DAY 1YR+272~1YR+273 2026/12下旬 実務者会議 DAY2-DAY3
* 実務者会議 DAY2: 参加者はDAY1と同じ、合意事項は下記に
1.10年内に着手される予定の第二青函トンネル(車、在来線列車通行可能)の建設協力を合意
2.つくば市が管理した北部の工業用地約10萬平方メートルを楽園島に無償貸与、p.adminは日本での中継シェルターと技術供与の拠点として利用すると日本政府と合意、楽園島住民はビザなして中継シェルターに住む事ができ、日常生活および社会的な活動などで日本国内の活動はゆるされる、ただしシェルター外に住居を得るためには改めてビザ(在留資格)を申請する必要がある
3.将来、日本に起こりうる大規模自然災害へ協力を合意(例えば、南海トラフ大地震等)
p.adminにとって合意事項3の「自然災害をの即時救助」は元々彼の想定内であり、日本政府に言われなくても介入する予定。
日本政府から色々事前許可や協議を貰える方が緊急避難の法的正当性を手に入れて、もっと自由に動くことができる
例えば即座で太平洋側の海岸沿岸部にシールドを展開し津波を阻止する、重力操作で建物の倒壊を防ぐか、倒壊した建物の中から被害者を救助するとか
異星ドローンなら既存の消防よりも速やかに救助活動を達成できるので、作業の緻密さはともかく時間勝負なら異星ドローンは人類テクノロジーに負けるはずもない
合意事項2の「中継シェルター」はp.adminが今回の会談で最も合意したい項目の一つで、楽園島は避難民シェルターの色が強く、商業施設はなく(娯楽施設は多少あるが…)、社会復帰とは程遠い存在
つくばの中継シェルターに住み、さらに日常活動なら日本社会のインフラを利用できる点は避難民達に真の意味の「社会復帰」と言えるでしょう
研究学園都市つくばという地は元々外国人比例が10%もあって日本の中で一番高く、外国人を日常的に受け入れている点も避難民達にとっては優しく生活しやすい環境と言えるでしょう
合意事項1の「第二青函トンネル建設」は、また楽園島の金儲け計画の一つとp.adminとS子が打算していた
過去の青函トンネルの建設費は、トンネル本体だけで約7500億円、津軽海峡線全体(アプローチ線を含む)では約9000億円とされています
それは当時の工事工法による制限や事故や地盤改良に多くの予算が使われていていた
2023年時点で試算された第二青函トンネル建設の総工費は7200億円に上り、近年のインフレ率を考慮すると凡そ1兆円に上るだろう
しかし楽園島の建設で異星文明の建造技術を目にしたp.adminは、海底トンネル建設は難しくなく、寧ろ簡単だと予測している
異星ドローンの重力場操作で海底の岩盤を容易く削り出せる、また切り出した岩盤石材のや建設材料の運搬も異星ドローンの重力操作ならまったく問題はない
トンネルの雛形を掘り出した後に水漏れ対策や強度補強のため、大型の金属板まだは塊をトンネルの壁を沿うようなストロー状に変形させ、さらに空気を通す縦穴も同様の工法を使えば、極論ですが「第二青函トンネル」を構造物として建設するだけなら一ヶ月も掛からないと思った
実際に使われる金属の塊も楽園島建設時に使われた例のM型小惑星を使えば良いし、ただその場合日本の製鉄産業から抗議されるだろう
二日目の会議が終わり、三日目では経済産業省と経団連、地方自治体共同主催の立食形式の懇談会があると聞き、p.adminは限界まで疲労を感じた
日本政府はまだ実務的過大な要求はしてこなかったか、地方自治体は我が先で色んな無理難題を願ってくるだろう
YESマンでははく、日本のサンタクロースになる訳でもなく、必要な場面だけ協力すべきとT先生S子も同意見でした
* 会議後、帝国ホテル室内
p.admin:
「私の見積もりだと、材料がこっちから持ち出して工事は全部ドローンに任せると、第二青函トンネル建設は一ヶ月も掛からないと思う」
S子:
「その事は絶対に日本側に伝えないでね、福島第一原発のように必ず叩き買わされるよ」
p.admin:
「わかってるよ、今回は総額8000億円を請求するつもり、一括は無理なら例の1000億円/年でもいいかなって」
S子:
「良いけど、本当は残金請求分は利息も付けてくれると良いなと思った」
* 実務者会議 DAY3: 地方自治体との懇談会
p.admin本気で帰りたい気持ちがあってもDAY3の懇談会に参加した、
案の定、日本各地の自治体から無理難題を押し付けてくきた
「当県の特産品PRに協力してほしい!」
「鉱脈から金だけを抽出してほしい!」
「LRTの建設を!」
「避難民を技能実習生として当県で働いてほしい」
など、すべては無理とは言えないが
何れもp.adminからみれば人命救助や抑圧解放の視点から優先順位が低い要求がずらりと並んできた
また、経済産業業界では主に月面開発の小惑星リソース利用に着目しているらしい
これらばかりはp.adminの権限外だからことによって異星文明の承認を貰う事が必要と述べ、人命救助以外の目的なら一旦控えるべきとp.adminが判断して遠慮した
自治体の要望から、以下の2点だけは場合によって協力しても良いとp.adminが思ったが、
世界情勢が安定してから動くと日本の経済産業省に伝えた
1.千葉県液状化の地盤改良
2.大分県と四国に繋ぐ豊予海峡道路の建設協力、ドローンの重力操作では工期は短めだがは優先度は要評価(日本政府依頼の第二青函トンネルより低め)
***
DAY3懇談会の最後に、日本内閣総理大臣のK氏が来てくれた、K氏はI氏の後任で総理大臣の中では一番若くp.adminと同年でした
かつてポエマーと呼ばれていたが、年をとって少し落ち着きも日本の伝統な政治家と違い、自信を帯びた若さが表していた
懇談会の終盤、ざわつく会場に静寂が訪れる。入り口から、日本国の総理大臣K氏が現れた。
K総理はp.adminと同年代で、洗練されたスーツ姿に若々しい自信を漂わせていた。彼はまっすぐにp.adminのもとへ向かい、笑顔で手を差し出した。
K総理:
「p.admin殿、日本国の内閣総理大臣、Kです。お忙しい中、我々のために時間を割いていただき、心から感謝します。」
p.adminは少し戸惑いながら、その手に応じた。
p.admin:
「いえ、こちらこそ。技術協力の件、そして自然災害への対応について、日本政府のご理解に感謝します」
K総理:
「あなたと私は同年代だと聞いています。あなたは世界を変え、私はこの国を変えようとしている。私たちは似た者同士なのかもしれませんね」
p.admin:
「似ているかは分かりませんが、私に政治的な野心はありません。ただ、困っている人々を助けたいだけです」
K総理はp.adminの言葉に、静かに微笑んだ。
K総理:
「その『助けたい』という気持ちこそ、政治の本質だと私は考えます。あなたはそれを、誰よりも純粋に実行している。我々政治家は、多くの制約の中で動かざるを得ない。しかし、あなたの行動は、我々が目指すべき理想を示してくれている。感謝してもしきれません」
p.adminは少し居心地が悪そうに、言葉を選んだ
p.admin:
「そう言っていただけると光栄です。ですが、私の行動はあくまで地球の『仮の管理者(provisional admin)』としての責任です」
K総理:
「あなたは『仮の管理者』と仰る。しかし、我々から見れば、あなたは『希望』です。どうか、その力を私たちのためにも貸してほしい。そして、私たち日本の若者にも、あなたの存在が大きな刺激となっています」
p.admin:
「承知しました。日本との協力は、私の最優先事項の一つです。これからも、何かあればご相談ください。」
短い会話だったが、p.adminはK総理がこれまでの日本の政治家とは違う、新しいタイプの指導者だと感じた




