ネット小説大賞あらすじ(ネタバレ含む)
ネット小説大賞用のあらすじです。ネタバレを含みますのでオチが分かるのが嫌な方は飛ばしてください!
ある日、次世代魔王候補で凄腕の女性悪魔アスタロッテ/アスタロトは人間に召喚され、願いを叶えるために地球へと降臨する。しかし彼女を召喚した少年、岩動鋼志は半人前の召喚士で、しかも願いは「アスタロッテの願いを叶えること」だった。
とある事情から時間が欲しかった彼女はそれを条件付きで承諾する。その交渉が終わろうとした直後、何者かに襲われる二人。襲撃者の正体は鋼志の婚約者、高白ちせり。彼女はヴァンパイアと人間の混血児であり、その正体を隠して鋼志と二人で最強の退魔師として活動していた。鋼志が事件に巻き込まれたと思ったのである。
誤解を解いた三人は退魔師の仕事を受ける。それはとある会社の幹部を暗殺者から守り、なおかつその暗殺者を捕らえるというものだった。同僚の退魔師たちと共に協力し、どうにか依頼を達成するちせりと鋼志。だがアスタロッテだけは鋼志の実力に疑問を持っていた。半人前にはありえない動きを見せたからだ。
一方、魔界ではアスタロッテの婚約者が彼女を探していた。そして偶然にもアスタロッテを見つけることに成功する。そして一筋縄ではいかないアスタロッテを取り戻すために、彼はちせりを誘拐する。
ちせりを取り戻すために婚約者のもとへ赴く二人。そこで鋼志はちせりを奪還し、アスタロッテは自分の婚約者と対峙する。ちせり誘拐の落とし前をつけるために、対峙する二人に鋼志は割り込み、婚約者を圧倒する。
半人前の召喚技能と魔王候補同士の戦いにすら割り込む実力。この力の乖離は彼が希少な異能者「魔法使い」であったからだった。
あとに残ったものは鋼志と、彼と契約したままのアスタロッテ、それに嫉妬するちせりという、少しだけ人数が増えた、いつもの日常だった。