第一話 狩人初心者
銀河1112億1229万207個目の
2億1617万1531個目の星の話。
「にげじつ星」
ここに一人の狩人がいます。
???「くっそ...、あんた強いなあ。」
吸血鬼「ふっふっふ。そろそろお前の血を頂こうかな?」
ここは『吸連館』という館。前から立ち入り禁止になっていた所だ。ここには何人もの人を喰らい、血を吸って生きている者がいた。吸血鬼である。
その討伐の為に『狩人』が一人向かったのだが...。
吸血鬼と戦っている狩人の名は「赤飯」
今、初任務を実行中である。
つまり狩り初心者。
赤飯「俺の血、美味くないよ?」
吸血鬼「血に味などは関係ない。私の栄養になるなら何でも良い。それでは、頂こう!!」
赤飯「いやあああ!!にげまあああああす!!」
吸血鬼「なっ!逃すか!」
赤飯「いやああだああ死にたくなああい!!」
吸血鬼「まっ...。逃げ足の速い奴だ。」
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赤飯「はぁ...はぁ...ここまで来れば安心かな。」
この星では、人間と怪物が対立している。
人間は怪物を倒し、報酬を得ることが出来る。
???「大丈夫か?」
赤飯「え?あ!大丈夫です。」
???「どこがだ。結構怪我してるじゃん。これおでこに貼って。10秒待てば完治する。」
赤飯「分かりました..。...わあわあ!すげぇ痛みがなくなっていく!あれ?!怪我が消えてる!...ありがとうございます!」
赤飯「あの!名前聞いてもいいですか?俺は赤飯って言います!」
M「僕はMだ。所で君、狩人ランクは何?」
赤飯「...何ですか狩人ランクって?」
M「...え?いやいや狩人一人一人にランクが...もしかして狩人になったばっかり?」
赤飯「そうです!さっき初任務に行って勝てなくて逃げてきました!」
M「まじか...。君さっき吸連館いらへんから走ってきたよね?吸血鬼と戦ってきたの?」
赤飯「勝てなかったですけどね。」
M「当たり前だ!あいつのランク確かC86だぞ。」
赤飯「C86…?ランクって複雑ですね...。」
M「あぁそうか、ランクに関して何も知らないのか。
教えてあげるよ。」
赤飯「お願いします!」
M「ランクってのは人間、怪物それぞれにある。そんでもってランクにはおおまかに...、
E帯、D帯、C帯、B帯、A帯、S帯。そして『U帯』がある。
それぞれに100〜1の順位があって数が少ないほど強い。
狩人に入ったばかりはランクがまだないが、怪物を倒していくにつれて、ランク付けされるぞ。」
M「大体こんな感じだな。」
赤飯「大体分かりました!ついでにMさんのランクって何ですか?」
M「僕は...D43だ。だから今の僕でもあの吸血鬼には勝てない...。てかよく吸血鬼相手に生きて逃げれたな。」
赤飯「いやあ褒めてくれるなんて嬉しいですねえ。あ!そうだMさん!一緒に倒しに行きましょうよ、吸血鬼!」
M「勝てるわけないでしょ。僕のランクは吸血鬼より下だし、君に関してはランクないじゃないか。」
赤飯「いけますって!いける気しかしないですよ!Mさんと一緒ならランクなんて関係ない!」
M「...ああ分かった。だけど、特訓してからいこう。」
赤飯「特訓?何をするんですか?」
M「僕について来て。いい場所がある。」
赤飯「分かりました!」
...これは簡単に言うと赤飯が高みを目指す物語である。