Leave me not
君は僕に言った。「私はひろとくんから離れないよ」と。でもウソだったじゃないか。君は僕が落ち込んでる時話を聞いてくれたね。僕だって君が落ち込んでいる時は話を聞いていたんだ。お互いに「離れないでね」なんで言い合っていたんだ。お互いに約束でつながり合っていた。でも君は容易く僕の元から離れたね。別に愛を誓いあっていた訳じゃないから僕に君を責める権利なんてないのかもしれない。でもそれでも「離れないでね」って約束したじゃないか。「離れちゃダメだよ」って最初に言ったのは君からだろう?
モウキミノコトハヨクワカラナイヨ。
思えば途中からお互い冷めきっていたから仕方のないことだったのだろう。もう君のインスタを見ることはできないしね。君は「私のことを裏切らないでね」って言っていたのに、結局先に裏切ってきたのは君だったんだよ。でもそれでも何も感じてない僕がいる。君に傷つけられたはずなのに。
モウボクノコトモワカラナイヨ。
僕はナイフを取り出して自分の手首を切ってやった。君に触れられた手首をね。血が滴ってくるのがわかった。痛みは感じなかった。もう一度切ってやった。今度は目の前が見えなくなってきた。
ぁぁモウナニモワカラナイヨ。