狂った国
ジャロウスと別れ、俺達は目の前にあった村に事情聴取をしに行った。が、その村は、とても酷かった。家屋はボロボロに腐り、村人達はとても痩せ細っていて、無事な家屋のなかには、歴史の授業で習った黒人奴隷船の中みたいにぎゅうぎゅう詰めに人が横たわっていた。しかも匂いも酷く、ハエもたかっている。恐らく死んでかなりたっている。その隣の家屋に居た人はなんとかまだ生きていた。その人になぜこうなったのかを聞くと、「オーディン様が貴族制度を実施したからです。ワシらのような罪を犯した者の親戚家族一堂は奴隷扱いを受けるのです。二度と罪を犯そうなんて考えないように、とのことだそうで。」成る程な。しかし、わざわざ罪を犯した当人以外もこのような扱いを受けるべきなのか?しばらく考えていると、「この先に普通の町があります。そこにて情報収集をする方がいいかと思われます。」このジジイ、俺達をさっさと追い払おうとしてないか?「それならお言葉に甘えて」そう言って俺達は先に進んだ。少しすると後ろからヤクザ並のドスの聞いた声と助けを求める声が聞こえたが聞かなかった事にした。ジャロウスの言うとおり、巨大な木を中心に都市が出来ていた。しかし、聞こえてくるのは怒号、奇声、泣き声だけだった。俺達はバラバラになり情報収集に専念した。それから30分後、再び集まり、集めた情報をまとめると、オーディンが狂ったのは恐らく25年前、その理由は表向きには精神を病んだ事が原因だが、本当の原因はとある男と 契約 を結んだこと。この2つの情報を集めることが出来た。情報共有を終えたとたん、中心にある巨木から火の手が上がってきた。俺達は炎の見えた巨木に急いだ。
本日も御高覧頂きましてありがとうございます、作者の暇人です!前回の話で明日投稿すると言ったのに投稿できず、申し訳無いです!実はフォートナイトやってると時間過ぎるのが早すぎて、気づいたら土曜日に!後はパズドラですね。明日が10周年なのでガッツリやっちゃってましたね!それでは皆さん次の話でお会いしましょう、さようなら!