表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力被弾で覚醒した令嬢は精霊様と悪意を摘み取る  作者: 真白 歩宙
ハチ精霊編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

63/291

もう一つの転写方法 1

「さて、ブリジット嬢が造血豆のスープを食べられる猛者(もさ)だと確認したところで、一区切りついたね」


 あれからお茶のお菓子に、造血豆のスープを出してきたエドワード殿下の護衛、近衛騎士のフェンと魔法士のリュー。


「何も一区切りついてないですよ」

「だが、ブリジット様には良い滋養になった」


 一人不貞腐(ふてくさ)れたように言うレインは、本当にあの豆が嫌いなのだろう。アッシュの言うように滋養(じよう)には良い食べ物かもしれない。


「叫ぶ豆を笑顔で食べるご令嬢達に感服(かんぷく)しましたが、リーナ様、以前の研究結果を話しても?」

「ええ」

「ここで作った装置を王太子殿下の学院執務室の控室に設置し、違う日にスティーブン・ライリールとエルヴィス・サンディスタに通らせました。これがその二人の資料です」

 成程、執務室の控え室なら近衛騎士の控室としても使われるし、そこに結界装置に似た物があっても怪しまれない。


「隣の部屋にデータが出されるようにしたので、距離的な部分で大変でしたがハニエルが転移陣の描かれた床に魔法陣を入れ込んだので、問題なく彼らのデータを採取できました」


 嬉しそうに話すグレン様はハニエル様と喜び合っている。


「疑われない場所に設置できたのですね!」

「後は騎士団のケリー・サンディスタを呼び出すだけなのに、王太子殿下の執務室に呼ぶ事案が中々ね」


 ソファーにクッションを抱えて寄りかかっているエドワード殿下が、忌々《いまいま》しそうに呟いた。確かに、所属が違う者を呼びだす口実は、疑われない様に考えないと。


「そう言えば、造血豆の粉の成分調査は、ハニエル様の所に?」

「そうでしたね。出来てはいますが、何か関係‥‥その手がありましたか!」


 机に積み上がった書類の中から私に2束ほど手渡された。


「結果的には効果は同じだったと、言っても良いかもしれない」

「実は、ハニエルと考えて、粉にする時に皮有と皮無しで調べてみたら成分に違いが出た」


 嬉しそうに答えてくれるグレン様は、2つの束の1つを指して皮有の方が、栄養価が高いと報告してくれた。

 前世でも皮と実の間に栄養が多くあるものが多かった。その点を今の魔法に頼ったこの世界で見つけてくれたのは朗報(ろうほう)だと思う。


「皮の方が、栄養価が高い‥‥では、他の食べ物もそうなのでしょうか?」

「え?皮の有る物には、もしかしたら皮の近くに栄養がある物があるのかしらと思いまして」

「そうですね、後輩達に割り振って調べてもらうのも良いかも知れません。特に騎士には栄養が不可欠ですから!」


 そんな他愛もない話をしながら、ふと思いついた。

ここまで読んで下さって、ありがとうございます。

貴重なお時間を使って頂き、心から感謝します。

読んで頂けることが、執筆活動の励みになります。

誤字脱字に関しては、優しく教えて頂けましたら幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ