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異世界旅行2-5 旬には少し早すぎて、だから今から待ち遠しくて 41

 気を取り直してランチタイムといきましょう。

 ひとっ風呂浴びて体を綺麗にしたら食堂(フレナグラン)へむかう。

 そこには異世界旅行一行が集まっていた。特にシェリーちゃんが新しく使い魔にしたふわふわきゃっとを目当てに多くの人が群がる。

 いつかきっともふもふしたいと思い続けた人たちが、ついにこの時が来たかと胸躍らせた。

 もっふもふの毛並み。愛くるしい鳴き声。真っ白な色合いのふさふさのボリュームがすごい。スイカくらいの大きさのもふもふボールのようにも見える。

 ふわふわきゃっとももふもふされてご満悦の様子。喉をごろごろと鳴らして幸せを表現した。

 ヘレナちゃんも本当はもふもふしたかったらしく、ほおずりをして笑顔の花を咲かせる。


「ひゃあ~~~~っ♪ もっふもふであったかくって気持ちいいですぅ~~~~っ♪」

「ふふふっ。プリマとは違ったもふもふ感があってたまらないな。もちろん、プリマも最高にかわいいぞ♪」


 そう言って、彼女はプリマのお腹をもふもふする。彼も大好きなご主人様に遊んでもらってご満悦。最高に幸せだと喉を鳴らした。

 それにしても、上空に吹っ飛ばされた経験のある俺としては、ふわふわきゃっとが暴走しないか心配でならない。

 そこは猫の神・バストさんがなんとか説得してくれたのかな?

 また吹っ飛ばされるのは嫌だから確認しておこう。


「今日、風魔法でぶっ飛ばされたんだけど、使わないようにお願いしてもらってます?」

「安心せい。きちんと説明したら納得したぞ。なにより、こやつはもうシェリーの使い魔だ。シェリーの許可のないことはせぬ。そのへんはきちんと躾けた。己の身に危険が及ぼうとした時以外、魔法を使ってはならぬとな」

「そうですか。それなら安心だ。あと、俺ももふりたい」

「こやつももふもふされるのは心地よいようだ。しかし順番待ちが凄まじいようだぞ。しばらく時間がかかるやもな」


 ヘレナちゃんの後ろにもふもふを待ち遠しくする影がずらりと並ぶ。

 仕方ない。もふもふは後日にお願いしよう。

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