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異世界旅行2-5 旬には少し早すぎて、だから今から待ち遠しくて 32

 次に気になるのはシェリーちゃん。目標がしばらく出てこないであろうということで、彼女はふわふわきゃっとを捕まえようと努力する。

 直接捕獲することができないので、近くに散らばる木の実を一か所に集め、木の根に集めて罠を張った。

 捕まえられたら俺にももふもふさせてほしいので黙って見守ろう。


 周囲にふわふわするふわふわきゃっとはそれを見て警戒した。

 なにかよくわからない生き物が木の実を集めた。なぜだろう。きっと彼女があとで食べる木の実だ。ケンカになったらいけないから手をつけないでおこう。

 そんなことを考えてか、彼らは周囲をふわふわと飛び、木に成る新鮮な木の実を食べてふわふわする。

 そこに一匹のふわふわきゃっとが現れた。

 真っ白に輝く雪のような体をふわふわさせ、シェリーちゃんが用意した木の実に近づく。


『あんなところに木の実がいっぱいあるー。わぁーい♪』


 そんな雰囲気を出して着陸。おいしそうにカリカリと木の実を食べ始めた。

 ぱっと見ると巨大な白い毛玉がふよんふよんしてるようにしか見えない。シェリーちゃんは白い毛玉に向かって忍び足。背後から抱きついてもふもふする。

 もふもふされながらももしゃもしゃとご飯を食べる猫ちゃんは、咀嚼しながらも奇妙な感覚に気づいたのか、振り返って人間を見た。

 幸せそうにもふもふするシェリーちゃん。いきなり抱きつかれて驚いたふわふわきゃっとが脊髄反射的に魔法を発動。一瞬のうちにシェリーちゃんが上空100メートルまで吹き飛ぶ。


「マジかッ!」


 驚いて叫ぶしかできなかった。

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