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DAY 120 2025/7上旬 核兵器の一斉没収

p.adminは徹底的身バレした、現時点で彼とW子の親族は人質として拉致されていませんが油断は許さない状況です

彼らの両親は今、一時的に「楽園島」に滞在していますが、島に生活機能が乏しく、また情報管制の観点からインタネットアクセス権も一部のボランティア達にしか与えていない


アメリカがp.adminを締め出すべく、アメリカ国内においてp.admin管理下のシェルターや島、月面基地に対して食料物資の提供は違法とされる大統領令をトランプが出した。これは積極的に物資を輸送しなくてもp.admin管理の異星ドローンによってワープ転送させるも同様に犯罪

またこれまでのアメリカの金銭的支援者には税務調査や国家安全に関する調査を行うともアメリカ国務省が声明した

親米のイスラエル、サウジアラビアやアメリカの影響力が強かった国々にも上述の行為を犯罪に認定するように各国政府に要求した、また従わない場合は100%の関税を課すると同時に脅した


ただ、EU諸国は物資を外に置くだけなら違法とせず、正当の手段で物資を中東アジアのシェルターまで輸送することも合法とされた

日本は「私的財産や物を自宅敷地内で保管する行為を罰する法律は日本国内に存在しない」と公式見解を出していた

台湾政府は日本と同様に敷地またはベランダに物資を保管する事は違法としないが、一般市民はそういう行為をしないようにと勧告した


アメリカの妨害後一時、シェルターへの提供物資は20%減少したが、すぐさま代替ルートやEUの富裕層が主導したパトロンが確立され、一週間もしない内に物資提供の量や質は従来同様水準に戻った

同時に、家族と自分の持病を治したいアメリカの富裕層が自国からの脱出を目指し、金融資産を処分やEUへの移転がブームとなりアメリカの株式市場は10%程下落した

それに対してトランプが激怒し、それをやった富裕層を「国家反逆者」と呼び、あらゆる手段で制裁すると脅したが効果はあまり見れなかった


#### 核兵器という手札


p.adminは選択に迫られた


1.島を拡張して「国」にするか?そうしたらp.adminが正真正銘の「王」となり、ただ、異星文明の本意であろう「人類改革」に反する上にp.admin自身にも寿命があり、その上に異星文明がライセンシングしたのはあくまでAzure(p.admin)であり、その権力を家族や他人に譲る事はそもそもできない

どの道、今の「楽園島」の規模では農業もまともにできずエコシステムになれなくてジリ貧、島を一時的な避難所として利用するのが正しいと思った


2.より強権を発動するか(例えば、世界各国の核兵器を一斉に没収)

悩んだ末に、p.adminは異星タブレットを通して再度異星文明に問いた

「DNA改造ウイルスで、人類の闘争心、占有欲を抑えるように改造するのはルール違反に当たるか?」

回答は「人類という知的生命体の自己進化の助けにならないのでお勧めしない」と即座に帰ってきた

DNA改造はダメなら、消去法的にp.adminは2の「世界各国の核兵器を一斉に没収」を選んだ、人命に関係ない上にトラの牙を抜く大胆な作戦に乗り出した


p.adminは考えた、もし自分が地球文明へ介入したい異星文明なら、まずやることは核兵器の没収と思われる

核兵器は人類の国々の最大の不安定要素、今の所は各国は核兵器利用の重大さ知っていて安易に使わないが追い込まれたら何をするのも分からない

今思えばウクライナ戦争への介入で、ロシアが自暴自棄で核を使うリスクも考慮しないといけない、なら今すぐでも核兵器を無くしたい

p.adminはこの作戦を持って全世界に異性文明のパワーを示して戦慄させ、表の敵対と妨害を少しても減らしたいと考えていた


---

* ここで異星文明のドローンの能力をおさらいしてみる

1.重力泡を生成して周辺の生体または物を包み、目的地まで短距離ワープ(ワープ1=光速等速)する能力、または重力歪曲を用いたシールド(半径1km)も生成できる能力、シールドは人類が持つ最大級の核爆弾も防げる

2.スキャン、データ分析能力:重力波レーダーや特定元素(ウランやプルトニウム等)へセンシング技術により、あらゆる軍艦、潜水艦及び核ミサイル基地の位置を確定できる

3.電磁パルスまたは重力操作で、電子機器の無効かまたは爆発共わないあらゆる設備の遠隔破壊できる能力(大凡1km距離内)

4.重力場操作:非殺傷攻撃は浮遊、押し出し、 殺傷攻撃は切断、押し潰し、引っ張って切り破る等が可能、範囲限界は展開始点から半径1km圏内、鉱物の採掘や物体の移動等にも重力操作で応用できる

5.重力操作で光と電磁波を湾曲させステルス化もできる

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ドローンの能力的に、全世界の核搭載潜水艦、貯蔵施設、ミサイル基地や製造工場を特定することは容易いと思われる

しかし、もし没収の漏れがあると各国政府(特にロシアとアメリカ)は月面基地や楽園島に向けて核報復するリスクが大きいのが懸念点

重力シールドは核の爆発も防げると知らされたが周辺環境への汚染や巻き込みは無視できない


p.adminは異星タブレットに「ポルポ・カラマリ文明は地球の核兵器を没収するプランを持っていますか?」

回答は「プランAからプランEまで存在、最速のCプランだと最大1時間以内に既存の核兵器を回収できる」

これを聞いたp.adminは「やっぱりな」と思いつつも、異星文明が用意プランAからプランEの概要を確認することとなった

一部開示されない回収方法もあったが、大まかな道筋は理解できた


プランA:既存の現役、退役核兵器を除去(施設まだは艦船の大規模損害や人員死傷は無視)

プランB:既存の現役、退役核兵器を没収(人員死傷は極力避ける)

プランC:核施設、搭載艦船を丸ごと破壊または宇宙空間へ移転(推定死者:5万人)

プランD:Cに加えて、核兵器に使われる核種の製造施設または発電所も破壊(推定死者:6万人)

プランE:Dに加えて、全ての原子炉(発電等用途を問わずに)を太陽へ投棄


なお、ポルポ・カラマリは2024年12月時点の全地球の核兵器の貯蔵施設は把握済、2024年12月から2025年7月まで新たに製造された核弾頭は数は50以内と推定された


p:原子力発電所まで処分するのか…やはりポルポ・カラマリ文明にとって現時点での人類の原子力発電はただの火遊びなのか…プランB以外はコストが大きいすぎる、プランBを選ぶしかないな


なお、核兵器の一斉没収についてはp.adminに与えられた権能とAzureが思うので、決定の過程に妻のW子に知らせなかった


* 目標:全世界の核兵器(約14,500発)を破壊せず、ワープ転送で宇宙空間(例:地球外軌道、月軌道、または太陽系外)に運び出す


p.adminは異星文明のプランをざっと見ながら、核兵器の特定手段を自分の頭でまとめてみる

まず、重力波レーダーを用いて地球全域をスキャンし、核兵器の貯蔵庫、ミサイルサイロ、潜水艦、爆撃機を特定。重力波は物質を透過し、ステルスや掩体を無効化

異星ドローンによる元素センシング装置でウラン235、プルトニウム239の放射性シグネチャを検出、米国のミニットマンIII(400基)、ロシアのトーポリM(約100基)、中国のDF-31(数十基)をピンポイント特定

さらに

異星文明の宇宙艦によるデータ分析で、核保有国の基地(例えば、米国のウォーレン空軍基地、ロシアのコゼルスク、中国の羅布泊)をリアルタイムマッピング。潜水艦は水中でも重力波で追跡できる


数万機のドローンを地球低軌道に配備し、全球を並列スキャン(推定1時間で全14,500発を特定)

また、現役の核兵器も解体待ちの退役核兵器も没収のターゲットとなる

判断が難しいのはウランやプルトニウムの精製施設、これらは原子力発電も使われるので、濃縮比例が60%以上の物は核兵器として認定するが10%、20%の物は容認するしかなく、施設の破壊も見送られる(なお、異星文明のプランEは精製施設も無力化する予定)


難点と言えば、ドローンの重力波レーダーを用いてスキャンする時には光学ステルスモードを併用できず、また元素センシング装置では地球の軍事レーダーに探知されやすいので

ただしドローンの存在が知っていても何も変わらないし、地球文明の力では異星ドローン1機でも撃墜できるかですら怪しい


p.adminは数時間の長考の末、アメリカとロシアが新たな一手を打つ前に、地球上のすべての核兵器の没収を決意した

もちろん全て没収してもウランやプルトニウムの再濃縮も核弾頭の再製造も考えるが、定期的なスキャンで発見次第で再没収する案も、ポルポ・カラマリが予想され各プランに含まれていた


#### 「没収」という名の軍事介入


全世界の核兵器保有国の夜空に無数の青白い光点が現れる。異星文明の反重力ドローン1,000機が地球低軌道に展開し、核兵器の没収を開始した


* スキャンと最初の接触


夜空を覆う光点は、米国、ロシア、中国の監視衛星を震撼させた。ドローンの重力波レーダーが地球をスキャンし、ウラン235とプルトニウム239の放射性素材を瞬時に捕捉。米国ウォーレン空軍基地のミニットマンIII、ロシアコゼルスクのトーポリM、中国羅布泊のDF-31、北朝鮮の火星14が、地下数百メートルの掩体でも隠れられない。1,000機のドローンは、14,500発の核弾頭を約20分で特定できた


米国ではペンタゴンは緊急会議。NORADがドローンをレーダーで追うが、高さ1000kmに滞在している異星ドローンに従来の防空ミサイルは無力、THAADの最大迎撃高度の150KMを超える為迎撃不可能、唯一届くのはICBMという大陸間弾道ミサイルであった


トランプ大統領は「異星による侵略だ!あいつらついに牙を剥いた」と叫んだ後に、米軍に攻撃命令を下した


約10分後に各地の米軍基地からICBMが数十枚発射されたが、異星ドローンのシールドに衝突する前にドローンのレーザーによって切断され全てのICBMが瞬時破壊された


中国とロシアにもアメリカと同様に地球低軌道に展開したドローンに無力、アメリカのICBMが全て破壊された様子を見て攻撃は無意味と悟り、暫く沈黙を貫いた


* 陸上基地の包囲


異星ドローンは配備済み核(約4,000発)を優先。米国モンタナ州のミニットマンIIIサイロにドローン100機が降下。サイロのゲートを破壊した後に重力フィールドが各ミサイルを包みながら持ち上げ、電磁パルス(EMP)が誘導システムを無効化した


ロシアのICBM基地では、ドローンが重力場で警備車両を浮遊させ、非殺傷で兵士を排除。中国の基地では、EMPが火器管制を停止


プーチンは核報復を検討するが、モスクワのレーダーがドローンを検知できても攻撃は無意味、参謀本部は「異星技術」と結論し攻撃を控えた。敵はアメリカでもEU諸国でもない理由からTu-160爆撃機は出動しなかったが兵士は混乱した、ロシアの主流SNS(VK)では「UFO襲来」がトレンドに


北朝鮮では金正恩は平壌の地下司令部で激怒。火星14ミサイルの発射準備を命じるが、ドローンのEMPが制御室をダウン、軍幹部は「神の裁き」と囁き、一般市民は何も知らないが軍上層部間の動揺が広がる


* 潜水艦の核ミサイル没収


上核(SLBM)が次の標的。太平洋に潜航中の米国オハイオ級潜水艦14隻はドローン50機に探知され追跡されているる


異星ドローンは重力場操作で潜水艦を海面上10Mの高さまで牽引しVLS発射口を重力で破壊、次に核弾頭を重力フィールドで包み、高さ384,000kmの月軌道にワープ

中国の晋級潜水艦4隻が南シナ海で同様な処置を行った、さらに大西洋で待機していたイギリスのヴァンガード級潜水艦4隻も同様の目に遭った


p.adminは異星タブレットのホログラムで作戦様子を見ながら「潜水艦が海面に浮いてる!まるでSF映画だ!」と独り言して、異星タブレットは「確保された核兵器月軌道に送る。核武装は人類の手から離れるのが最善」


* 空中核と予備核の処理


異星ドローンは空中核(爆撃機搭載)と非配備核を処理。米国のB-2、B-52、ロシアのTu-95、Tu-160、中国のH-6が飛行中から異星ドローンの重力場操作で滑走路に強制着陸させ、核搭載の巡航ミサイルを重力フィールドで月軌道へワープ


米国やロシアの核貯蔵庫にある約5,500発の核弾頭も同様にワープ。

インドのアグニIIIミサイルもワープで消失、モディ首相は「侵略」と非難するが、ドローンの非殺傷攻撃に軍は無力。国民は「神の介入」と騒ぐ

イスラエルのジェリコIIIミサイルも消失され。ネタニヤフは秘密裏に米国と連絡するが、軍は静観を選んだ


* 作戦完了


大凡2時間後、p.adminは異星タブレットにより『地球人類文明が所有する全ての核武装が没収され、作戦が完了した』と知らされた


Azure(p.admin):

「これで、人類最大の毒牙を抜いた!」


世界主要国の核兵器が没収されたことで、アメリカを始めとする大国は一時沈黙を貫いた(p.adminがその気なら一気にすべての戦車及び戦闘機、戦艦潜水艦も無力化を身をもって実感した為)


ただトランプだけはSNSで「神よ!我こそが世界を救える強いリーダーだ、我なら24時間以内ですべてを解決できる!p.adminの小僧は間違いだ!」と発言した(補足:トランプは異星文明の存在を頑として認めたくない為神を呼ぶ)

ただ、核兵器を持たない国と一般人は核没収について概ね好意を持っていた(独裁国を除く)


アメリカの反応:

「アメリカからの学者が共同声明で「p.adminはただの落第元研究者、やり方は稚拙でまるで子供の思い付き、殺傷しないのは最低限評価するが判断は我々社会学者および心理学者に任せるべき」


EU諸国の反応:

「ロシアから身を守るために核抑止力が必要、p.adminの考えは一定の理解を示すが会話してほしい」


中国の反応:

「Azureは台湾出身でつまり中国人、習近平主席と協力して強い中華の盛世を作るべきである!」(尚、言論統制して民間の反応は公式発表を賛同する声だけが許された)


日本の反応:

「たくさんの日本国民の命を救ってくれて感謝、核攻撃を無くすことも評価、16年間も日本の一善良市民として生きてたから是非今後の協力体制を協議してほしい」


なお、核の没収から大凡二週間後、p.adminは日本の知人ルート経由で日本政府が名誉国民と勲章を授予することを打診された

p.adminは日本政府が「天皇陛下」より自分に勲章を授予する事で上下関係を確定したい思惑がると考え辞退した


情勢が日々変わる中で、p.adminは異星文明と会談する事を決めた

異星文明とのホログラム会談で、初めて姿をみせた「ポルポ・カラマリ人」は進化した二足歩行のタコの姿で、表情が穏やかで穏健派の見た目でした


p.adminは「何故俺を選んだ、一体何をやってほしい」を質問した

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