ヴァルキリーと対峙!ジョブチェンジレベル5の真髄発揮!前編
たどり着いた場所は塔の中にある迷宮に到着する。
ここは?
ラビリンスの中を確認する夏樹。
どうやら中には商人達がいるようである。
「へいらっしゃい!神々の土地ヘルメスターへようこそ」
神々の土地ヘルメスターか⋯⋯。
商人は目の中には光が入っていない死んだ魚のような目をしている。
なぜか会話も同じことをいうのを話かけても繰り返してくる。
「ここは商業神ヘルメス様がお守りになってくださるところだ」
⋯⋯どうやらここは神々に作られた世界のようだな。
果たしてここの商人たちは生きていると言っていいのだろうか。
鑑定スキルを使用してもアンノウンと出るな。
ただ寿命は見える。
そして感情が一切感じられない。
ここでは商人が商品を販売することで得た報酬ぶんが寿命に繋がっているようである。
ランキングに応じて売れたものが多ければ多いほど寿命が長くなり売れないと寿命が短くなる。
そして売れたものの60%を神の恩恵として寿命で返してもらえる。
中には偽物も本物も混ぜて売っている。
鑑定で商品をみるとわかるのだが鑑定を持っている商人たちはいない。
売れるためには手段を正攻法だけにとどめて少ない寿命を得とくするのか考える必要があるようだ。
例えばロボットを使うから安くするという商品を売る人がいるとする。
もう一方ではロボットがいるから精度が高くなるから高く売る商人がいるとする。
どちらも価値の違いでありどちらが正しいかなどはない。
本当に必要なものは商品が気に入ってまた買いにくる人を作るというのが本質である。
一時的に売れても商品の質が悪くなると買いにくる人は離れてしまう。
長期的にみると商品の質が高い物を売ると相手は満足感が得られるのだ。
手段があるのに使わないのは面倒だったり手間がかかるから、しない理由なだけなのだ。
だいたい売れ残るものは安い。
それはなぜかいらないからだ。
新しくでたものは高い。
新しい技術を使ってるから高いのだ。
じゃあ新しい技術で値段を下げるのはなぜか?
売りたいからである。
適正価格なんてない。
それはその人が生活できるようになる一番豊かな価格なのだ。
ということで商人たちの話では売上が出た時にヴァルキリーに見せにいく指輪を手に入れる必要があるようだ。
ヴァルキリーと正面対決もいいができればちゃんとした形でしたいと思う。
ここではまず魔法袋から取り出した物を売ることにした。
この世界では何が一番売れているのか⋯⋯。
見定める必要があるようだ。
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