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異世界旅行2-2 水晶のように煌めく時を 25

 薔薇の塔入り口のエントランスは冒険者でいっぱいだ。

 これから塔を登る者。仕事を終えて帰って来た者。自作の魔法の実験に繰り出そうという者。

 簡易な造りの待合室。依頼の張り紙が並べられた壁。受付嬢。引き締まった肢体の女冒険者。扉の奥には黒土で覆われた小さな古墳のような遺産。フラウウィードに行った時にも使った薔薇の塔のゲート。異空間に繋がる黒塗りの扉には、未知の世界が広がっている。


 いやぁ~、わくわくしちゃうな~。

 僕も冒険者に混じってダンジョン探索してみたいなぁ~。

 現役を引退してフリーになったら、時々ダンジョンを登るっていうのもアリかな~。


「サンジェルマンさん、もしかしてわくわくしてますか?」


 アルマくんに問われ、シェリーくんに聞かれないように耳元で囁く。


「シェリーくんの前では言えないけど、現役引退してフリーになったら冒険者に転職するのもアリかなって思ってる」

「悠々自適なのんびり老後ライフは選択肢にないんですね」

「仕事が板についちゃうとね、のんびりすると老けが早くなりそうなんだ」

「レーレィさんがそれを聞いたらなんて言うでしょう……」


 妻は老後にのんびり気ままタイムを過ごしたいって言ってるからね。

 今でものんびり気ままタイムを過ごしてるように見えるけど。

 でも、メリアローザに移住するとなればフェアリーたちと一緒にいられるわけだから、それで妻は納得してくれると思う。


 はてさて、陽介さんとシェリーくんが受付で手続きをしている間、僕は女の子のお尻を追いかけるとしよう。

 みんな引き締まったいいお尻をしている。戦闘職の子は比較的露出が高く、ぷりっと大きなお尻の子が多い。

 魔術師志望の子は露出低めだが、秋のせいか少し薄目の生地越しに見えるかわいらしいお尻が目の保養になる。


 うむ、メリアローザに移住する理由がひとつ増えたな。しかしひとつ残念なのは、受付嬢の子たちのお尻が見えないということ。当然、カウンター越しにお尻が見えるはずもない。カウンターの隙間から一部でも見えないかと位置を変えてみるも、ギリギリ腰骨のあたりしか見えない。

 どうにかしても見てみたい。そうだ。カウンターから出てもらえばいいんだ。なにかきっかけがないだろうか。


 そうだ。たしか陽介さんの話しによれば、討伐されたモンスターを一時保管する場所があるという。異世界からの来訪者という理由で、見学させてもらいたいと願い出れば彼女たちを離席させられるはずだ。


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