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工房ギルド大会

工房ギルド大会当日になった。ジークドラムスたちについていきながら会場にはいっていく。


大会の広場で各ステージに別れ、それぞれの逸品が置いてある。


そのまわりでは商店が並び彫刻や工芸品、絵画が販売されている。


「ふあー色々ありますね」


「市場みたいな感じになってるな」


工房ギルド大会の審査は代表者の投票制となっている。


 1つづ代表者がチェックし、いいと思う作品に投票をしていく。代表者は10名で1人1点の10点満点中7点で優秀作に選ばれる。


 ジュデイいわく年々優秀作は減り、並みの大会と評価が落ち込んでいるとのこと。


 「今回の件でまた工房ギルド大会に活気が戻るといいんだがな」


 「良くなっていくよ!あんたあの作品をみたかい?酒もそうだけど鎧なんて、とてもじゃないけど作れそうもない出来になっているじゃないか。本部の奴等の鼻を明かせるチャンスだよ!」


「まあ量産となるには偶然が大きすぎてつらいものがあるんだが⋯⋯」


「如月様の底が見えない作品となってますね」


「マスターは留まることを知らないのだ!」


「ギャルル」


頭をかきながら作品展示場所に移動していく。


「展示の場所を確認できたら他の作品と商店を回ってみるか」




◇◆◇◆◇◆



「ここが展示場所だ!俺の弟子たちの出来も上々だし、たのしみだぜ~」


展示場所を確認して、鎧に指示を出して大人しくしてもらった。


「さて他の作品や欲しそうなものがないか探しにいこう」


「楽しみです」


「どんなものがあるか興味あるのだ」


「ギャルル」


最初に来た場所では石でできた剣を持った彫刻が置いてあった。


<戦乱の戦士像>


 展示品は作品タイトルもつけれたみたいだな。

今にも飛びかかってきそうな気迫が像からでている。


「なかなかの迫力だな」

「今にも動きそうですね」

「むぅ⋯⋯魔力を感じるのだ」

「グルル」


 周囲では陶器を売っているな。

いくつか買っていこうかな⋯⋯


 次に向かったのはケイン、ロック、アルベルトのところだ。


 今回はクレイモア、フランベルジュ、守りの腕輪を展示しているようだ。

シンプルな材料を使い、性能を上げているようだ。

 今回は魔物素材は提供を断られたが鉱石は1部提供をしたのだ。


「おかげでいつもより良いのができたぜ」

「素材さえ揃えばやはりよくなると思ったよ」

「これで今回の酒代も稼げそうだ」


まずまずの出来にドワーフたちもほっとしている。


あいさつを済ませドワーフたちの場所をあとにする。


 ここの周囲は絵画を商店が売っているな。まあ飾るとこないしな⋯⋯


次は工房ギルドの本部のチームのところに移動した。ここは3チーム連なって展示してあるな。


 内容は⋯⋯んんっ⋯⋯!?剣?と鎧か?使っている素材はいいんだが物凄く下手なのがわかる。

 よくあんなんで逸品にだそうと思ったな⋯⋯。

もうひとつは魔道具を置いてある。なんの魔道具かな?全然わからないが欲しいと思えないのは勘で分かるな。


「下手くそなのだ~」


「至るところが曲がってます。舞台用でしょうか?」


「おいおい⋯⋯声が大きいぞ。頼むから静かにしてくれ」


「うおっほん!!おいお前!俺の作品にケチつけるたぁ⋯⋯いい度胸だな」


言うのが遅かった⋯⋯テントから大柄のおっさんが出てきて睨んでいる。


「変わった作りをしている剣だと思ったんだ。まあなんだ、結果を楽しみにしておこうか」


「なんだと?ああ⋯⋯お前が工房ギルド支部に来た新人か?あまり目立たないことだな。最近この辺は物騒だからよ」



大柄のおっさんはニヤニヤしながらテントの中にはいっていった。


 ここの周囲は⋯⋯装飾を置いてあるな。しかしステータス向上効果があるものがないな。宝石も小さいし、アクセサリーとしてはいまひとつだな。


 しかし物騒とは⋯⋯何か知ってそうだったけど用心した方が良さそうだな。


 あとは壺と人形が展示してあるな。

壺は歪で人形は禍々しいぞ⋯⋯

 側に座っている人が製作者かな。ローブを羽織ってるが怪しげなオーラを出していてすごく気になる⋯⋯どうなってるんだこの大会。



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