DAY 1YR+20 ~ 1YR+40 2026/3下旬~2026/4上旬 北朝鮮の後始末
p.adminによる北朝鮮解放後、韓国駐在米軍が北朝鮮の軍事要地への掌握に走り、韓国軍は38度線より北の各地の治安を維持しながら、行政体系を立て直しながらゆっくり北上していく
北朝鮮の行政体体系はまったく信頼できないので、特に警察の役割に当たる社会安全省はp.adminのドローンにより銃などの火器が奪われて無力化されたが依然として健在、韓国警察庁はこれらを危惧して戒厳態勢を取りながら現地の治安維持をする
また物資の分配、戸籍精査、学校や既存行政機関の運営、病院の運営などやる事がやまほどあり
北朝鮮の既存部署が信頼できない場合は韓国から応援職員を派遣しか他ならない
韓国は国家公務員と地方公務員を旧北朝鮮地区に大量派遣し、これによって不足した分は急遽緩めの採用試験を行い公務員の一斉採用を行った
既存の契約制公務員の一部が「旧北朝鮮地区異動同意書」をサインした上で正規公務員に昇進した
ただ反抗は当初韓国政府の予想より遥かに弱く、あれほど狂熱に信じていた「偉大な指導者」が失脚すると皆一気に正気が戻ったのは不思議(笑)
やはり本心で信じている人はそこまで多くないね、目の前の実益と比べると
多くの北朝鮮の人は、物資と韓国軍や行政体系の到来を見て「ああ!これでようやく腹いっぱい食えるな…」と嬉しい気持ちを隠せなかった
もちろん旧北朝鮮地区での衝突や反抗事件もあり、そこまでp.adminが面倒みる義理もないので韓国に任せる事になった
なお、やはりというか、金正恩が「棺」に入れられ東大門に晒された事で、数は少ないですがこれが起因した殉教者が出ていた
彼らの「自殺」はp.adminは眉をひそめたが、自ら「死」を選んだからp.adminが「殺した」とは意味が違う
一応「棺」に入れた人物は、コールドスリープを解除すれば何もないように出てくる
つまり金正恩はちゃんと生きているが
いつ出てくるかはp.admin次第、裁判を受けさせるために一年後に出て貰うかもしれないが、見せしめで100年眠らせる事も可能
当人にとってどれくらい寝ても意識上は一瞬でしかない(麻酔と同等)
「目が覚めたら国が無くなり俺は韓国政府に逮捕されていた」と気づいた日も来るかもしれない
その日が来たら、p.adminは是非とも「ざまーみろ!」と言いたいだろう、いや不謹慎でも言わないと気が済まない
#### 彼の娘(一部AI生成)
金正恩と妹が「棺」に拘束され、娘が同じ部屋にいるため動乱から安全を守る為に保護された
彼の娘はいくつかの政治活動で父と同席したが、自分が選べる意思も持たないのでp.adminは罪なしと判断、韓国政府に連絡した上に児童保護施設にワープ転送
北朝鮮労働党・軍幹部100人弱は釜山港の指定軍施設に転送され、韓国側が対応に追われる
p.adminは韓国に後処理を委ねつつ、プーチン・習近平の反応を監視している
Azureがタブレットでドローン報告を確認しながら、W子がそばで静かに見守る
p.admin:
「金正恩と妹は棺の中だが、娘が巻き込まれた、なんの罪もないと思ったけど楽園島で預かるのはトラブルの元、よって韓国に預ける事になった」
W子:
「彼女、怖がってるよね? ちゃんと守ってあげて」
p.admin:
「ワープ転送で児童施設に送った。韓国なら安全でしょう…ただし度が過ぎる政治利用が見られたら改めて保護しよう!」
***
場所: ソウル、青瓦台地下会議室(暗号化通信、電磁波遮断)
時期: 作戦完了から24時間後、金正恩の娘と幹部100人弱受け入れ直後
出席者: 大統領、国防部長官、外務部長官、国家情報院長、統一部長官
大統領:
「p.adminの作戦は完璧だった。金正恩の娘は10歳の子供だ。保護施設で守るが、統一の象徴に使う。」
国防部長官:
「北朝鮮幹部90名は釜山の軍施設で拘束し尋問で北の機密を吐かせる。米軍には最小限の報告を行い、国内に潜む中国のスパイの動きが活発だ」
外務部長官:
「アメリカはp.adminをテロリスト呼ばわりだが現時点では我々の味方だ!彼は習近平の軍隊を鴨緑江で足止めてくれた。金正恩の娘をメディアに載せ、国民を鼓舞しながら北朝鮮への懐柔も使えるでしょう」
国家情報院長:
「娘の扱いは慎重にしないといけない、女の安全は我々の名誉だが、情報漏洩は許さん。」
***
場所: 釜山港、児童保護施設と軍施設(警備強化)
時期: 作戦完了から2時間後、娘と幹部の収容対応
背景: 金正恩の娘は釜山港の児童保護施設で心理カウンセリングを受け、韓国政府が「人道保護」をアピール。幹部99名は軍施設で尋問開始、北朝鮮の核計画や資源情報を収集。韓国は統一主導を国際的に示しつつ、p.adminの技術を頼りに中国・ロシアの介入を牽制。アメリカはCIAの監視を強化、イスラエルはp.adminを「危険分子」と非難。児童施設でカウンセラーが娘を落ち着かせる。軍施設では幹部が拘束され、尋問官が準備。
カウンセラー(優しく、娘に):
「大丈夫、怖くないよ。ここは安全。好きな食べ物は?」
娘(怯え、囁く):
「お父さんはどこ? 家に帰りたい…」
カウンセラー(優しく、笑顔を浮かべ):
「怖かったね。ここは安全よ。お父さんのこと、教えてくれる?」
娘(怯え、涙目):
「お父さん…妹も…帰りたい。みんなどこ…?」
国家情報院エージェント(隣室で、低い声):
「娘は無知のようだ金正恩の秘密を知らないか。カウンセリングを続け、p.adminの棺について探れ」
#### 北朝鮮解放後の実務(AI生成)
韓国駐在米軍は北朝鮮の軍事要地(ミサイル基地、軍事施設)を優先的に掌握し、韓国軍は38度線より北の治安維持を担当した
旧北朝鮮の警察・軍残党を無力化しつつ、戒厳態勢で暴動を抑圧。行政職員は大量派遣(公務員採用緩和、契約制昇進)で社会システムを再構築、戸籍精査・学校・病院運営を急ぎ、物資分配を統制。中国・ロシアの介入はp.adminのシールドに依存されるままで中立的立場を維持している
韓国駐在米軍の動き:
米軍は作戦完了後即座に北朝鮮の核関連施設(平壌近郊の地下サイロ、寧辺原子力研究所)と軍事要地(開城工業団地、金正恩の別荘)を占領。特殊部隊(SEALs)がドローン支援で残存兵器を回収、韓国軍に引き渡し。米軍の主導は情報収集(北の機密文書、幹部尋問)と技術共有(衛星監視データ)に焦点、韓国軍の北上を後方支援。幹部約90名の収容施設(釜山軍基地)で共同尋問、米軍は金正恩の核計画詳細を抽出。娘の保護施設(釜山児童センター)には米軍も強引にカウンセラーを派遣、人道的PRを装いp.adminの異星技術を探る
韓国軍の動き:
韓国軍は38度線より北へゆっくり北上、平壌を最終目標に1週間で主要都市を制圧。旧北朝鮮の社会安全省(警察)を無力化(銃器没収、幹部逮捕)し、戒厳態勢で暴動を封じた。米軍と共同で境界線をシールド代替のバリケードで固め、中国の侵入を防ぎつつ、ロシアの空輸支援を監視。難民100万規模の収容キャンプを38度線南に構築、韓国警察庁が治安維持を監督、旧北朝鮮軍残党の再編を阻止
韓国側行政職員と社会システム再構築:
統一部が主導し、国家公務員1万・地方公務員5万を旧北朝鮮地区に派遣(緩和試験で新規採用2万、契約制昇進1万)。物資分配は釜山港からトラックで運び、戸籍精査を優先(DNAテストで身元確認)。学校は韓国カリキュラムを導入、病院は応援医師派遣で運営再開。行政体系は旧北朝鮮部署を解体、韓国式地方政府を設置。一部施設の安全確保のため、シェルター同様のシールドをp.adminに依頼
韓国大統領府会議(DAY 1YR+20 朝、作戦完了後)
出席者: 大統領、国防部長官、外務部長官、国家情報院長、統一部長官
大統領:
「p.adminの支援で北が崩れた!米軍に機密共有を最小限に抑えつつも中国の侵入を封じろ、北朝鮮幹部90名の尋問も急げ」
国防部長官:
「38度線北上を開始。旧社会安全省の残党を逮捕と銃器没収で無力化、幸い銃は既に破壊されたので発砲事件は稀だ!米軍は社会の運営に興味ないようで、治安維持は韓国警察庁が主導している」
外務部長官:
「アメリカは相変わらずp.adminを敵視している、我々は情報共有を装いつつ米軍を監視している。北の食料不足が見込まれる為娘の保護をPRしながら国際支援を呼び込む。」
統一部長官:
「公務員5万派遣し戸籍精査から始めた、学校・病院を韓国式に再構築。物資分配も急ぐ」
現場の行政職員の会話(北朝鮮平壌郊外キャンプ):
統一部派遣職員:
「戸籍精査が地獄だ。北の記録はデタラメでDNAテストで家族を再構築。物資分配は韓国式、一人一ヶ月6kgの米と卵30個、肉の缶詰やビタミン剤」
韓国軍中佐:
「治安は戒厳で抑える。旧警察の残党は逮捕し銃没収で暴動は防ぐ、米軍の支援は望めないが幸いp.adminのシールドで中国を封じている」
地方公務員:
「学校は韓国カリキュラム導入、病院は医師派遣で再開。公務員採用も緩和した、契約制から正規昇進で5万確保。統一の夢が近い」
職員が難民の行列を眺め、「これで彼らの苦しみが終わる」と呟く。韓国軍が旧警察を拘束、中国の探り動きを監視。
軍との連携会議(DAY 1YR+22、韓国米軍基地):
出席者: 韓国軍将校、米軍司令官、CIAエージェント
韓国軍将校:
「p.adminの作戦で北無力化した今、米軍は機密収集に協力してもらっている、幹部の尋問を共同でいいですかね?」
米軍司令官:
「p.adminは英雄か? 韓国主導を認めるが、リソースマップは共有しろ!金正恩の娘の収容はアメリカに任せるべき!」
CIAエージェント:
「幹部からp.adminの弱点を聞き出せ。統一は韓国に任せるが、安全保障はアメリカの傘下という建前をお忘れなく」
p.adminとW子の会話(DAY 1YR+20 夜、楽園島自宅):
作戦成功後、AzureがW子に報告。プーチン・習近平の反応を観察。
p.admin:
「作戦は成功した。金正恩を入れた棺を東大門で見せしめだ。娘はげんざい韓国に預けた、今の所は問題ない」
W子:
「子供は巻き込まなくて良かった…。幹部の尋問は韓国に任せて、本当に大丈夫?」
p.admin:
「韓国はやや好意寄り中立のはず。プーチンと習の動揺は予想通り…次は中国の番です」
#### 深刻な食糧不足と日本の食料高騰
国連機関の報告書によると
北朝鮮では総人口の約45.5%にあたる1180万人が栄養不足に苦しんでいると推定されています
日本から輸入した食料品が多く見積もっても50万人の1年分と見られ、さらに韓国国内でなんとか節約して100万人/年分の食料品を捻出している
それでも韓国軍や行政が管轄下のエリアだけでも約500万人以上の栄養不良者が存在し、当面の備蓄食糧を満足的に全市民に配給すると半年も持たない試算結果が出ています
韓国は世界中に助けを求めるが中国は食糧の提供及び取引を拒否、日本と台湾は最大限応じる姿勢
こうした世界情勢の中に、象徴的にいくつかの事件があった
1.韓国で食糧節約法が発表、ビュッフェ形式の食べ放題は原則禁止(オーダー式は条件付き可)、コンビニの生鮮食品仕入れ制限、廃棄数によって重いペナルティーを科す、食品メーカーや農家に対し食料品の増産を奨励
2.韓国は緊急予算で日本と台湾から米を大量に買付、さらに備蓄米の放出まで打診、これにつられて日本の米の値段が再び高騰し5kgの白米は5000円を超える
3.韓国はアメリカから大量の牛肉、豚肉や小麦の買付を申し入れたが、アメリカは北朝鮮エリアのレアアース採掘権と交換したいと回答、韓国側は応じるかを躊躇
4.韓国はEU・日本の製薬会社から医薬品の提供と合意、ただ韓国側派遣医師の人数が足りない、医療現場で10年以上働いた看護師を「準医師」の資格を与え医師と同等な診察と治療を行える、「準医師」は北朝鮮で2年間の実務研修カリキュラムを経て正式な医師免許を取得できる
#### 医薬品支援と準医師制度(AI生成):
EU・日本の製薬会社と合意、医薬品10億ドル分を無償・低価格で供給(抗生物質、栄養剤優先)。韓国は看護師2万人を「準医師」に昇格、2年研修で免許取得可能。北朝鮮病院に派遣、感染症対策で収容者8万人の健康維持。
北朝鮮解放後1ヶ月後、準医師制度発表直後
ソウル、看護師寮の休憩室
韓国政府は旧北朝鮮地区の医療不足に対応するため、看護師2万人の準医師昇格を推進。条件は旧北朝鮮赴任(2年研修で医師免許取得)。家族持ち看護師は赴任の危険と別離を恐れつつ、出世チャンス(給与増、専門性向上)を諦めきれず葛藤。
看護師A(40代、家族持ち、経験豊富)、看護師B(30代、独身、野心家)、看護師C(50代、ベテラン、諦め気味)がテーブルを囲む。外から雨音が聞こえる。
看護師A(ため息をつき、コーヒーをかき回す):
「準医師か…出世のチャンスだけど、旧北朝鮮赴任じゃ家族を置いていけないよ。子供たちの顔、2年見られないなんて想像しただけで胸が痛む。安全だって言うけど、銃声が聞こえるかも知れない土地だもの。」
看護師B(目を輝かせ、拳を軽く握り):
「そんなこと言って諦められる? 給与2倍、医師免許取れたら一生の安定よ。独身の私なら飛びつくわ。家族持ちでも、夫に任せて行けばいいじゃない—これは人生変えるチャンスだよ!」
看護師C(苦笑し、コーヒーを啜り):
「チャンスは分かるけど、現実は厳しいわよ。赴任したら重症患者だらけ、精神的に持つかしら? 私みたいに子供が成人した身でも、別れは寂しい。でも、諦めたら後悔するかも…みんな、自分の心に聞いて決めるしかないね。」
看護師A(声を低く、迷いの目):
「夫に相談してみるわ。出世は欲しいけど、家族の笑顔を失うなら意味ない…でも、Bの言う通り、諦められない気持ちもあるのよね。」
看護師B(励ますように肩を叩き):
「そうだよ、Aさん! 2年我慢すれば、医師として戻れるんだから。チャンスを掴まなきゃ!」
会話が続き、部屋に雨音だけが響く。看護師たちはそれぞれの葛藤を抱え、夜を過ごす。
多くの物語は「敵を倒せた!俺つえー!チート万能」の所ばかり書いているでしょうけど
本作は大人の現実視点から見て「思い付きでチートの力で独裁国を潰したらどれだけ面倒な事が起きる」を都合主義で軽く描写する積り
東ドイツ崩壊後、西ドイツはどれだけのコストと年月を費やしてやっと「一つの国」として成り立つことはSF小説では到底書ききれないでしょう
北朝鮮の話は今回まで、次は台湾の宿敵、中国の話です




