DAY 60 2025/5上旬 月から助けを求める
「イスラム圏の女性保護の避難ボタン」や「一日100人の善人救助」で想定で収容人数10000人(住居空間5000人+医療ベイ5000)の月面基地のキャパシティーをあっという間に圧迫状態になった
「イスラム圏の女性が持つ避難ボタン」は自分や子供の身の安全を物理的に守れるが、社会的な差別や夫や親族からの精神的な虐待は防げなかった
中には一度シールドを解除して夫を受け入れてまた家庭内暴力を受けてシールドが自動発動し、それで家庭環境が崩壊した例も沢山あった
一部の女性はイスラム社会から「魔女」として見られ、傷つける事がでけなくても社会から孤立し、食糧でさえ貰えないケースはしばしばあった
その中の酷いケースはドローンAIに「保護推奨(隔離)」「保護推奨(一時)」と判断され、月面基地にワープ転送し一時保護してあげた
その数は一日軽く数千人に上り、日常生活や飲料水、食事もポルポ・カラマリ母艦の援助を頼るのみとなり
そのため月面基地周辺に、異星文明の提案でバイオ農場が急遽建設されるようになった
増殖スピードが速い藻類をポルポ・カラマリから提供され、それを元にスムージーみたいな流動食を製作している
栄養的に問題ないが、食事の質はとても良いとは言えなかった
その中に、一番苦労したのは初期に収容したボランティア組約1000名でした
#### ボランティアの役割
ボランティアの役割は、医療ベイの集中治療からある程度回復された患者の世話や、住居空間や施設利用方法の案内、地球(故郷)への帰還スケジュールの案内などが想定された
これらの情報は、ポルポ・カラマリの協力の元に製作した教材や動画を用いて最低限の教育を施した、p.adminがホログラムで教える事も考えたが、喋り出す言葉の癖や文法ミス等により簡単にAzure(p.admin)の個人情報が特定されると想定されるので、実際p.adminが直接指示を出す場合もきちんとした言葉ではなく、単語のつなぎ合わせで意図を伝える事が多い、因みに翻訳はポルポ・カラマリのアシストコンピューター(i.e. 例の異星タブレット)を用いた他に、p.admin自宅PCのローカル環境でビルドした128bスケールのLLM AIモデルも併行的利用していた。それはポルポ・カラマリの翻訳傾向が時々人間視点ではおかしいな表現を使われがちだからです
元々は月面基地の治療回復者向けの案内人としてのボランティアですが、イスラム要保護女性が沢山避難してくると
ボランティア達はイスラム女性や子供の心理カウンセラー役も兼任しないといけなくなる
社会的な差別を受けたイスラム女性はこのまま地球の故郷に戻すこともできず、月面基地にとどまるも解決ならないのでp.adminは現状の打開策を苦慮している
Azure(p.admin):
「物理的女性迫害できないを分かると今度は社会的な差別、ある程度予想していたけど…イスラム圏の女性抑圧は根深くて揺ることもない事を侮った」
W子:
「でも数万人規模となるととてもあなた一人でどうにかするレベルじゃなくなるよ」
Azure(p.admin):
「分かってる、仕方ない…我々の行いに好意を持ち支援してくれる人々にヘルプを呼びかけよう」
W子:
「良い案だけどどうやって?」
Azure(p.admin):「
医療は月面基地が提供できるとして、不足しているのは食料と水と住居ですね、これと安全なスペースがあれば極論ですが社会から孤立されても生きる事ができる…ただ社会からの虐めも何とかしないといけないので、要保護女性のそれぞれの出身地域に避難シェルターを作って要保護女性や子供達をそこに移動し、支援者からの物資提供と共にUN関連団体にもお願いをするしかない…」
W子:
「これで、UNは必ず私たちの身元が問われるよね」
Azure(p.admin):
「想定内の事だが、身元が誤魔化しても実際避難民がそこにいるならUNも無視できないはず、身バレ対策についてこっちにも考えがあるので私たちの安全は確保できてると思う」
W子:
「あなたがやってる事は正しい…正義なのは分かるけど、もし私たちの安全にも脅かされる状態になったら避難民よりも自分の安全を最優先で守らないと」
Azure(p.admin):
「分かってる…本当はイスラム女性保護もウクライナの重傷者救助も以前なら遠い国のニュース程度しか理解できないが、自分が手を出すととんでもない深い淵と気づいてしまった…けど、やり始めたから中途半端は絶対だめ、沢山の命の重さと尊厳を最後まで守り抜かないと必ず後悔すると思う」
W子:
「分かった…絶対に無理しないで」
#### シェルターと物資、支援団体と富裕層の思惑
p.adminのイスラム要保護女性のそれぞれ出身国にドローンを命じて調査し、廃校や廃棄施設、または砂漠のど真ん中にシェルターの建設を急いだ
シェルター予定地の施設の選定はドローンの実地調査も含め、大凡一日掛かった
選定基準は郊外で主要都市部から離れた事が先決、インフラは二の次だが衛生面や生活面としても水道が通ってる所が望ましい
廃校や廃棄施設の場合はドローンを上空に常駐させ施設や周辺を囲む重力シールドを展開させ、「保護推奨」かつ当人が同意した場合のみワープで施設周辺に転送
しかし、廃校や廃棄施設とは言え
身元も公開してない≒国際的な信用はないp.adminはは各国でシェルターを建設するのは「不法占拠」と同義
しかし人命救助という大義名分をもつp.adminは、これらの実効占拠を「違法性阻却事由」、つまり「緊急避難」として自己正当化した
物資や食糧提供については
p.adminはドローンのホログラムを通して、全世界に月面基地や各地のシェルターに対しての物資を呼びかけた
それを見て今まで治療を受けた帰還者の善人たちが一斉に動き出し、特に月面基地の現状を知っている人達が迅速に動いた
また、日本や台湾の仏教、神道、道教コミュニティは実際に治療を受けてなくても積極的支援組織を結成し、月面基地や各シェルターに必要であろうあらゆる物資や食料品(フレッシュ、保存食)の提供や、資金集めや継続的な支援を目指してスケジュール調整までしてくれた
その他に、最初の要救助善人リストに乗ってなかった健康の善良な人や、病気の裕福層が一縷の望みをかけて資産を突き込んで支援し、異星医療という見返りを期待していた
集めた物資は人間達の力で月面基地に運ぶは到底無理で、国際関係のせいで中東アジアのシェルター現場まで運ぶのも難しい
代わりにp.admin管轄下のドローンが各支援団体からの呼び出しに応じて、物資をワープで月面基地や各シェルターに運んだ
ただ、国や出身地への指定寄付の場合もあり、それぞれの支援団体間が常に情報交換しているわけではないので、細かい調整についてp.adminは結構苦労した
幸い、月面基地からの復帰者が自らボランティアを志望し、物資のリクエストリストや搬送スケジュールを調整し、これら現場のデータも数時間おきにp.adminの手元に届いた
月面基地のボランティアは総勢1000人達はローテーションで各地の避難シェルターに滞在させ、月面基地には100人体制で駐留させていた
最後に、UN関連組織に設立したシェルターの座標や現状収容人数、最大収容人数、現状の物資提供状況を事務的な連絡ペースで共有した
シェルター座標は隠せる物ではないので、テロ組織や当地の警察や軍が介入すれば、重力シールドを発動させ要救助者達を守るしかない
Azure(p.admin):
「これで生活物資や食料品はようやくなんとかなりそうですね…支援者がたくさん居てよかった」
W子:
「本当によかったですね…でもそれぞれの国で勝手にシェルター開設して大丈夫なの?」
p:
「モリモリの国際法違反だけど、こっちは人命救助の大義があった…しかも各地のシェルターには出身国、出身地域の要救助者しか収容されないのでギリギリ筋を通っているかな?」
W子:
「現状はこれが最善ですね…」
***
これから一ヶ月、イスラム要保護女性、支援団体や個人、異星医療を期待する富裕層等の協力により
中東アジア各地に約100ヶ所の避難シェルターを開設し、一ヶ所で約1000人で総計10万人の保護能力を提供し、退去者、自立者や新たな保護対象が入れ替わり大凡収容能力80%の8万人を受け入れている
月面基地にも10000人分の生活物資やフレッシュな食料品が定期的に提供され、ボランティア達の尽力によって何とか運営ができていた
勿論すべての連絡や指示をp.adminとW子が出すのは無理なので、物資の分配やスケジュール調整は自動化されドローン搭載AIに任せた
特にボランティア達(復帰者の善人組)は信頼できる存在とp.adminが判断し、物資のリクエストや支援団体との連絡は彼らの要求通りに仲介させた
見返りで異星医療を期待している富裕層支援者に本当に異星医療を提供するかはp.adminを悩ませたが
「善の広がり」の助けになるでしょうから、病気の深刻さ順で富裕層支援者のリストを作り、一日10人程度で月面基地にワープ転送させ治療を受けさせた
p.adminは「命という手綱をこっちが握っている限り、おそらく裏切らないだろう」と思うが、一応これら富裕層支援者のリストを月面基地のボランティア達に共有した
***
ようやくシェルターや月面基地の運営が軌道に乗り始めた頃、アメリカ政府から声明が出された
アメリカ政府:
「p.adminが偽りの救世主、無策無能でイスラム世界の秩序を乱し、歴史と文化を無視した上に家庭や社会を分断させた!中東アジアの女性権利の向上は我々アメリカが担ぐべきだ!」
p.adminは一瞬この流れに応じてアメリカに任せようかと考えたが、冷静にこれまでアメリカの行いを思い出し、アメリカの真の目的は世界主導権を奪い戻す事を悟り、現状の運営体制を続行した
なお、UN支援団体は各シェルターに到着した、中には結構の割合でアメリカ主導の幹部が入り込み、p.adminは彼らをシェルター内への進入は許さず、必要に応じてp.admin勢のボランティアや要保護女性が一時シェルター外に出てUN支援団体に面会させる運用体制を決めた
それでもUN支援団体は生活指導や巡回医療を提供している他、水道や電気の利用も当地の政府と交渉してくれてp.admin勢と暫くは協力関係を続いた
この中に不穏な動きもありました
とある国のシェルターでは、アメリカ人のUN支援団体幹部は要保護女性に「避難ボタンを押してシールドを展開してみなさい」と命令し、女性はそれを従い避難ボタンを押したがシールドが展開されないを見てUN職員が激怒し女性を罵倒した、なお、その場にアメリカ軍関係の研究者も複数いた
シールドが展開されない原因は女性に配られた避難ボタンはあくまで「ビーコン」であり、実際にリスク度合いを判断してシールド展開可否を決めるのは周辺の上空に光学ステルスになっている異星ドローンである
この情報をp.adminが把握した時は眉をひそめたが、これといった対策もなくアメリカの出方を静観し続けた
#### AI生成内容
#### シーン: UN支援団体の不穏な動き(イラク、シェルター現場)場所: バグダッド郊外、廃校を利用した避難シェルター
背景: UN支援団体がシェルターに到着するが、アメリカ主導の幹部が「シールドテスト」を強要。シールドが展開せず(ドローンAIのリスク判定による)、幹部が激怒。p.adminがタブレットで状況を把握。
UN幹部ジェームズ・ハーパー(仮名)とアメリカ軍研究者2人が、シェルターで女性(アスマ、仮名)に迫る。
ジェームズ・ハーパー:
「アスマ、リストバンドを押してみなさい! シールドを展開しろ! p.adminの技術を検証する必要がある!」
アスマ(怯えながら):
「でも…危険がないのに押しても…。」 アスマがボタンを押すが、シールド展開せず(ドローンAIが「保護不要」と判定)。
ジェームズ(怒鳴る):
「なぜ動かない!? p.adminは詐欺か!? テロリストを隠してるんだろ! お前も共犯か?」 アメリカ軍研究者がドローンのステルス信号をスキャンするが検知失敗。アスマが泣き出し、ボランティア(アイシャ、DAY 30)が介入。
アイシャ:
「彼女を責めないで! リストバンドは命を守るものよ! UNなら支援を、調査じゃない!」 ジェームズが退散。ドローンがデータをp.adminに送信
#### シーン: アメリカの裏の思惑
場所: ワシントンD.C.、NSA本部、極秘会議室(暗号化された通信環境)
出席者: CIA副長官、FBI国家安全保障部門主任、NSAサイバー分析部長、国務省顧問
* p.adminの脅威評価と影響力の拡大
CIA副長官は、p.adminが中東で築いた影響力に対する強い懸念を表明した。
CIA副長官:
「ガザと100ヶ所のシェルターはp.adminの影響力を決定づけた。2億のリストバンドは民衆の支持を集め、ハマス関与の証拠はゼロ。p.adminの技術は我々の解析を上回っており、彼は我々の覇権を無視している。中東でのアメリカの主導権が脅かされている」
NSA部長は、技術的な側面から異星文明の確実性を報告した
NSA部長:
「月面基地のエネルギー異常は2度検知され、異星文明の関与は確実だ。技術は我々の数百年先を行く。シェルターでのシールドテストが失敗したのは、p.admin側のAIがリスクを判定し作動を拒否したためと見られる」
* p.adminのプロファイル絞り込みと追跡の困難さ
FBI主任は、プロファイルと追跡の現状を報告し、儒教思想と東アジアへの焦点を強調した。
FBI主任:
「p.adminは儒教思想に影響されたアジア人20-40代、情報系研究者かシニアエンジニアと推定。90%の確率で台湾人か日本人、日本在住の可能性が高い。日本学術データベースを精査し、候補者を10万人から4万人に絞り込んだ。p.adminは分散型接続や量子通信という、我々が追跡不可能な手法を使っている」
NSA部長:
「p.adminは量子通信を使用しており、我々NSAでもキャッチは無理だ。月面基地を観察できる衛星がないため推測しかできないが、おそらく1万人程度の収容規模だろう」
* 政治的な反撃と情報操作
国務省顧問は、p.adminの非暴力的な善行に対抗するため、「偽りの救世主」キャンペーンの継続を主張した
国務省顧問:
「p.adminの『善人救助』と『女性保護』は、地政学的な秩序を乱している。我々の関心は女性保護ではなく、覇権の維持だ。CNNとXで『p.adminは無策でイスラム文化を分断し、家庭を崩壊させた』とキャンペーンを強化し、キリスト教の福音派とイスラム保守派を動員してp.adminを孤立させる」
CIA副長官:
「声明でp.adminを叩き、アメリカが中東の安定を主導すると訴える。だが、具体的な女性支援策は最小限でサウジで小規模なモデルケースを宣伝する程度で十分だ。UNにアメリカ人幹部を増やし、シェルターを監視し続けろ」
* 最終戦略の決定
FBI主任:
「次のステップは、日本学術データベースの量子通信とAIの共著者ネットワークを分析し、候補者を2万人に絞り込む」
NSA部長:
「技術面の課題として、無人探査機の月面打ち上げを準備すべきだが、異星技術への接触はリスクが高い。まずはデータベースハッキングを加速し、p.adminがエンジニアであれば特定は時間の問題だ」
CIA副長官:
「p.adminは我々のルールを無視し、民衆の心を掴んでいる。身バレまで時間がない
全力を尽くせ。最終目標は、異星技術をアメリカが掌握し、global dominanceを確立することだ」
※ 補足
アメリカが気になるのは覇権や主導権であり本気で中東アジアの女性保護ではない、よって声明を出す理由は立場を示すだけで具体策はあえて提示していない(親米のサウジアラビアやイラクなら実行可能性あるがお金がかかるのでやっても小規模のモデルケース)




