私の普通を返してよ!
唐突に書きたくなる短編シナリオ
と言うことで鳴海真樹のシリアス系短編シナリオとなります。
今日は、私にとっては普通の日だった。
だけど、あいつにとっては特別の日・・・なんだって。
全く、笑わせちゃうよね。
いくらあいつにとっては特別だとは言っても、私まで巻き込むなんて。
ほんと勘弁して欲しいよ。
私、式のマナーとか知らないしこんな服似合わないし・・・。
ほんと参っちゃうよね。・・・ほんと参るよ。
ねぇ、聴いてる?
私にとっての普通の日をこんな風に特別にしないで!
お願いだからあの頃の普通の日に戻してよ・・・。
私にとって初めての葬式があなたのなんていやだよ。
私を独りにしないで・・・。
少女はふと空を見上げた。
そこには吸い込まれそうなほど雄大に広がる青があった。
その時の少女の顔は穏やかな顔をしていた。
何も知らない人が見たら、心底幸福そうだと思っただろう。
私の短編小説をお読み頂きありがとうございます!
今回はなるべくいろんな解釈ができるように工夫してみました。
空を見上げた後の少女の心境の変化とは。
この後の少女の動向は。
その辺りの謎や結末は読者様一人一人の考えが答えです。
思い思いの解釈をお楽しみくださいませorz