表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
564/1084

もんすたー・ぱぱぱぱにっく! 10

 最後の番人はペーシェさんの高いIQっぷりが遺憾なく発揮された鬼畜ゲーの権化。剣と叡智の試練(クロスチェス)

 通常のチェス要素にくわえ、それぞれの駒に攻撃力を付与したストラテジーゲーム。4属性且つ3つの大きさの剣を駆使し、駒に与えて攻撃力を上げ、攻撃に防御に使ってキングを倒す。

 ゲームの説明を聞くだけで脳のカロリーが全滅しそうなゲームなのだっ!


「駒に攻撃力を与えて、武器で補強する。つまり、武器無しだとポーンはルークやビショップに勝てないってこと?」


 ジョセフさんから鋭いつっこみが炸裂。ペーシェさんは指パッチンをしてウィンク。


「そういうことです。ちなみに、移動範囲内の駒に武器を持たせ続けることで武器が強化されます。キング→ナイト→ビショップ→ポーン→ポーンというように武器を渡すことで武器が強化され、より確実に敵を倒すことができます」

「4属性は相手の武器の相性と、3種類の大きさの武器については攻撃力の大きさが違うのかな?」

「その通りです。手渡し(クロス)の数、属性の相性、武器の大きさ、駒のデフォルトの攻撃力を掛け合わせた最終合計値が相手の攻撃力を上回ってようやく駒を撃破できます。そうでないと返り討ちにされます」

「チェスなのにまさかの返り討ち」


 面白そうと興味を持ったジョセフさんのテンションが徐々に失われていく。

 反比例してペーシェさんのテンションが上がる。


「ちなみにゲームはノーヒント。説明も無し。駒の数値も見えません。」

「……………………」


 あまりの鬼畜っぷりに顔面蒼白の面々。なにを言っても彼女を止められないと悟った彼らは、考えるのをやめた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ