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天は二物を与えたか  作者: こにゃ
第一幕
1/2

 今日。

 84歳となった私は、無事(色々あったけど)に天寿を(まっと)うすることができたようで、家族に見守られながら、老衰で死んだ。

 二人の孫が、私の両手を握りしめて泣いている。

 娘夫婦も息子夫婦も、年甲斐もなく泣いている。

 明日からまた……明後日かしら。

 仕事があるのだから、そんなに泣いて大丈夫?


 ………幸せ者ね、私は。

 餅を詰まらせて先に旅立ったあの人に自慢しようかしら。

 絶対、悔しがるわね。



 ふわりとからだが浮き上がる。


 さぁて、そろそろ行きましょうか。


 あの世へ………

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