DAY 1YR+285 2026/12下旬 福島第一原子力発電所の善後 (アメリカ本会議まで3日)
福島第一原子力発電所での作業当日になった
朝、楽園島のCIC部署の報告によると
アメリカ所属と見られる大型タンカー船3隻は楽園島に向かって進み距離にしては約600キロを縮めた、
24時間前の位置と比較して一日は約400キロ移動したと思われる
また、台湾に向かう二隻の米空母打撃群は、フィリピン方向から台湾高雄港まで500キロまで前進し、
太平洋方向からは花蓮港まで600キロまで近づいた
アメリカの軍事行動が迫る中、p.adminは公共交通での利用を諦め、
つくば自宅の庭からワープ転送で帝国ホテル前に移動した
そして朝9時頃、帝国ホテルのエントランスに自衛隊と内閣府の担当者がやってきた
福島第一原発までの移動はヘリでの移動を陸上自衛隊から強く要請されましたが、p.adminは無視した
p.adminはスマホのマップアプリで福島第一原発の管理棟の座標を自衛官に見せた後に「安全の為ワープで移動する」と言い放った
自衛隊は「我が国の領空で勝手な移動は困る!」と反対されたが、
p.adminは「こっちの安全は最優先事項で現時点では私は自衛隊には信用できない」と言った
p.adminは帝国ホテルの屋上のヘリポートに登った後に停留中の自衛隊ヘリの傍から姿を消え、
次の瞬間福島第一原発の事務棟前に到着した
p.adminの突如として出現した事に対し
現場で待機していた福島第一原発の連絡係員数名が驚き、慌てて関係部署に連絡してる様子が見られた
まとめ役の内閣府の事務次官や東電、経産省、原子力規制委員会(NRA)や原子力研究開発機構(JAEA)の関係者達はまだ東京にいるため、p.adminは事務棟の所長室まで招待された
所長:
「ようこそ福島第一へ、と言ってもおかしいので、ようこそ福島へ」
p.admin:
「本日はよろしく」
所長:
「お連れの方々は?」
p.admin:
「重要な所用で楽園島に帰ったり、他の所に仕事があったりしますので今日は私一人で執り行います」
所長:
「なるほど、お手持ちの道具はないと見受けられるか、どうやって処理水と燃料棒を片付けるのか?まさかアイテムボックス?」
p.admin:
「ははは、アイテムボックスがあれば私もその能力がほしいですね、異世界チートではないですが科学者として『(異星文明の)科学の力』で確実に処理できますのでご安心ください」
所長:
「了解しました、処理水と燃料棒デブリは長年我々を苦しめていた、もし解決できたら我々にはすごく助かります」
p.admin:
「311地震と原発事故の時私もそこまで離れてない所に住んでますので、隣県の元住民として役に立てれば幸いです」
所長さんの雰囲気的には古き良き日本の技術者と感じられ、政治的な意図はまったく感じられなかった
駆け引き必要ない会話はp.adminにつかの間の安心感をもたらした
***
約30分後、日本政府からの各部署がヘリで到着し、p.adminはいったん管理棟の前に降りた
日本政府関係者は数十人で大勢ですが、その多くは見物客のような雰囲気で
「若造一人ではどうにもならないことを考えて笑いに来たのような」眼差しをp.adminは感じた
人々は目の前に行使された「力」を見てないと、まるでSF映画での出来事で本心では信じないでしょう
p.admin:
「これから処理水と燃料棒の除去を行う、本日はよろしくお願いします」
所長:
「p.admin殿、こちらこそよろしくお願いいたします」
p.admin:
「福島第一の方々に、これからやってもらいたいのは処理水タンクの止水栓を止め、配管に切断しても良い場所をマーカーで示してほしい」
所長:
「承知しました、早急に手配いたします」
内閣府係員:
「待って!作業内容は我々内閣府に共有しないと困る!」
p.admin:
「私達と外務省との合意はご存じないでしょうか?無理なら構わないよ、1000億円もいらない私はこれで帰ります」
東京電力の人:
「p.admin殿!落ち着いてください、我々はp.admin殿の働きを心から期待しています、ただ安全配慮面の注意事項は周知してほしい」
p.admin:
「では以下の通りでやってください」
p.adminはこれからの作業に対する作業指示と安全指示を関係者に共有した
1.処理水タンク1000個、すぐ解除できる配管止水栓を止めてからは外してもらい、無理なら切断しても良い境界線にマーカーをつける
2.原子炉では構造図で、どこまでまとめて移動や切断すれば周囲への影響は最小限で済むを示してほしい
3.作業員達が1と2の作業を終わり次第、現場からすぐ離れて2KM外に退避してほしい
4.現場責任者と関係者が滞在の場合は、p.adminが展開しているシールド内の中に居てp.adminの指示に従う事
内閣府次官:
「p.admin殿はいったい何をなさるつもりで?」
p.admin:
「秘密です、とにかく大人しく見ください、貴国との約束事項ですので」
内閣府次官は直ぐT先生(大使)に連絡を試みたが、T先生は現在楽園島で避難中のため携帯は圏外
内閣府次官:
「T大使との連絡もつかないのか、よくもこんな時で!」
2時間後、福島第一の作業員総出で処理水タンク配管のマーカー付けが完了した
そして所長が持ってきたタンクと原子炉の設計図で、どこで切断した方が影響は一番少ないなをp.adminに教えた
p.adminは勿論これ見て勉強するですが、重要なのは異星ドローンの搭載AIに設計図や切断箇所を見せて、実際の切断や運搬は異星ドローン達が実行する
そしてp.adminは気づいた、
約100Mに離れた場所に欧米人の黒服集団と軍制服を着た米軍の幹部ら二人がいた
P.adminは大きな声で言い放った
p.admin:
「You fucking Americans, just wait there quietly. Otherwise you can watch my whole job in the coffin.」
それを聞き、年寄の軍幹部1人と黒服2人は直ぐ車に乗り込み現場から離れた、
偉いさんなのかなとp.adminは思った
米軍に気を使う暇もなく、p.adminはいよいよ仕事の本番に進む事となった
#### 福島第一原発の処理水タンクと原子炉の除去
p.adminは報道を含む日本幹部ら総勢約40人をp.adminを中心点から10メートルの圏内まで移動するように願いした、
その後、異星ドローン数台によりシールドを展開した
(1台展開+1台環境モニタリング+1台酸素供給、シールド常時展開ででドローンがシールド内に留まり酸素を製造しを供給する)
p.adminはシールド内の人に告げた
「あ自分を中心点とする場所からまり離れないように」と警告した
シールドを展開した後に、昼間なのに、シールド壁付近に蛍の光のような微かな光は所々で閃いたという不思議な光景が見えた
後で分かったが、これはセシウムや他の放射線粒子がシールドにぶつかって光ったのが原因でした
東京電力の技術者:
「すごい!ガイガーカウンターが計測値0は初めて見た、これ壊れてないか、普通は背景放射線で0にならないよ」
p.admin:
「シールドは放射線を完全にブロック、壁にぶつかり放射線粒子が崩壊してしまうから光になるだろう」と返答した
40人集団は処理水タンク保存エリアの近くまで歩き、
ここでp.adminはドローンに命令した
p.admin:
「システム命令!マーカー箇所でタンク配管を切断し、タンク群の四隅から10秒間隔同時にタンク本体を浮上させ、高さ20Mまで到達後、月面基地まで10M/s^2の加速度で第二宇宙速度まで加速、その後、タンク群は月面基地から10km離れた場所で円周状で配置せよ!」
自衛隊関係者:
「p.admin殿!一体何をなさるつもりですか?」
p.admin:
「え?もしかしたらアイテムボックスに入れて消えてなくなるとも想像したですか?」
自衛隊関係者:
「タンクはワープで移動すると我々は考えました」
p.admin:
「いいえ、ワープでも瞬間移動ではなく実空間での移動ですよ、その代わりに、ロケットランチャー式の移動で壮大な光景が見えるのは素晴らしいではないか?」
p.adminが自衛隊に説明している同時に、すべてのタンクの配管はドローン1000機のレーザーにより切断された
容量1000トンを超える処理水タンクは四隅から一つずつゆっくり上昇していく…
p.admin:
「まるで台湾の平溪天燈ですね、夜じゃなくてそこまで綺麗じゃないけど」
自衛隊幹部らは慌てて無線を取り各所に連絡をいれた様子
自衛隊関係者:
「こちらRJSF、RJAH及び関東広域に告ぐ、福島第一から飛翔体多数発生、危険性認めない、繰り返し、危険性認めない…送れ!」
四隅から10秒一個の間隔でタンクは次々と上昇しながらスピードを上げ、一時間しない内に満天の巨大タンクが福島の上空に舞い上がった
あまりにも壮観の景色で、静岡から青森まで肉眼で観測でできた
タンクが一斉になくなり、地面に沢山の配管跡が残された開けた空間を見て、
シールド内の関係者らは言葉をなくした
シールド外で観察した米軍らは表情ははっきり見えないが、おそらく軽くショックを受けていただろう
p.admin:
「これではライブをやる必要もないよね、ははは…では次はメルトダウンの原子炉まで案内してもらえますか?所長」
所長:
「(ショックを受けながら)この様子はあまりにも…しょ、承知しました」
p.admin:
「まさか今更タンクは返還しろとは言わないよね」
東電関係者:
「いいえ、返還しなくて結構です」
p.admin:
「よかった、月面基地は色々資材不足ですよね有効に活用させていただきます、後で中和剤を入れよう」
東電関係者:
「中和剤もあるのか」
p.admin:
「ええ、ただ大量にいるからこの方がやりやすいので」
***
p.admin一行は福島第一原発のメルトダウン原子炉に近づき、シールド表面にはより頻繁に光を閃いた
その光景を見ると、やはりポルポ・カラマリ文明視点からみれば核分裂ベースの発電技術は未熟であり使うべき物ではないと彼らが思っていたのも頷ける
ただし現状でも原子力発電は人類全体に20%超える割合をを担ぐ安定な発電技術なので、その事実を無視してはならない
だからこそ、協力国達は早急にポルポ・カラマリからもらった「レシピ」を使って核融合炉を建造して欲しいと本心から思った
p.admin:
「所長さん、もう作業進めてもよろしいので?」
所長:
「分かった、作業どうぞ」
p.admin:
「システム命令!設計図に示した切断箇所を重力操作で切断し、切断箇所から放射線物質の流失を重力制御で防げよ
原子炉及び関連装置を囲む範囲までシールドを展開し、ここから月軌道まで10M/s^2で第二宇宙速度まで加速、目標速度到達後、ワープ移動に切り替わり原子炉を太陽表面へ投棄しろ!」
自衛隊:
「太陽だと!?」
福島第一の1号機から4号機は関連設備を含めにゆっくり上昇し、元々にあった場所は大きな穴や訳わからない「何か」が残っているように見えた
上昇中の原子炉の周りから沢山の瓦礫が落下し、一部はこっちまで飛んできたが常時展開中のシールドに弾かれた
やがて
原子炉の姿小さくなり、数分後には空中から見えなくなった
p.admin:
「所長、残った土というか瓦礫というか、それらも一緒に処理しますか?」
所長:
「はい、もしお願いできれば是非一緒に運搬してほしい」
p.admin:
「承知しました」
「システム命令、現場の瓦礫や原子炉所在地から20Mx20Mx20Mの土壌を1000g/cm³まで圧縮しブロック状に形成せよ、土壌ブロックを上空20Mまで上昇した後にワープで月面軌道まで運搬せよ」
p.adminが異星ドローンに命令した直後に、元々原子炉があった場所の穴から、
まるで巨大な引力源かブラックホールがあったように周囲の土壌が中心部まで吸引され黒茶色のキューブ状の巨大物体となった
その巨大キューブ4つもゆっくり上昇し、地上から高さ20Mに到達した時点でワープ移動で消えてなくなった
所長:
「凄まじすぎる!」
シールド内の他の関係者はこれ一連の作業風景を見て呆然としていた
特に原子力研究開発機構(JAEA)の関係者達は最初
「AISTの脱落研究者如きで何かできる?威勢あるだけで俺らは小僧の失敗を高みの見物でもしよう」的な態度を取ってきたが
今彼ら見ると、「信じられない!」顔や、「悔しい!」顔や、「こんなの人類の科学が否定される!」と言わんばかりな顔をしていた
p.admin:
「これにて除去作業は完了しました、後は福島第一及び東電の方々に任せる…」
「報酬1000億円/年 x 8年間の事はお忘れなく、今年分の1000億円は約束通り明日中振り込んで欲しい」
p.adminは「ではこれで失礼します」と言い楽園島までワープした
内閣府次官:
「p.admin殿お待ちを!」
どうやら夜には関係者らによる懇親会もあるようで、p.adminは意味のない会合には1ミリでも参加したくなった
二日後、4つの原子炉が太陽表面まで投棄された
EUの太陽フレア観測衛星から、人類初の「人工構造物の衝突による太陽フレア」が観測された
処理水タンクや原子炉の上昇の様子を含め
各国のニュースはこれらの映像を一斉に多きく報道した
唯一報道しなかったのは、アメリカの保守派メディア達でした
後書き:
福島第一原発事故の解決は、現実世界のチート物のラノベではもやは定番的なシナリオ
もちろんニュースやドキュメンタリーで良く触れる話で、安易な描写はリアリティを損させるリスクがあるから多くの作者は頑張って描写した
アイテムボックス系の解決方法や、影空間に捨てる方法などが主流で、SFの世界観縛りの描写は少ないと思います
勿論、自分が福島第一に行った事もありませんし(福島で研究開発案件に関わった事ならあった)
実際にタンクの構造も素人目から見て「重力操作ができるドローンが居たらどうすべき」かを想像しただけの物です
それでも福島第一の所長、東電や内閣府、経産省、原子力規制委員会(NRA)や原子力研究開発機構(JAEA)の関係者の思惑を
官僚主義を経験した身から想像してみた(笑)
この話はもう少し余波への描写がありますので、今日は二回連続投稿します




