冒険者ギルド登録
できるだけ更新目指してがんばります。
「ではこの用紙に必要事項を書いてください」
ギルドのお姉さんに言われ紙に書いていく。
武器はとりあえず籠手だな。
VRMMOオンライン『ブレイブアスガルド』と書いてある字は同じ字で読めるし、書けるな。
種族は人族と⋯⋯
職業の欄は…と書くなら魔法拳闘師が無難だな。
でも嘘になるからフリーのままでいいか。
ルシファーはどうなっているかな?
おおっ!真面目に書いてるな⋯⋯どれどれ⋯⋯
名前 ルシファー
種族 堕天使族大悪魔
職業 デモンズエンペラー
武器 隕石が特に好き
うわぁ⋯⋯
隕石が好きってなんでやねん!
明らかに何処か隕石落としてるよね。
大規模破壊だから。ダメ絶対!
「ひっ⋯⋯怖がらそうとして、冗談はダメですよ。嘘は罰則がかかりますからね」
受付嬢さんが気づいて持ってた羽ペンを落としてる。顔が青いよ。
「我輩は嘘などついてないのだ!むしろ正直者だと思うのだ。マスターも何かいってほしいのだ」
少し困りながらルシファーは声をかけてくる。
「まあ嘘はないしな。まあ騒ぎにならないといいが」
そっと目を下に逸らす⋯⋯ギルド登録するの早まったかな?
気を取り直してレオナの書類に目を向ける。
名前 レオナ
種族 獣人族
職業 ウィッチ
武器 杖
⋯⋯ふむふむ魔導師ギルドにいたまんまなんだろうな。
3枚とも仕上がったな。あとは提出してお金を払うだけ。
受付嬢に渡してか確認してもらう。
「しばらくお待ちください」
受付嬢が席を外し奥の部屋に入っていった。
◆◇◆◇◆◇
待つこと10分ぐらいのところで受付嬢が帰ってきた。
手には携帯食料が3人分持たれていた。
その後ろにもう一人書類とカードを持っているおっさんがいるな。
「それでは冒険者登録をしますので3人の登録料金と携帯食料代合わせまして50ドルズいただきます。
冒険者カードをなくされた場合は再発行手数料10ドルズが発生しますのでよろしくお願いします。
なお魔法登録すると腕輪と連動できるので便利ですがどうされますか?
別途50ドルズかかりますが⋯⋯」
「魔法登録はまたの機会にするよ。50ドルズで頼む」
腕輪をかざして決済する。
それを見たのを確認して後ろからブロンズカードを持ってきた。
「Fランクの冒険者カードだが殺しや破壊活動や脅迫など違法行為などしたら冒険者カードは剥奪及び奴隷落ちだからな。
あとは活動するに当たって2ヶ月冒険者活動がないと
除名手続きがおこなわれるから注意してくれ。
あとはランクがあげるさいに試験があるからな。
それからルシファーってのはどいつだ?」
「我輩がルシファーなのだ」
ルシファーに視線を向けながら小さく声を発していた。
「まさかな。⋯⋯堕天使族と書いてあるが翼がないようだが?」
「もちろんおりたたんで隠してるのだ」
ピクリと眉をひそめるおっさん
「ダンジョンに潜ると言ってたがそんな装備で大丈夫か?武器もほぼ持ってないに等しいじゃないか。死ににいくようなもんだぞ」
「まあ深く潜るつもりはないから多分大丈夫だろ」
「まあ問題を起こさなければこれ以上の詮索はやめておこう」
ブロンズのカードをひとりひとりに渡していきながらおっさんは諦めたように遠くを見つめた。
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