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ヴィルヘルミナ・イン・ワンダーランド 12

〜おまけ小話『仲良しこよし』〜


アルマ「他人事に首をつっこむのは趣味じゃないけどさ、本当によかったの?」


ヴィルヘルム「えっ、いやっ、なんていうか。実は僕としても願ったり叶ったりというか。棚から牡丹餅っていうか。あはは……」


アルマ「あぁそういうことですか。まぁ2人が幸せになれるならなんでもいいか」


エイミィ「よくなぁーい! 私の妹は私のものだ。断じて誰にも譲らん!」


リナ「よしなさいよ。私たちも夢から醒める時が来たのかもね。結婚式にはぜひ呼んで欲しい。盛大に祝ってあげなくっちゃ。私たちの妹の門出なんだから」


ヴィルヘルム「えっ……私たちの妹…………?」


アルマ「えっとね、ヴィルヘルミナは実家のショコラでメイドをやってるんだけど、そこで妹キャラを演じてるわけ。ヴィルヘルミナをラブってる常連さんは結構いる。これがその姿の写真」


ヴィルヘルム「――――誰ッ!?」


アルマ「もはや整形並みの変貌っぷり。凄いを通り越して怖いわ」


ヴィルヘルミナ「アルマだって化粧して髪型変えたらもっとかわいくなると思うの。あたしにお任せなの♪」


アルマ「アルマはツインテふりふりフリルの和装姿が固定だから余計な真似はせんでよろしい」


エイミィ「そんなことを言わずにさ。アルマちゃんだってたまにはイメチェンしようよ。なんなら私のことをお姉さんって呼んでくれても構わないっ!」


アルマ「ぎぃやぁ~~っ! すみれさんガード!」


すみれ「え、なになに。どうしたの?」


ヴィルヘルミナ「よし、すみれもイメチェンして、もっとかわいくなろう!」


すみれ「本当に? やったぁ~♪」


リナ「どうしたの、ヴィルヘルム。もしかして幻滅した?」


ヴィルヘルム「え、いいえ、まさか。いやぁこういう姿のミーナちゃんもかわいいなぁと思って」


リナ「ふふふっ。貴女ならきっと彼女を幸せにできるわね。お幸せに。はぁ~私もそろそろいい人を探さなきゃ」


エイミィ「あれ? まだ仕事に生きてたいって言ってなかったっけ?」


リナ「急に気分が変わることもあるのよ」


エイミィ「気分屋の嫁は旦那さんが苦労しそう」


リナ「お黙りっ!」


ヴィルヘルミナ/ヴィルヘルム「「2人とも仲良しですね♪」」

無事に生きて故郷へ戻ったヴィルヘルミナ。

勢いそのままに幼馴染と結婚の約束までしてしまったヴィルヘルミナ。

不思議のアリスに教えられたことをアルマに打ち明けたヴィルヘルミナ。

異世界の存在に気付いてしまったヴィルヘルミナ。

新たなる可能性の広がりを感じたヴィルヘルミナ。

異世界だからなんだからって、あんまり気にしないヴィルヘルミナ。

なかなか懐の深い彼女はド根性な母親になれるでしょう。


次回は、ヤヤ視点で進むお話しです。【爪】の講義を受けて新しい知識を自慢したくてしょうがない2人。知見を広げるべく、色んなところへ歩き回ります。見て、知って、聞いて。彼女たちの好奇心はとどまるところがありません。


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