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僕の隣のメリーさん(コタツより)

作者: さぐらだ

メリーさん×脱力×コタツ×みかん

メリーさん「わたしメリーさん、今あなたの隣でコタツに入ってるの」


「…そーですね」


メリーさん「あ、チャンネルかえてくれる?」


「何チャン?」


メリーさん「フジテレビ。めちゃイケみたい」


「おk」


メリーさん「このコタツってどんな魔力が宿ってるのかしら…きっと西洋の名高い黒魔導師が半生をかけt


「ニトリの技術者さんたちが2万以下で提供してくれてるよ。というかそろそろ仕事したら?」


メリーさん「それは間接的に死にたいっていってるのかしら?」


「いい加減出てけと言ってるのだが」


メリーさん「一寸の虫にも五分の魂、一万人のニートにも五分の魂。殺生なんて無粋だと思わない?」


「ニートの魂の原価安に吹いた。そしていろいろと納得いかない」


メリーさん「はぁぁぁ…。コタツ幸せ」


「コタツいらなくなった瞬間に殺されんじゃないかと最近思う」


メリーさん「コタツがなくなったら扇風機をつければいいじゃない」


「安住する気満々か!!」


メリーさん「うるさい。殺すわよ」


「みかんとってやんねーぞ」


メリーさん「ごめんなさい、調子に乗りました。私めにみかんをとってください豚野郎」


「…#」


メリーさん「あはははは。ふむ、最近シンクロやんないな。やっぱり時期的にキツいのかな」


「俺は加藤家のお父さんがまた見たい」


メリーさん「加藤さんはもうきっと無理だと思うわ」


「いや、彼ならきっとやってくれるさ」


メリーさん「そういえばもう八時回ってますわよ。今日の夕飯は?」


「吉野家とすき屋どっちがいい?」


メリーさん「すでに作る気もありませんのね…」


「ついさっきバイトから帰ってきたんだろうが#。もう動きたくない」


メリーさん「休日出勤おつかれさまですわ。今日もポチタマが面白かったわ」


「俺もたまには吉本新喜劇見ながらごろごろしてぇよ…はい、これ」


メリーさん「…これは?」


「見ての通り財布だが。あ、俺は牛丼特盛りで」


メリーさん「私に買ってこいというの!?この極寒の中!!」


「お前一日中コタツからでてないじゃないか、少しは動け」


メリーさん「すでに外の気温はマイナスをとうに越えて


「12℃だ。まだ11月だろうが」


メリーさん「うぅ…。か、買い置きのカップ麺は」


「昨日お前が夜食に食った」


メリーさん「…」


「いいかげん腹くくれ」


メリーさん「電話帳かして」


「…?。ほい」




ぷるるるるる…



メリーさん「もしもし?私メr


「今すぐ電話切って玄関に出ろ」




つづく

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