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大樹ヒバの成長を手助けする

この大会は人が出入りしているようにはみえないな。


観客席が2箇所しかない。ただ中央モニターはあるからそこでみているのか。


今回の参加者は騎士たちがまるで囚人のような扱い方をしているように感じる。


参加者の様子が少しおかしい気がする…ぶつぶつ言ってるやつまでいる。


参加者情報のランキングランクを確認すると数値が現れない


『おかしい』


『ここの場所は情報の共有にジャミングがあるみたいなのだ』


大樹ヒバへの干渉ができるのものを騎士たちが管理しているのかもしれない。


考えている時間に自分たちの番がきた。


「それではお前たち今回の成果をみせてもらおう」


大樹ヒバは手を触れたとたん魔力を吸い上げるようになっている。


「うう」


「これはたまりませんよう」



「分かった。すまないがみんな少しだけ時間をかせいでくれないか」


みんな魔力を吸われていくなかで夏樹はスキルを発動する


ジョブチェンジLEVEL3 ―「樹医」アーボリストだ


樹医とは環境汚染や病害虫などによって病気になった樹木の診断、予防、治療をおこなう職業だ。


この職業と使うのはジョブチェンジLEVEL2の治癒士の技能スキル―ヒーリングキュアだ。


樹医スキル―診断スコープ


大樹ヒバの中心部の中の情報を分解し分類わけをおこなう。


情報が頭の中に入っていくのが1分1秒が数時間や数日に感じられる。すごい情報力で疲れるな。


この情報の中に大樹ヒバの枝の先に魔力の濁っているものが存在しているようだ。


『ルシファー頼む。純度の濁っている魔力を取り除きたいんだ。癒合剤を作るのも頼む』


『お安い御用なのだ。魔力操作なのだ~』


樹医スキル―選定セレクション


木を治療するときの選定は木に傷や病気がある場合に、その部分を切り取って癒合剤を塗るのが効果的だ。


魔法袋の中からナイフを取り出す。


ナイフで枝を切り落とす。ジョブチェンジLEVEL2 治癒士 技能スキルーヒーリングキュア


切り口に治癒士のヒーリングキュアをかけ癒合剤を作っていく。



◇◆◇◆◇


数分に及ぶ魔力操作にルシファーが刈り取りを行い枝の切った部分に癒合剤を塗っていく。


『ん?この枝にある魔力の波長はイブリースのもののようなのだ。これからならイブリースの場所を特定出来るかもしれないのだ』


「おいお前なにをしておる!皆のものあやつをとめろ!!」


ボルムが大樹ヒバを攻撃しているように見えたのか慌てている。


クライブも気付いていたようだがなぜか動こうとしなかった。


「いままでにないクリアな感じや」


アクアの顔が驚きと爽快感あふれる表情になっている。


「大樹ヒバの様子がおかしい⋯⋯こんなことはいままでなかった」


大樹ヒバが大量の上質な魔力を得たことで傷が消え幹が太くなり始めたみたいだな。


大樹ヒバの色が変化し、金色に輝きはじめた。


「このままでは建物が崩れるぞ!」


どんどん大きさが増していく大樹ヒバ。


まわりの学者や騎士は大慌てで避難したりしているな。


ボルムは与えられた魔力により艶がまし、背が少し伸びている


「いままで感じていた喪失感や空腹がなくなっていった。このものたちの魔力の質は最上位のものであったようだな」


とうとう建物を突き破り大樹ヒバは複数の枝から花を咲かせて成長は止まったようだ


「綺麗です」


レオナは大樹ヒバを見上げ圧巻の表情だ。


『わーまるで宝石だね~』


ベリルが大きくなった大樹ヒバに興奮している


「師匠~草木魔法も使えるんですか~」


シェールからみたら草木魔法に見えるのか


「なかなか見物だな」


「ルシファー様と主殿がすることに間違いはない」


パイモンがうんうんとうなづいている。


「そんなことよりおなかすいたな」


「わっちを見るでない魔獣め」


ミコトはあまり興味を持っていないがベルゼブブをみながらよだれをたらしかけている


「これはアルムガインが変わるかもしれない出来事だな」


グレアが静観な状態でながめているな。


クライブがその中でひとしれず姿を消していた。


ルシファーの気合いは十分である


「さあイブリースめ!待っているのだ~」



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