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キッチン・グレンツェッタ ―自己紹介―

自己紹介。とても大事ですね。学校でも職場でも、相手の名前が分からないと何かあった時に呼ぶことができませんからね。当然なんですが、最も大事なことの一つだと思います。

なので基本的に新キャラが出て来た時は自己紹介から入ります。

変身ヒーロー物で主人公たちが変身するのをわざわざ待ってくれている悪役たちのように、あたかも時が止まったかのように説明文が入ります。




以下、主観【小鳥遊すみれ】

 前日、キッチン・グレンツェッタ・チームのメンバーが揃ったというメッセージが入り、昼13時に市が経営する食堂に参加者が初顔合わせ。

 総勢24名の大所帯。ヘラさんは市長としての仕事があるから、施設の管理責任者という立場。企画とか当日のお手伝いとかはできないらしい。残念だ。

 今日も簡単な挨拶を終えると、教え子と呼ばれた女性に後を託して足早に姿を消してしまった。


「はじめまして。今回、ヘラさんから取りまとめ役を仰せつかった、ユノ・ガレオロストと申します。気軽にユノと呼んで下さい」


 弱めの癖っ毛が印象的なショートヘアの女性。知的な眼鏡属性。おっとりした雰囲気。とても話し易そう。

 ユノさんは20歳で宮廷魔導士になった才女。義務講義に基本魔法学。自由講義に応用魔法学。世界の龍脈史。気象魔法学。全部で4つの講義を公開してる。

 人気と実力を兼ね備えたスーパーレディなのだ。


 なのだがゆえに、なんでもできすぎて隙がなく、付き合った彼氏は逆に心が折れてなかなか結婚の糸口がつかめないのが悩みらしい。

 少しは欠点があるほうが女性はかわいらしいのかもしれない。


 最初は名前と顔を覚えようということで自己紹介が始まる。

 知らない人たちが同じチームで同じ方向を進むために必要な最も重要なこと。

 自己紹介。これをしなくては何も始まらない。


 ティレットさんもガレットさんも慣れたもの。エマさん、ウォルフさん、ルーィヒさん、ペーシェさん、ハティさんも優雅にこなす。みんな自信をもってはきはきとアピールしてるなぁ。

 例に倣うなら名前と出身地を言えばいいのかな。

 名前はいい。出身地は倭国の…………島。あれれ、そういえば島の名前ってなんだっけ。思い出せない、というか聞いたこともないし、気にしたこともなかった。

 でも分からないので、『出身地は島です』。と答えたら、みんなの頭の上にクエスチョンマークが飛び出す。

 自分の頭の上にも飛び出した。


 アポロンさんは真っ赤な赤い髪が印象的で笑顔の素敵な高身長の好青年。

 料理が好きで料理系の企画を探したところ、ヘラさんの募集を見て友達を誘ってのご参加。


 スパルタコ・セヴェリーニさんはペーシェさんと腐れ縁。誰からも友達以上恋人未満の良い奴という評価。

 付き合うのはちょっと考えるというタイプのサバサバ系男子。仇名はタコ野郎。


 ダーイン・スレイグさんはマッチョメン。アポロンさんとスパルタコさんと同じくヘイター・ハーゼでアルバイトをしていて、その繋がりで今回の企画に参加した。


 ローザ・ヴォーヴェライトさんはヘラさんの愛娘。同い年の私やペーシェさんが参加すると聞かされて、興味を持って手を挙げてくれたのだ。

 治癒魔法が得意。父親の影響もあって将来の夢はお医者様か医療術者。


 アダム・ラスクさんは修道院育ち。神童と呼ばれるほど魔法の扱いに長け、将来を有望されてる超新星。

 騎士団見習いとして演習を積んでいる最中、野戦医療術師見習いとしてアルバイトをしているローザさんの声かけで参加。


 クスタヴィ・クイヴァライネンさんはクイヴァライネン家長男。どっしりとした安定感のある体格と温厚そうなお兄ちゃんの顔をしてる。

 騎士団に入ることを希望していて、おっとりとした性格からは想像できないほど、戦場に出ると猛進するらしい。


 シルヴァ・クイヴァライネンさんはクイヴァライネン家の長女。食べることが大好き。自分で食べ歩きサークルを立ち上げ、週に1度のペースで集まってはグレンツェンの食を満喫している。

 実家のケーキ屋さんを手伝いながら、隙間時間で食べ歩き。彼女のブログは有名で、外国からの客人は飲食関係の組合で作られたホームページよりも、彼女のブログを参考に朝昼晩のメニューを選んでるんだとか。


 ヴィルヘルミナ・クイヴァライネンさんはクイヴァライネン家の末っ子。寝るのが大好き。どこでもすやすやと眠ってしまえるのが特技。

 ふっかふかの羽毛布団が大好きで、将来は布団か羽毛関係の仕事に就きたいと考えている。


 アーディ・エレストイさんは魔導工学の第一人者。若くして天才と呼ばれ、グレンツェンでその名を知らない人はいない。

 魔法関係の雑誌にも引っ張りだこのクールガイ。でも本人は取材やインタビューを受けるぐらいなら、魔導工学の研究をしたいと、ずっと研究室にこもりっぱなしになるほどの研究者。

 今回の参加は行き詰ったゴーレムの製作から一旦離れるための気晴らしとのこと。


 ベレッタ・シルヴィアさんはアーディさんの妹的存在。同じ修道院で育ち、アーディさんを兄のように慕っている。

 相手を傷つけることを恐れるがあまり自己肯定感が弱く、少しおどおどした印象があった。そんな自分を変えたくて、アーディさんの付き添いのもと、参加を決意する。


 王海凪(ワンハイジー)さんはバティック出身の華国人。赤珊瑚の耳飾りがとってもよく似合う釣り目の前髪ぱっつん少女。グレンツェンには親の勧めで訪れた。

 思いのほか居心地が良すぎてあまり里帰りをしようという気分になれないらしい。残念なのは大好きな海が内陸国のグレンツェンにはないということ。


 ミーナ・アドレストディーダさんは三つ編み伊達眼鏡のナイスバディ。三つ編みで眼鏡をしていると知的な女性に見えるからという理由で装着している。中身は脳筋。

 魔族の進攻から世界を守った賢者と勇者の娘さん。

 良くも悪くも有名人。異様に声が大きい。でも悪い人ではなさそう。

 あとちょっとバカそう。


 ルージィ・ダン・ダヴィリオさんは貴族出身。ティレットさんの幼馴染。家督を継ぐ前に世間を勉強するためにグレンツェンにやってきた。

 久しぶりに再会したティレットさんに誘われて参加。寡黙で静かな人だけど、その瞳の奥に燃えるような何かがあるような、熱血漢的な印象がある。


 ケビン・リヒさんはルージィさんより1つ年上。だけど彼とは友達のように接している。うざい感じのしゃべり方や仕草は貴族っぽい印象。実際は一般的な家系の生まれ。

 9人兄弟の長男。薬剤師としてグレンツェンで働き、仕送りをする尊敬すべき長男。


 挨拶も終わり、拍手が落ち着いたところで取りまとめ役のユノさんに視線が集まる。


「そういうわけで、ヘラさんを含めた24人でキッチン・グレンツェッタ・チームとなります。みなさま楽しく、そして伝統あるフラワーフェスティバルを盛り上げていきましょう! さて、それではさっそくですが本題に入ります。我々はこの厨房を使って料理の提供をしていくことになります。ヘイター・ハーゼをモデルケースにすると、まず案内。給仕。料理人。レジ係。そして全体をとりまとめる支配人が必要になるでしょう。提供形態によってこれらの役職が不要になったり、別のお仕事が必要になりますが、今日決めるのは【どんな料理を出すか】です。これが決まればその料理に合った態勢を整えることができると思います。そして条件は【23人で許容可能な提供形態】【基本的に厨房の設備の範囲内で作れる料理】【とりあえずの収容人数は120人前後。大扉を解放して野外にテーブルを出せば、プラス50人前後まで拡張可能】【割り当てられた予算は18万ピノ】です」


 発言は挙手制。大勢でいっぺんにしゃべるとたいへんなことになりますからね。

 さっそく1人目の提案者。寡黙かと思ってたルージィさんが一番乗り。


「例年の時間ごとの来客人数は分からないが、さっと受け取って簡単に食べられるものがいいかもしれないな。滞留されると次が回らない。大勢来ると仮定して、だが」


 続いて人生経験豊富そうな見た目のケビンさん。


「プレート物とテイクアウトの2種類で出したらどう? 厨房の設備は優秀そうだし、2、3種類くらいならこの人数で作って出せると思う。料理ひとつにつき5人ずつ。3種類で15人前後で厨房に入って、残りはレジと案内。案内は支配人も兼ねられるかも」


 堰を切ったように活発なディスカッションが始まった。


「テイクアウトの種類によっては前日か当日の朝に用意して作り置きできるわ。クッキーでもサンドイッチみたいなのならなおさら。機械がレンタルできるならアイスクリームもいける。機械が故障してもアーディさんがいれば直してくれそう」

「俺は魔導工学専門なんだが。まぁ簡単な機械なら説明書がなくても直せる。毎年ここで飯を食ってるが、殆どの客はイベント主催側で忙しくしてるやつらだ。だいたいさっと食ってさっさと仕事に戻るって流れだから、テイクアウトを作るのは賛成だ。作り置きしておいて片手で食べられるサンドイッチは喜ばれるだろう。俺だったらサンドイッチを買って帰る」

「屋台の方に外国客が流れるのは仕方ないけど、どうせならみんなに寄ってって欲しいね。内輪だけがターゲットなら配達すればいいだけだし。ヘラさんはキッチン・グレンツェッタの試験運用をしているお料理ゴーレムの宣伝も兼ねてるんじゃないかな。人間の作る料理をトレースして同じものを作れるってやつ。評判はイマイチらしいし、もっとレベルアップさせるため的な」

「ちょっとペーシェ。ヘラさんに失礼なんだな」

「ネットの評判は星2.5ね。5をつけているのは――――この文体は、多分ヘラさん」

「わざわざ検索してくれなくていいんだな…………」

「おそらくペーシェの想像通りです。母ならありえます。あれは下心の塊みたいな女性ですから」

「娘のディスりがエグイ。実の母を“あれ”呼ばわりとは」

「なんにせよ、テイクアウトならサンドイッチあたりが無難だろうね。中身はあとで考えるとして、メインにならないからプレートを考えていこうか。物資の調達も早い方がいい。この時期は業者も忙しくなるだろうし、物が手に入らないとなると話にならない」

「グレンツェンの伝統料理でいくのはどう? せっかく外国から来たなら、その土地で育まれたものを食べたいと思うんだ。あたしならそうする」

「しかしインパクト負けする気がする。もっと奇をてらったものでどう?」

「奇をてらう必要ある? タコ料理とか?」

「それは絶対やめろ。俺がタコを嫌いなの知ってるだろ」

「知ってるよーん。別にあんたが食べるわけじゃないからいいじゃん」

「見た目もダメなんだよ。キモすぎんだろ。お前捌けよ」

「断固断るっ!」


 大丈夫。タコさんなら私が捌けます!


「お肉が食べたい」

「肉いいねぇ。料理初心者でも扱いやすいし、万国共通で受け入れられる。どうせならワイルドに食いたい。3cm厚ステーキとかどうよ?」

「それはどうかと思いますが。小さいお子さんや女性もいますから。でもストレートなのはいいですわね。焼くだけでも煮込み料理でも。料理の幅が広いですわ」

「あ、そうだ。そろそろコカトリスと一角白鯨の狩猟時期だ」

「「「「「コカトリス!? 一角白鯨!?」」」」」


 ハティさんの言葉で一同騒然。

 コカトリスと言えば、神話や伝説の中にだけ登場する魔獣。

 吐く息はあらゆるものを石化させ、羽ばたく風から猛毒が吹き荒れるという最凶生物。

 巨大で凶暴で恐れられる魔獣の狩猟時期ということは、どこかでコカトリスが生息してるということになる。本当だろうか。


 一角白鯨についてはこの場の誰も耳にしたことがない。普通の鯨にしても、海に馴染みのない人ばかりだからピンとこない。

 とにかく海の生き物の中で最大級に大きいということくらいしか知らない。見た事もなければ食べたこともない。そもそも食べられるのか。


 もしもそんな食材が手に入るというのなら、それはとても素晴らしいこと。

 インパクトも抜群。訪れた人もきっと喜ぶだろう。フラワーフェスティバルはチャリティーの側面はあっても、地産地消を掲げたものではないから遠方で手に入れたものでも構わない。

 売り上げが出れば、それは我々の成果として反映されて、就職活動や実績として申し分が無いほどの箔がつく。さらに売り上げランキングや来場者の人気投票で上位に入れば報奨金が出る。

 第1の目的はみんなに楽しんでもらうこと。当然、お金と名誉も欲しい。学生に頑張ろうという気にさせるシステムを考案したヘラさんは、人の心を掴むのが上手な人だ。


 かわいらしい顔をして意外にアグレッシブなユノさんの賛成を皮切りに、鶏肉と鯨肉の狩猟へ向かう方向に舵がきられた。

 自分たちで食材を獲れればそれだけ他に使えるお金が増える。

 それに珍獣ハンター体験なんてそうそうできるものじゃないと、上昇志向の強い面々は恐れを知らず大賛成。という自然の流れにユノさんが持っていった。

 なかなかの小悪魔っぷりである。


 私は流されるままに首を縦に振ったけど、みんなが賛成してるならそうしたい。実際、経験がないものだから口を挟むことができないでいる。

 何もしゃべらないと自分がそこにいないようで少し寂しい。

 だけどこればっかりは経験がないとどうしようもない。

 だから隙あらば積極的に話しかけていこう。

 知らない人ばかりというわけでもない。


 とりあえずのところ、鶏肉と鯨肉で鉄板焼きをメインに、端肉をひと塊にしてサンドイッチに詰めるという形となって今日のところはお開きとなる。

 完全な形にしてしまうと何かあった時に対応できないから、“とりあえず”決まった。

 最終的な決定は食材が揃ってから。でも準備は早いほうがいいので出発は明後日。

 急ピッチではあるがやるしかない。

 やるしかないのだっ!

 楽しみだっ!


 それにしても鶏肉かぁ…………鳥の和え酢。鳥和え酢。とりあえず。なんちゃって。

 今日の晩御飯は鶏料理にしようかな♪




~おまけ小話『鳥料理』~


すみれ「今日の晩御飯は手羽先の甘辛煮込み。鶏がらスープ。鶏肉の炊き込みご飯。胸肉のサラダ和え、ですっ!」


アルマ「うまうま~っ! すみれさんとシェアハウスできてよかった。マジで!」


キキ「うまうまですっ! 鶏出汁のきいた炊き込みご飯最高!」


ヤヤ「うままうまうまっ! 炊き込みご飯にスープを注いでおじや風にできます。1度に2度おいしい!」


ハティ「すごい! 全部おいしい! おかわりっ!」


すみれ「3杯目! 気に入っていただけたようでなによりです♪」


ウォルフ「ぶっちゃけ屋敷お抱えの料理人クラスのディッシュ。料理が大好きとか得意とかを超越してしまってる」


ティレット「本当に絶品ですわ。すみれさんなら今すぐにお店を構えてもよさそうな腕前ですね!」


エマ「す、すごい。どれもこれも本当においしいです。私もおいしい料理をたくさん作れるように精進します」


ガレット「すっごくおいしいです! それにしても今日は鶏尽くしなのですね。なにか理由があるのですか?」


すみれ「おっきな鶏さんを狩猟するって話しだから、鶏料理を作ってみました。画像をみんなにシェアしたので、反応待ちです。あ、ペーシェさんから返信だ。『今から晩御飯を食べに行きたい!』。え、今から!?」


ウォルフ「それは、『今から食べに行きたいくらいおいしそう』っていう意味だよ。本当にここに来るってわけじゃないから」


すみれ「そ、そうなんですか。今から来られても、もう食べる物がないのでどうしようかと思っちゃいました」


アルマ「でも気持ちはわかります。こーんなにおいしい料理なんですから。お腹の虫が鳴いちゃうのは仕方ありません。甘辛煮込みうまうまです。中まで味がしっかり沁み込んでてアルマ好みです♪」


すみれ「右側は普通のお鍋で煮たもの。左側のが圧力鍋様で煮たものだよ。圧力鍋様で煮たほうが味がしっかり沁みるから、濃い味好きな人はそっちがいいかも」


ガレット「それで私が食べた甘辛煮込みはそこまで味が濃くなかったんですね。せっかくなので味の濃いほうもいただきます」


ウォルフ「にしても残念だな。ペーシェとルーィヒはチャレンジャーズ・ベイ。グレンツェンの南側に住んでるから、晩御飯は一緒にしづらいんだよな」


ティレット「グレンツェンは比較的、治安がいいとはいえ、夜道は危ないですからね。男性の随伴があれば、また事情が変わってくるかもしれません」


すみれ「今度はお泊り会を開きましょう。それならきっと大丈夫ですよ」


ヤヤ「いいですね。グレンツェンのことももっと知りたいので、ぜひ、みなさんの話しを聞きたいです」






ペーシェ「――――返信が、来ない」


ルーィヒ「さっさと晩飯を済ませるんだな」

とりあえず。鳥の和え酢。

多分よだれ鳥的な食べ物なんでしょうね。


よく使われる”とりあえず”です。中途半端な印象がありますが、何かを作る時、最初からガチガチに固めてしまうと後でないかが起こった時に引き返さないといけません。さいあくやり直しです。

だから目的がはっきりしていても”とりあえず”まで仕込んでおいて、石橋を叩いて渡るわけです。最初に決めたルートがその通り行くなんてことは殆どの場合、稀ですからね。

なので作者はこの”とりあえず”という方法論を大切にしています。

そんな持論でした。

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