けんか 愛でる
私は頬を膨らませる。
もう怒った。
激おこぷんぷん丸発動だかんね。
すごい報復しちゃうんだからね。
なによ、ちょっといたずらしたくらいで。
そんなに怒らなくてもいいじゃない。
私は君の彼女なんだぞっ!
ほっぺつんつん、ってしたり。
たかいたかい、ってしたり。
頬ずりしちゃったり。
それくらい当然の権利じゃない?
だって君は私の彼氏なんだぞっ!
私がやった事って、それぐらいでしょ?
そんなに大それた事してないよね?
とんでもない事じゃないよね?
なのになんで、そんなに怒るかな。
かわいいものをかわいいと愛でるのは自然なことでしょ?
ふーんだもう知らないっ!
もう一生キスしてあげないんだから。
「なんで怒ってるのって? そんなの当然だろ。俺がどんなに低身長で、子供みたいにかわいく見えたとしても、俺はお前の彼氏なんだから、そんな子供にするみたいに愛でるなよ!」