表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/110

ルシファー登場

俺のスキル発動とともに精霊界からやってきたのはルシファーである。


しかしおかしなことにマスター呼ばわりされる俺には少し混乱があったのだ。


「どうしたのだマスター?」


「俺は上位精霊(エレメンタル)を呼んだつもりだったんだが、何故か変なのがあらわれたな」


ルシファーはデカイんだ。2メートルぐらいある。羽を広げるな狭いだろうが。


「ふはははははっ!ちゃんと精霊界からやってきたのだ。上位精霊(エレメンタル)たちを押し退けて魔法陣(ゲート)に飛び込んできたのだ」


呼ぼうとしたやつらを押し退けただと?


「ちなみに我輩はマスターの特殊スキルと連動しておるので念話も可能なのだ。もちろん其処らの精霊とはわけが違うのだ。

属性魔法もおちゃのこさいさいなのだ」


スキルと融合したというのか⋯⋯たちまちはルシファーの存在でいろんなところをカバーしてもらおう。


「しかしデカイな⋯⋯目立ちすぎる」


「我は小さくもなれるのだ」


そういうと光が輝き少学生サイズになる。服装は高級そうな子供服だ。翼も畳んで見えなくしてある。


「騒がしいと思って来てみたら増えてるじゃねぇか!にいちゃん追加料金50ドルズだぜ」


扉が開いて宿の亭主があらわれた!


しまった!!賑やかにしすぎた!素直に料金を追加で払う⋯⋯



トホホ。料金を回収した亭主は去っていった。



気を取り直してルシファーを見る。


「味方っ事でいいんだな?」



「もちろんなのだ。マスターの役に立つ為にきたのだ」


ルシファーによるとほとんどの召喚魔法陣はどこでも現れず決まった場所で召喚されるのを待つらしい。


だが今回はルシファーがのんびりしていたところに声がきこえスキルが発動し、スキルが融合し魔法陣の目の前に飛ばされたらしい。


『ジョブチェンジLEVEL-1スキル使用確認―。 クエストをクリアしました』



チュートリアルクエストはあとひとつか…


部屋の隅にレオナが移動している。ルシファーと距離を取ろうとしているようだ。両手で杖を持っているが涙目でオロオロしている。


「レオナ大丈夫か?ルシファーは味方みたいだから安心していい。予定とは違うが戦力アップだ」


「そういわれても1000年前に突如現れて大都市グランドローズを混沌に落とし都市の3分の1が崩壊したラッフェルの悲劇は伝説になっています。覇王・クライスが現れて引き分けたことで姿を隠したと聞いていたのですが⋯⋯」


「うむ。覇王・クライスは強かったのだ。だがあれから我輩も力を増したのだ。今度はきっと勝てるのだ」


うん。勝たなくていいからな。


「そろそろ飯を食わないと食堂が閉まるな。明日の打ち合わせも兼ねて飯でも食べようか。ルシファーお前も食べるのか?」


「食べなくても食べてもどちらでも大丈夫なのだ。でも食べていいなら食べるのだ」


さあ食堂に向かおう。



















続きが読みたい、面白いと思った方評価、ブックマークをお願いします。つまらないと思った方でも星評価ひとつでもいれていただくと励みになります。よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ