ベルサイズの街でレース参加
ルキフゲのおかげで思った以上に発展していくな。
ベルサイズの副ギルドマスターのエリックハルトさんも冒険者ギルド出張所を盛り上げてくれている。
白亜のおかげでダンジョンの設置もできたし、冒険者たちが増えているしな。
ホワイトゴルジュにはやはり名だたる冒険者でないといけないから新ダンジョンの存在はありがたいようだ。
女性冒険者がなぜかおおいんだよな。服屋にも列を作ってるし、お金も落としていってくれるし、評判があがるのはいいことだよな。
商業ギルドからは何人か話があがっているが、来るまでには至ってない。
エバークラインさんが海運ギルドとのやり取りで商業都市ヘルベルト・ティルスにも話がいっているとのことで、ベルサイズのギルドマスター経由でヘルベルト・ティルスの招待状が届いているらしい。今度見に行こうと思う。
アクアシティにヘルベルト・ティルスが行けるようになったんだな。
要塞都市カグヅチへは魔導列車に乗れないことには行けない場所にあるらしいな。
アクアシティは俺1人しか行けないから、まだ少し様子見だな。
ヘルベルト・ティルスは行けるんだが商業都市は海運都市に似てるのかな?情報を少しでも知りたいところだな。
ということでベルサイズの街へ行くことにした。
とりあえずゴールドランクを目指して、ランキングランクをあげたいと思う。
あとはレベルの上げかたを調べておきたいところだ。
ついてくるのはバティン、パイモン、ルシファーである。
君達問題を起こさないでくれよ?
「失礼なのだ!我輩が問題を起こしたことなどないのだ!」
「そうですよ!主殿、俺様がそんなことになるわけないですよ」
「ふふふっ面白い冗談ですわ」
きこえてるんかーい!
◇◆◇◆◇◆
大会はいまはいいのがないな。
ルシファー、パイモンがいるし、仕方ない⋯⋯闘技場はやめておこう⋯⋯。
あと残っているのは⋯⋯あっレースがやってるな。
良かった。シルバーランクから登録参加できるみたいだ。仲間内で同伴してると一回10000ドルズで登録参加をさせてくれるみたいだな。
観戦は一応お金を払えば見ることができるみたいだから、ルシファー達の分を払っておいた。
しかし1人当たり観戦料3000ドルズってまあまあ高めだったけど観戦する人も多くて並んでた。
観戦のために受付のお姉さんに説明をうける。
やってるレースは魔動バイクレース、マーメイドレース、ケンタウロスレース、障害物レースの四つだ。
魔動バイクレースは『ブレイブアスガルド』にもあったものだ。
魔動バイクは3輪と2輪の魔動バイクで競争を行うのだが、コースが急な山道を使うため、安定感のある3輪を選ぶか速度重視の2輪を選ぶかがレースの鍵を握る。攻撃も仕掛けてくるので、3輪のほうが戦い安いのだが人気が高いのは2輪のほうなんだよな。
競技参加とチケット参加があって競技参加ではランキングポイントをかけて戦うことができる。
チケット参加はドルズを稼ぐことができる為、『ブレイブアスガルド』でも定番のギャンブルだった。
マーメイドレースはチケット参加のみの人魚のレースなのだが、チケット参加者がルーレットを回し、様々なイベントをマーメイド達が進めてゴールを目指すリアルタイムレースになっている。
巨大な水槽から海を目指すのだが未だにゴールにたどり着いた人魚はいない。これはボードゲームのような感じかな?
ケンタウロスレースは競馬のケンタウロスバージョンである。
こちらも競技参加とチケット参加がある。
ケンタウロスは気性が激しいため競技参加者を振り落とそうとする。
乗りこなしてゴールにたどり着くことが出来れば、ランキングポイントを貰えるのだが、より強いケンタウロスをどれだけ早く従えるのかで貰えるランキングポイントの変動があるのだ。
最後に障害物レースは競技参加のみのレースだ。
徒歩で様々な障害物を避けたり、乗り越えたりするレースである。
地球の競技にスパルタンレースがあるのだが、それの異世界式といっていいだろう。
スパルタンレースではダーツを大きくしたやり投げやつり輪、鉄パイプの雲悌、火の地面を飛び越えるなどがある。
異世界スパルタンレースでは、『エクストラ』 『トップ』 『ビギナー』の三種類の参加レースにわけられ、それぞれの種類の競技参加をしていく。
『ビギナー』はクリアを目的としたコースになっている。
チームの参加が認められていて、協力し魔法で作られた壁や飛んでくる障害物を回避したりする。
モンスターも出てくるので命懸けだ。競技の項目を諦めるとペナルティで筋トレをしないといけない。勿論、魔法を使って、邪魔をされるので時間がかかる。
『トップ』では1人の参加のみで、『ビギナー』よりランキングポイントがあがる。
『トップ』では競技参加者が妨害しても、いいことにはなっている。
ペナルティがより多くなる競技も多くなるため、脱落者も増える。
『エクストラ』の競技では筋力等のほかに魔法を使用し、様々な障害物レースをしないといけない。
レース参加は10人ずつなのだが死ぬ危険が上がるため、
参加するものはすくないらしい。
「マスター!あれ!我輩もやってみたいのだ!」
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