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にげじつ物語  作者: AMA
第一章 打倒吸血鬼!
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第六話 王様からの試練

M(最近、違反行為者が多いから罰がどうなるか分からないぞ...まずいな。)


スピーカー『ぴーんぽーんぱーんぽーん。ただいま、違反行為者50人目が確保されました。』


M(まずい!)


スピーカー『最近、違反行為者が多い為、王様の今回の罰は。「死刑」となりました。」


M(は?)


スピーカー『実行日は明日の15時。それでは。』


M(死刑...?重すぎるだろ!何でピンポイントで50人目なんだよ!とにかく早く王城に!!!)


……………………………………………………


赤飯「王様ぁ。冗談よしてくださいよー。」


王様「冗談などではない。貴様は運が悪かったな。」


赤飯「まあ多分、俺死なないっすね。」


王様「何故だ?」


赤飯「俺にはMさんっていう凄い人がついているんです!きっと助けに来てくれます!」


王様「M...?マリジャーの孫か?」


赤飯「マリジャー?その名前は知らないですけど、Mさんにはお爺さんがいると聞きました!」


王様「Mか...。本当に助けに来るのか?あいつに友達はそんなに居ないと聞いているが。」


赤飯「その数少ないお友達の一人です!」


城兵「王様!訪問者がいらっしゃいます!」


王様「入れて良いぞ。」


ガチャ


M「はあ...はあ...赤飯君...」


赤飯「Mさん!!!」


王様「どうやら本当に助けに来たらしいな。」


M「王様!赤飯君が死刑ってどうゆう事ですか!」


王様「違反行為者が最近多いと言う事は知っているだろう?その罰だ。」


M「何で赤飯君は確保されたのですか!」


王様「狩人カードをもっていないのに怪物を狩りに行ったからだ。」


M「狩人カードを持っていない...?」


赤飯「そうえば狩人カードってなんですかー?」


王様「と言う事だM。こいつは残念だが死刑となった。」


M「狩人試験に今から行かせるのは?!」


王様「次の試験は2ヶ月後だ。待てない。」


M「...その人は凄い人なんです。」


王様「...?どこがだ。」


M「D9の怪物を一人で倒していました。」


王様「嘘に決まっているだろう。バレバレの嘘だな。」


城兵「王様!連絡があります!」


王様「なんだ。」


城兵「先ほど、その赤い違反者が狩人館に置いていった狩物は、怪物D9の物だと判定できたようです!」


王様「本当か?...だがどうせ誰かが持ち帰り忘れた物だろう。盗んだんだろ貴様?」


赤飯「そんな悪い事はしないって!」


王様「じゃあ誰のだって言うのだ?」


赤飯「俺とMさんとブルーハワイさんで倒した怪物の物です!」


王様「Mとブルーハワイ?そうなのかM。」


M「その場にいたのは、僕と赤飯君とブルーハワイです。ですが、怪物は赤飯君一人で倒しました。」


赤飯「そんなことないよ!Mさんいなかったら俺今頃握り潰されてたかもしれないし!ブルーハワイさんもいなかったらMさんが危なかったじゃないですか!」


王様「まあどうでも良い。...では良い提案をしよう。」


赤飯&M「?」


王様「今からC帯の怪物を狩りに行って来い。一人で倒しても二人で倒しても良い。実績を残して来い。そしたら死刑は無かった事にしてやろう。」


M「C帯...?キツすぎますって。」


赤飯「分かりました!受けて立ちましょう!」


M「赤飯君、行けるのか?」


王様「では王城を出て良いぞ。ただし明日の14時半には帰ってくる事。分かったな?」


赤飯「はい!」


M「...はい。」


王様「行って来い。」


赤飯「行って来まーす!」


………


M「赤飯君どうするんだ、C帯はまだキツイんじゃないか?」


赤飯「Mさん!俺には結構、力がある事はご存知ですよね?」


M「ああ。」


赤飯「この力があれば、どんな怪物だって余裕ですよ!」


M「だとしても、出来るだけC帯の中でもランクの低い奴を倒しに行こう。」


赤飯「Mさん!今こそです。」


M「何がだ?」


赤飯「出会ってから特訓する前に言ったじゃないですか。」


M「なにをだ...?...あ、ああ。」


赤飯「思い出しましたか?そうです。」


赤飯「『吸連館きゅうれんかん』、行きましょう。」

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