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エロゲ脳はほっとけない  作者: びねつ
決戦
5/8

真実

「っ!?」


「高村さん何言ってんすか? 電波もたいがいにしてくださいよー」


 あきれた顔をして俺を煽る星野。

 しかし虚を衝かれたような表情をみせる小木曽。

 やがてその表情は諦観の表情へと変わる。


「そう、私は期待に満ちた新入生なんかじゃなくて、実家暮らしの親のすねかじりバイト戦士。」


 ──やはりか。


「えっ……?」


 固まる星野。


「ここに来てるのも、ウチから一番近い大学だから」


 しかし、俺は動じない。

 人生経験豊富だからな、こんな事態は朝飯前、想定の範囲内だ。


「そんなに驚いた顔して……気づかなかった? 星野くん?」


「なんだよその口調は! 先輩には敬語だろ!」


 動揺からか、訳のわからないいちゃもんをつけはじめる星野。

 人生経験が少ないからこうなるのも当然だよな。

 まぁ、とりあえずもちつけ星野。

 様々な可能性を想定して動けないとモニターの向こうのヒロインたちは攻略できないんだ。


「いいえ、それなら敬語を使うのはあなたたちのほうよ」


「「ん……!?」」


「だって私……高村くんより五つ年上なのよ!!!」


「「えーーーーー!?!?」」


 ヨソウガイデス


 ………

 ……

 …


「……マジっすか?」


「マジもおおマジ!! 私三十路手前のおばさんなの!! あなたたちよりよっぽど生きてんのよ!!」


 え、そんなわけのわからん開き直りかたされても……。


「へ、へーそうっすか。じゃあその三十路手前のおばさんが何しにうちのサークルに入ったんっすか?」


「三十路手前のおばさんって言うな!!!」


「いや、あなたが自分で言ったんすよ?」


「やめろ星野! しょーもないことに突っ込むな!」


「「しょーもなくない!!!」」


 シンクロすんな。あーもうめちゃくちゃだ。


「で、さっきの質問の答えはどうなんっすか?」



「……憧れてたからよ。大学生活に。」

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