたの悩んだ姿を見て『私はこの人を支えなきゃ』と決意した」
p.admin:
「ありがとう、アメリカとの事前会議の後は、暫くすべてを放っておいて放心状態となったね、その時は心配かけてごめんね」
S子:
「しかしいつの日、楽園島の中央広場に行き成り結婚式が行われて、そして…花嫁はR子でした…勿論R子の幸せは祝福するけど、正直ちょっと悔しかった」
p.adminは少し躊躇してから、S子に説明した
p.admin:「…R子を嫁として迎えることは、私もよく考えてW子とR子が一緒に決めたことだから」
S子:
「分かってるから、あなたの事を責めるつもりはないよ」
「ただ、私もR子に負けない位、あなたを支えてきた事を忘れないで欲しいと言いたかっただけだよ!」
p.admin:
「分かった、S子ありがとう」
と言いながら、p.adminはS子を軽く抱きしめた
S子:
「本当はあなたのような立場の人は、妻の親友を嫁として迎えるよりももっと選択肢があるよ」
「例えば日本の姫様とか、憧れのアイドルだって若返り治療の権利を利用すれば…でもあなたはきっとそうしないでしょうから、本当はあなたは私のお父さんと正反対の人ですから」
p.admin:
「そのは褒めてるかな?」
S子:
「褒めると決まってるよ、最初は認めたくないけど、あなたは正直で隠さずに正しい事を貫くタイプの人ね、最初は見た目はタイプじゃないと思ったけど…」
p.admin:
「デブに生理的無理なら嫁入りは無理しないでね!」
S子:
「何を今更わざと言ってるの、この!」
S子、p.adminを殴るふりをする
S子:
「しかし、今はそれこそが本当の幸せと気付いた!私に自由の空と安心感を与えてくれた素敵な旦那様だよ」
p.admin:
「俺も、恋愛感情よりも、善良で俺に優しくしてくれる人、支えてくれる人に精一杯答えるつもりだよ、最初は君の事を若干避けていたけど」
S子:
「へえ、そうなんだ…これはまさに『同類だから無意識に避ける』意識なのか?」
S子:
「しかしR子には悪いことをしたわ、彼女のとってあなたは初めての人、初めての彼氏で初めての夫だから…」
「私が彼女の目から見れば夫を奪う泥棒猫に見えるかもね」
p.admin:
「そんなことないよ、確かにR子は俺にも申し訳ない気持ちがいっぱいだが、彼女も君の貢献をちゃんと知っているよ」
S子:
「私から言ってもあれだけど、W子とR子の事を考えて、あなたもこれ以上嫁を取らないでね」
「現状でも一週間で一人当たりに二日分しかないだから…」
p.admin:
「嫁達が全員親友かつ一致団結で俺はもう抜け道ないよね(苦笑)」
S子:
「M子様とK子様なら、私がそれと無くその事を伝えるよ」
「幸い、彼女らも政略結婚の駒になるつもりは毛頭ないから、本気にあなたを惚れない限り大丈夫と思うよ」
p.admin:
「そうか、それなら日本皇室の方はS子に任せた方がいいかもしれないね」
p.adminとS子の長い話で、時刻は日付を跨ぐ時となった
S子:
「もう遅いし寝よう、ところであなたができなくて辛くない?」
p.admin:
「今日はやめとくよ、キスしたいけど、キスしちゃうと本気で辛くなるから」
S子:
「じゃ今日はおでこキスね、チュー、おやすみなさい」
p.admin:
「おやすみ」
その後、p.adminはS子を軽く抱きしめながら眠りについた
後書き:
今回も二話分相当で、S子の正直の気持ちや過去を語る回です
S子のキャラクター設定的は標準的な「外省人」家庭の子であり
台湾台北出身の著者にとって、これは一番忠実に描きやすいキャラクター像でもあった
日本の台湾好き界隈では、某政党支持者が日本SNSで活躍?していたのせいで、概ね「外省人」に対して嫌悪感を抱いているかもしれないが
私から言わせてもらうと、「本省人」も「外省人」も台湾人です
S子のような台北生まれ台北育ちの人に対して、どの口で「あんたは台湾人ではない、中国へ帰れ!」と言えるでしょうか?
血縁?民族?血統?そのすべては、著者の私もp.adminも一番嫌いな過去の「階級制度」ですから
R子も一応設定上、台北生まれ育ちの「外省人」ですが、父と母はそこまで「国民党色」がないため、S子のような鮮明なキャラクターではない
寧ろR子の方が普通、普通に優しく、普通に善良で気品よく、内向でも外向でもない、物静かでしなやかな女の子
はい、実にAzureの好みでした(笑)
なお、S子とR子の実家は、直線距離にしては2KMしか離れてないのも台北あるあるです
共通の友達であるW子は居るが、S子とR子は楽園島に来るまでは面識はなかったはずです




