左腕のプリマ 3
いやもうほんともうすごいな。
ワールドワイドでフレンドがいるのかよ。
どんなコミュニケーション能力してんだ。
対話とか語学の講習を開けるんじゃないの?
情熱があれば、世代も、種族も、人も魔族も神も関係ない。誰とだって、どこでだって繋がれる。バストは本当にすごいやつだ。
心から尊敬するよ。
テーブルの上にお土産を並べようとプリマを放つと、一目散に大好きなご主人様の懐へダッシュ。甘え声を轟かせ、全身全霊の頬ずりが炸裂。
バストの話しそっちのけで頭を撫で、顎をちゃいちゃいしてやり、お腹と背中をもっふもふしてやるともうほんとにうれしそうにみじろぎをしながらにゃんにゃんないてくれるんだからああああああもおおおおおおしあわせっ!
「ぐ、ぐぬう。妾の話しも聞いてほしいところなのだが。まあ仕方ない。プリマもシェリーに会いたくて会いたくて仕方ないと鳴いておったわ。今度はシェリーと一緒に旅行したい、とな」
「そうかそうか。それは悪いことをしたな。しばらくはプリマの甘えん坊に付き合ってやるからな。ああそれと、予定では9月頃にまたメリアローザに視察に行く予定なんだ。プリマもバストもついてきてくれ」
「ほう。それはぜひに共にしたい。プリマもずっと一緒にいたいと願っておるぞ」
「そうかそうか。よぉーしよしよしよし。いーっぱい遊んでやるからな~♪」
そう言って夢中になって遊んでると、いつの間にか晩御飯の時間になってた。
晩御飯を食べてまた遊んだけど、おねむになってすぐ寝ちゃった。




