プロローグIII 選ばれし者のp.admin
この話は異星文明技術の説明がメインです
読まなくても物語の進行に支障が出ないので、技術説明に苦手な人はパスしてOKです
ドラマ「三体」では平研究員の「Dr. Saul」は国連に絶大な権力を持つ「面壁者」として選ばれたように
このパラレルワールドでは、善意を持つ異星文明「ポルポ・カラマリ」はアメリカやロシアの暴走による人類文明の崩壊を危惧し
IQが平均以上で利他的な人間を一人選び、パワーを与える壮大な社会実験を行った
* 選ばれる大まかな基準
・正義感が強く、論理性、科学教養とプロセスの正当性を重視する人間(目的の為に手段を択ばない人は選べれない)
・世界に変革を引き起こしながら、雄のホルモン衝動が少なく中性的な人間(闘争欲、占有欲、支配欲、権力欲が少ない人)
・無宗教及び調和性ある、中道思想が強い東アジア人が選ばれやすい
そして何故か試験的に主人公のAzureが選ばれた、ただ、選択ミスと彼ら異星文明が認められ場合は与えられたパワー(権限)は即座に回収される
パワーが与えられた彼(Azure)は、provisional adminと決められた(略p.admin)
* 与えられた権限:
1.約100万体の反重力ドローンが彼の指揮下に置けた、ドローンは彼の命令を理解し代行できる
2.太陽付近に停泊中の長さ3kmサイズのナス型宇宙船や他の大型宇宙船は、そのドローンに補給し必要時追加供給もできる
* 選ばれた彼の状況:
1.権限が得られたことを知ったが、具体的な指示がなく何をすべきか、何をすべきだはないかはわからない
2.ただ、やりすぎると(地球というシステムを崩壊させると)権限は即回収されることは自分が推測した
3.研究者、エンジニア、プログラマーの利他視点で異星文明が社会実験として「やってほしい」事を推測し、バックアップ(回復不可能な状態を避ける)しながら挑戦する
* 彼の初歩的考え:
1.アメリカの干渉と暗殺を考えて、何か行動を取る前に身バレの各可能性のシミュレーションを徹底的行う(まるでデスノートのストーリー)
2.私利的な行動は避けよう、人選ミスと即時に判定されると思われる為、ただ行動遂行中必要分自分家族の生命財産安全を守るならその限りではない
3.現在進行のロシアによるウクライナ侵略は即刻止めたい、一日で1500人以上の死傷者が出るため
4.中東アジアの宗教による女性迫害も戦争の次に止めたい
* 反重力ドローンができる事:
1.重力フィールドを生成して周辺の生体または物を包み、目的地まで短距離ワープ(ワープ1=光速等速)する能力、または重力歪曲を用いたシールド(半径1km)も生成できる能力、シールドは人類が持つ最大級の核爆弾も防げる
2.スキャン、データ分析能力:重力波レーダーや特定元素(ウランやプルトニウム等)へセンシング技術により、あらゆる軍艦、潜水艦及び核ミサイル基地の位置を確定できる
3.電磁パルスまたは重力操作で、電子機器の無効かまたは爆発共わないあらゆる設備の遠隔破壊できる能力(大凡1km距離内)
4.重力場操作:非殺傷攻撃は浮遊、押し出し、 殺傷攻撃は切断、押し潰し、引っ張って切り破る等が可能、範囲限界は展開始点から半径1km圏内、鉱物の採掘や物体の移動等にも重力操作で応用できる
5.重力操作で光と電磁波を湾曲させステルス化もできる
異星文明の重力場操作およびワープ技術(前方重力場収縮と後方重力場膨張)は重力子を用いて達成する、物語中の米軍は元素記号115の同位体を利用する原理と違う
重力子はペアで4次元空間に存在し、外部重力の影響を受けない上にペア間の相対位置は一定(特殊の干渉手法でペアの一方を移動できる)
重力子にエネルギーを時計回り、反時計回りに与えることでもう一つ片方の重力子が膨張または収縮の重力場を生成する、具体的な方法は異星文明の要素技術のためp.adminに共有されない
など、ドローンがワープ移動、シールド展開や重力場を生成するにはエネルギー源は必要、主に反水素による対消滅の放出エネルギーを利用している、なお、異星文明は大気中の水素原子をローコストで反水素に変換する技術を持って要る
ドローンは大気中の水素を用いて反水素に生成し、反水素リアクターを使ってエネルギーを獲得するので燃料やバッテリー残量という概念はほぼありません
また、搭載の固体バッテリーも異星テクノロジーを使用して、重さと比例したリチウムイオン電池より凡そ1万倍のエネルギー密度を有する