008 CODE NAME:DOG(男主人公、現代SF・能力モノ)
【あらすじ】
主人公・志野原 和也は、「センス」という特殊組織に所属していた。
「センス」は人間へ人口の超能力を植え付ける実験と、そしてその超能力者を用いた仕事を請け負う組織。和也はその中で、嗅覚を強化された組織員――コードネームを「ドッグ」――だった。
ある日、「センス」の仕事で、和也は同じく五感を強化された仲間と共にとある個体の救出作戦に出ていた。
和也はその際に、親友であるコードネーム・ウォッチャーを目の前で失う。
それから「センス」は、組織内の良識のある者達による反乱により、組織は解体されていった。
生き残った超能力者達は、今でも息を潜めて生活をしている――。
【作りたかったもの】
・予定していたのは20話以下で終わる短いもの。
・組織に所属していた主人公
・現在の主人公は訳アリ探偵
・藁にも縋るような気持ちで、とある少女が転がり込んでくる
・それを解決する
ちょっと前の少年ジャ○プの読み切りみたいな話を書きたかったです。
3年近く放置していたので供養。
以下、設定もろもろ。
【設定】
■「ファイブ・センス」
組織が開発した能力。
五感をもとに作られていて、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」に分類される。
実験を生き抜いた五名に与えられている。
譲渡可能。ただし、相手が「渡したい」と思い、貰い手も「貰いたい」と思うことが必須条件。
また、貰った能力を使う際には頭痛嘔吐目眩などの何らかの体調不良の状態が現れ、薬やマッサージなどによって緩和する。
力の使い方(強さ)によってはその体調不良の度合いが変わってくる。
元々所持している力に関しては、使っても不良は起こらない。
全感覚を手に入れるとそれらが失われ、完全体となる。
ただし体が追いつくわけではない。最悪の場合死に至ることも。
それぞれにコードネームが与えられている。
「視覚」ウォッチャー
遠視に透視と便利な能力。
「聴覚」トーン
めっちゃ耳が良い。
「嗅覚」ドッグ
犬猫を凌駕する圧倒的な嗅覚。タバコ香水柔軟剤など、きついニオイには弱い。
「触覚」スキン
サイコメトリー。また肌に触れて力を発揮するため、肌が弱く敏感。常に厚着。
「味覚」ソムリエ
舌に触れることで成分を見分ける。また経口摂取の毒物の無効化がある。
■志野原 和也
万年頭痛男。薬はもう効かない。お菓子感覚でバリバリ食べてる。
ギザ歯。戦えない。(建前)
コーヒーが好き。鎮痛剤をアルミ箔から取り出して小瓶につめるのが日課。
字が汚い。
「センス」に所属。コードネームは「ドッグ」。
嗅覚を植え付けられた組織員。
嗅覚使用時に頭痛はないものの、強いニオイに当てられて体調が悪くなる。
「視覚」の親友を「プラスアルファ」救出作戦のとき、目の前でなくす。
その際に視覚を譲り受ける。
また、解体後に引退した「触覚」から譲り受けた。
引退後も頻繁に連絡を取り合っていて、たまに食事をおごっってもらう。
■オレンジ・ママレード(エレオナ・ビョルリン)
ヒロイン。
仮名、というか暗殺者としてのコードネーム。
和也を殺しに来た殺し屋だったが、彼に一目惚れして組織を抜ける。(実は壊滅させてから来たので追っ手はない)
暗器使い。
クラシックメイドドレスを着ている。
「〜デス!」「〜ですネ!」カタコト。
本名は和也にしか教えていないし、和也もそれを知っているのでふたりの時ではない場合は「オレンジ」と呼ぶ。
和也の秘密を知っている数少ない人物。
探偵業をしつつ、プラスアルファやロードリックについて調べているのはお見通しだが、知らないふりをしている。良妻。
赤髪ロング、ヘーゼルカラーの瞳。
■スヴェトラーナ・カルボフスカヤ
元・コードネーム「スキン」。ロシア人。
純粋にロシア人スパイとしても活躍。
自国に対しても諜報活動や破壊工作を行っていたため、自責の念から帰国はせず日本でひっそりと暮らしている。
露日英のみならず、中韓独仏にも堪能。都合が悪いと片言になる。
昔の癖で常に黒い手袋をしている。
救出作戦のあと、引退するということで和也に能力を明け渡す。
白金ショート、碧眼。
■ヒューバート・ブリック
コードネーム「ウォッチャー」
「プラスアルファ」救出作戦にて命を落とした和也の親友。
気さくな性格、仲間思いな言動でリーダーとして尊敬される。
■ロードリック・キャンベル
コードネーム「トーン」
影の深い男。
「プラスアルファ」救出作戦にて、仲間を裏切りヒューバートを死に追いやる。
現在は逃亡して姿をくらましている。
全ての感覚を取り入れ、世界を手に入れようとしている。
■ラファエル・ギャルニエ
コードネーム「ソムリエ」
味覚を持つ男。引退したが譲渡は死ぬ前にと和也に言ってある。
味にうるさいフランス人。
■黄 若晴
コードネーム「プラスアルファ」、「センス」の開発していた六人目。
第六感をもつ少女で、救出作戦の救出対象。
スラムで暮らしていた少女を拉致誘拐、新開発の「シックスセンス」を植え付けて育成していた。
ロードリックや様々な相手に追われ、世界中を逃げている。




