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転生の悲劇

あれ、ここは何処だ?俺 霧島斗真は、日本(?)のどことも知れぬ場所に居た。但、洞窟っぽいということはわかった。取り敢えず脱出するために、ひたすら洞窟らしき所を歩くと、超能力や霊感を持ってない俺でもわかる位に禍々しいオーラを放つ場所と、どうみても出口の明かりの量を放つ場所があった。ここで普通は後者の道を往くのが常識だが、俺は何故か禍々しい方の道を往っていたーー。  あれからどれくらいたっただろう。大体一時間位か。あぁ、足が棒だ。第一、通りづらい道のせいでもう限界だったのに、出口とは思えない道を進んでしまった。もう駄目だと思ったとき、ふと声が聞こえた。「生き延びたいか?」その声は、とても暖かく、優しかった。俺は「嗚呼」と言った。その声は、「ならば魔王になれ。」「ま、魔王?」余りにも馬鹿らしく、つい聞き返してしまったが、その声は、「いいかスライム、よく聞けよ…」「は?スライム?俺は人間だ…ぞ…」声にいわれ近くの水溜まりで自分の姿を見ると、確実にスライムだ。何で?さっきまで人間だったのに…そんな俺の心中を察したのか、声が「お前はあの時確かに死んだ。だが、俺の 魂 に惹かれてこの 異世界 に転生した。」「な、成る程、要はラノベの異世界転生なろう系主人公になったって事だろ?」「?多分そんな所じゃないか? まあいい。取り敢えず、お前は魔王になれ!」「だが断るウウウウウ!」「?!」「第一、異世界転生じゃなくて、普通に天国に行かせてくれよ。」「お前…自分が天国に行けると信じてるのか…イタいな」「はぁ?!魔王になれっていう方がイタいわ!」ここぞとばかりに俺は今までの本音をぶちまけた。声は、「いいのか?今天国も地獄もブラック企業状態だぞ?」「ラノベとかは知らねぇのにブラック企業はしってんのかよ。」つまり、どっちに行ってもブラックな労働が待ってるのか。ふと俺は思ったことを口にする。「普通に生きることは出来ないのか?」「無理だ。異世界人ってだけで差別され、殺されるぞ…まして魔物何だから見世物にされて殺されるのがオチだぞ。」「クソ!俺は魔王になるしかないのか!」「後魔王に成ったら俺が考えた 名 を名乗って貰うぞ」「…ちなみに、その 名 はどんな 名 何だ?」「聞いて驚け!お前の 名 は、うp主だ!」「……」「どうだ、かっこいいだろう、かっこいいだろう!」俺はよく考えたが、見世物、ブラック労働に駆り出されるよりはマシと考えたので、「わかった、魔王にもなるし、その 名 も受け入れる。代わりに、お前の 名 を聞かせろ。そして、俺の相棒になれ。」「やだ、すごい積極的ィ~」「恋愛的な意味じゃねぇよ!これからの冒険のだよ!」「冗談冗談。聞いて驚け!俺は何とあのテン災(天災)(十災)」が一人、闇外道だ!」「はぁ…」「何か反応薄っ!」「だって俺お前らの事知らねぇしってか、この世界の連中って、ネーミングセンス無さすぎねぇ?」「そんな事はどうでもいい!取り敢えず契約成立だ。これからヨロシクな、うp主。」「っチ、わーったよ魔王にでも何にでもなってやるよ!んで、魔王になるにはどうしたらいい?」「あぁ、ならこれ食え。」「えぇ…」声ーー闇外道が俺に渡してきたのは、めっちゃでかい何かの 種 だった。そして、明らかに見た目が禍々しい。「なぁにこれえ?」「 魔王の汰根 だが?」「 魔王の汰根 ぇぇえ?」初めて聞く単語だ。何でも闇外道曰く、この世界には神と魔王をピラミッドの頂天とした勢力図があるらしく、その頂天の神になるには 神ノ魂御 が必要で、魔王になるには 魔王ノ汰根が必要何だとか。しかし、これを喰うとなるとかなりの度胸と勇気がいる。だが俺は、鼻をつまみ、息を止め、その汰根を胃の奥に流した。その直後ーー「オエェェッ!!!」俺はとんでもない吐き気と腹痛でしばらくのたうち回る事しかできなかった。

本日も御高覧頂きましてありがとうございます。作者の暇人です。今日は時間が無いので手短に。次回は多分明日か明後日投稿されると思います。それでは皆さん次の話でお会いしましょう!

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