夜桜の匂い、サクラチル
幽々子が失恋してます… 幽々子ファンさんは注意!
白玉楼縁側
…今日はどうも、桜を楽しむ気にならないわね
そうですか、幽々子様… お茶は片付けておきますね
そう。ありがとう。私は休むから、あとは頼んだわ
お疲れですか?
…いえ、大丈夫よ
幽々子私室
全く、あんな人間に振り回されるなんて、私も堕ちたものね
別れなんて慣れたものよ… 耐えなさい、私
……寝付けない
私は亡霊のくせに、人間と恋に落ちた…
決して結んではいけない心に、触れさせてしまった
私の心を悟られた…
『さようなら』
あの声をまだ憶えているなんて…
私の従者に寄っていったのよ、あの人は…
妖夢は悪くない… あの人を知ってしまった私がいけないのだ…
あの人が幸せなら…妖夢が幸せなら… 私は主としてそばで見守るべきよ…
…ずっと帽子の中に隠していた髪飾り… 買ってくれたのは、あの人だったわ…
なぜ?別れに納得したのは私もあの人も同じだったはず… なぜ…こんなにさみしいの?
あの人は桜のようだった… 春という輝かしい季節が終わったら、木から落ちる…
私の持つ永遠の命は、花びらを吹き飛ばす風のよう…
おやすみなさい、そして、ゴメンナサイ、○○…
花のように穏やかに…
さみしく…
儚く…
サクラチル…
閲覧ありがとうございました!




