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覇王クライスの戸惑い

クライスが気絶したので街の中に連れて介抱することにした。


とりあえず暴れても困るのでミコトがクライスを引きずってる。(重力操作をして軽くはしてる)


ルシファーは複雑な顔をしていたがとりあえず落ち着いている

ルキフゲは面白がっていってクライスの顔を触っている。


「ふははは!!まさか覇王がこんなシャイボーイだとはのぅ」


アアル大森林にある冒険ギルド出張所に立ち寄り、ロミーナに状況を伝える。


「場合によっては暴れる危険があるから、あまり被害が出ない場所にいてもらうしかないな」


『ならダンジョン内がいいと思うの』


白亜 Ⅰ(ワン)が提案するのでダンジョンの休憩室にいてもらうことに決めた。


ミコトとルキフゲには、いてもらうようにした。


寝ながら暴れたりしないのは助かる。




◇◆◇◆◇◆



クライス視点 ――――


いいにおいがした。


そういえばあんな、においをかいだのはいつぶりだろう。


心地よいそれでいて懐かしい感じがして僕は目を覚ました。


「ここは⋯⋯」


確か⋯⋯僕はルシファーと戦って⋯⋯。気を失っていた。


「あっ!起きたし!」


ああ思い出した⋯⋯!!!


クライスの顔が赤くなっていく。


「起きたようじゃのぅクライス」


目の前にいる女性(悪魔)にドキドキしてしまう。


冷静になるために目をつむるクラウス。


状況を把握するのが先決だな。


ここは空間がちがうな。ダンジョンのようだな。


ここには女性冒険者が多いことに驚くクライス。


1人…5人…。


なんだ!ここの場所は入り口のはいってくる冒険者がほぼ女性ではないか。


「話をしとるのに無視するとはいいどきょうじゃの」


ルキフゲが不機嫌そうな口調で甲冑に触れてくる。


うわぁ~!! 


意識が甲冑に全神経を研ぎ澄ませた感覚が溢れ出す。


クライスは普段、薄いオーラを纏い外界との関わりを絶っている。


それがルキフゲとミコトによって破壊されてしまっていた。


クライスにとっては数百年うちやぶれなかったオーラがない今、刺激が強すぎるのだ。


戦いに身をおいていた数百年もの年月でやぶれなかったものが

なくなったクライスは動揺が激しくなる一方だ。


まわりは男しかいなかったクライスにとってはじめてといっていいほどの経験が一気にきてしまった。


そしてまたクライスは気絶してしまった。



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