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病院訪問と死者蘇生と

あーあっ。。元の世界の病院から一人医者を連れてこないと。。

この、護衛?の人達に遺体を移動させられたら困るし、早めに行こう。


あっ。その前に制御装置も持っていこう。確か、訓練道場にあるはず。

せっかく呼ばれたこの世界についてもっと詳しく知りたいから、この世界の人々の力と同じぐらいに合わせないと。



じゃあ、元の世界へ一旦戻ろう。



フユゥオン



リュツィフェールは訓練場の倉庫に移動した。


誰もいないな。。勝手にとっていこう。

制御装置は。。あった、あった。


えーと。。なになに?首輪型の制御装置と、腕輪型のと、指輪型のと、なんとか型のと、、


ウっヘェ。こんなに形が多くあるんだ。もう、なんでもいいや。首輪型のやつにしよう。


おっとぉ、2の


設定は、、そうだな、とりあえず、1/1000にしておこう。全ての次元越えが完了した後に装着することにするか。


よし、このまま病院に直行だ。


フユゥオン


僕は、元の世界の魔界に設立している王立中央病院に移った。


「ただいま。医者で手が空いている方、誰か一人いないですか??」


「「「どうしたんだ、坊ちゃん?急患か?!って、魔王様!!」」」


「こんにちはぁ」


魔界中央病院は突然フロントに現れた魔王にびっくりである。少しの喧騒の間から一人の知り合いの中年の医者が話しかけてきた。


「リュツィフェール様。血まみれですが、どうなさいましたか?」


「こんにちは。ご無沙汰しております。突然ですが、お時間空いてますでしょうか?」


「えぇ。はい。少しなら。」

「それじゃあ、少しお時間いただきます。」

僕は、その中年の医者の肩に手を添え、


フユゥオン


殺人現場に戻った。


よかった、まだ下半身は元の位置にあるままだ。。


「あの方の治療をお願いできますか??」


僕は、下半身だけになってしまっているルレアスさんの場所を指した。


「えぇ。承知しました。お安いご用です。」


さっと手をかざし、白い光が輝いたかと思うと、下半身のみだったルレアスさんが完璧な体に元に戻っていた。


よかった。魔界中央病院に勤めてる医者は、最低でも十年間経った「死体」からでも蘇生できる人じゃないと、勤められないから、瞬間移動先として誤ってなかった。


「追加で、一連の出来事の記憶を消せますでしょうか??」


「それは、無理です。ですが、夢の中の記憶だったと思わせることはできます。」


「では、この城中の人全員にその魔法をかけて欲しいです。」


「いえ、それには、すごく時間がかかってしまいます。誰か一人の治療にあたって、その病気や治療の苦痛について記憶をなくすための術ですから、そんな大勢を対象とした魔術ではないからです。」


「では、これから次元膜を通して、城全体に魔法の効果範囲を拡張するので、それで可能でしょうか??」


次元膜とは、僕が別次元をこの次元に繋げる時に作る次元を越えるための扉のようなものだ。

形は球体でも立方体でもなんでもいいのだが、大体、平面の丸か四角形で作って繋げてしまうので、僕が勝手に「膜」として命名した。


「分かりました。大方できると思いますので、やってみましょう。」

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